予報では悪化が予報され、どうなることかと思っていたが、結局、天気は持ってしまった。
職場を出るのが遅くなり、科学館に着いたのはすでに18:30過ぎ。駐車場には車がずらっと並んでいて、観望会はなんと参加者90人を越える盛況ぶり。昼間の内につくっておいたカノープスのレジュメをコピーして頂き、即席で看板をつくって、日時計広場に出しておいた。
プラネタリウムでの解説が終わって、4階に上がると一応、雲一つない空。ただし地平線近くはもやがかかっていて、ちょっとカノープスは望めそうにもない雰囲気。
まずはセットした望遠鏡・双眼鏡で、金星・土星・M42などを観望。そのうち木星ものぼってきて、「わーガリレオ衛星が見える」なんて
やっていた。
そんなこんなしているうち、カノープスの高度も上がってくる頃やと思って、もやの中の南の低空を、双眼鏡でなめるように探していると、
乳白色の空の中に、柿のようなオレンジ色の光が一つ。
「わっ、いた! カノープスや!!」
観望会参加者の大部分は16階の観測室に上がられた後だったので、実際にカノープスをご覧になれたのは20人くらいだったと思うが、まぁ、でも、けっこう難しい条件の中だったので、少しだけでも見ることが出来てよかった。
観望会終了後、集まった星の友の会のみなさんと、明石駅の近くでわぃわぃお茶して帰った。こんなひととき、大切にしていきたい。
本当は写真でも撮っておこうと思ったのだが、やってる最中はすっからかんに忘れていた(^^ゞ