塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2004年05月23日

C/2001 Q4 ニート彗星 5月23日

 昼間は薄曇りながら、夕方になって晴れてきた5月23日。
 すっかり太陽に近くなった三日月状の金星を眺めながら、暗くなるのを待つ。
 21時過ぎ、7×50双眼鏡を持ち出して、部屋の窓から彗星を探す……が分からない。やまねこ座の辺りで、近くに目立つ星がないのだ。ステラナビゲーターで位置を確認して、再度挑戦。あ〜あった。う〜暗くなった。約5等。う〜む、これはすっかり峠を越えたかなぁ。
 ま、でもしばらく双眼鏡で見ることは出来そうだ。

 次はリニア彗星だ。早くあがってこい。ついでに化けてくれ!


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伊能忠敬の日本地図展

 神戸市立博物館で、5月23日まで開催。
 最終日に連れ立って行く約束をしていたのですが、待ちきれなくて、前日の22日に抜け駆け。2,000円で年間フリーパスになる「ミュージアムカード」というのがあるので、受付でこれを作って、さっそく入館。

 神戸市立博物館はかつての銀行の建物を改装・増築したもので、入館するとデーンと吹き抜けのホール。そこの床面に復元された伊能大図が浜名湖から岡山の西側まで敷き詰められて展示されているのです。ラミネート加工されて土足で上がり放題なので、みんなしゃがみ込んで自分の街を探しています。

 それは最後のお楽しみにして、まずは3階。
 伊能図以前の日本地図の変遷をたどるコーナーから、展示がスタート。実は江戸時代にもなると、日本列島の形、そこそこの精度で捉えられているのです。長久保赤水の地図など、今でもそこそこいけるんじゃないかと思ってしまいます。
 ラランデの星表の複製品も置いてあり、「天狼」や「老人」の表記を見つけてニタニタしてしまう。そしていよいよ伊能図の登場。
 ででーん。
 これは何度見ても鳥肌もの。実は部屋に入ったときにすでにゾクゾクしていたので、今さら鳥肌というのはちょっと大げさ。最初に出ているのは深川と浅草の間を忠敬自身が歩測した実測図。子午線一度の長さを測ろうとした、彼の測量の第一歩的な一品です。そのうち機会があったら、これと同じルートを歩測してみたい。
 次は忠敬が東日本の測量を終えたときに編集した小図。「神戸市立博物館蔵」とあるから、借り物じゃなくて、ここの蔵品。いいものもってるやん。初めて見たぞ。う〜常設展で出しておいて欲しいです。
 次は江戸の大図。これ、東京の地図が頭に入ってないと面白くないんではなかろうか。渋谷なんか村ですぜ。
 そして鹿児島湾の大図。美しい!って実はこれは昨年末の東博の展示で見たのだけど、また再会できたのだねぇ。

 ……こんな調子で書いてるといつまでたっても終わらないので、お気に入りの展示をいくつかあげて終わりにします。

 測量器具関連では「錘揺球儀」。振子時計の一種みたいなもので、経度の測定に使おうとしたもの。結局、忠敬は経度の測定は出来なかったのですが、思いが十分伝わってきてしみじみしてしまいます。もう一つは「測触定分儀」。望遠鏡の接眼部につけて、日食月食の食分を測るもの。たぶん対物レンズの焦点面に目盛りが仕込んであるのでしょう。
 地図では中図が美しいと思います。特に東京国立博物館蔵品のものは色合いが好き。今回は関東だけの展示だったけど、もう地図の前に佇んでボ−ッと見入ってしまう。
 でも伊能家にあった副本の可能性もあるという東大総合研究博物館の中図と、完成度の高さは折り紙付きというフランス帰りの中図の色合いが意外に似ていて、もしかするとこちらの方が本来の色に近いのかな、なんて思ったり。
 前から見たいと思っていた国立歴史民族博物館所蔵の明石の大図も出品されていて、ラッキーでした。みんなアメリカ里帰りの大図の明石に見入っていたけど、歴民博の大図の方がオリジナルに近い位置にあるんですよ、たぶん。2枚を見比べると、遠方の山が描かれていたりいなかったり、地名が書かれていたりいなかったり、微妙な差異があって面白い。
 実は測線や地名以外はけっこう手抜きされているアメリカ帰りの大図の中で、明石の大図は家の屋根も省略せずに描かれているし、彩色もされているし、比較的丁寧につくられている。これは一枚欲しいなぁ。複製品が4万6,000円なので思いとどまりましたが、一桁安かったら手を出していたかもしれない。危ない。

 面白かったのは江戸末期や明治になって伊能図を元に編集・刊行された日本地図。本初子午線が京都だったり東京だったり、時代の狭間の変遷をかいま見ることが出来ます。
 それにしても神戸市立博物館、伊能図だけでもいっぱい抱えてるんじゃありませんか。知らなかった。少しずつでいいから、ふだんの展示でも見せて欲しいなぁ。

 終わりにしよう、と書きながら、こんなに書いてしまいました。
 本棚の肥やしになるが落ちなので、図録はなるべく買わないよう自制しているのですが、買っちゃいました。あ〜あ。東博の伊能図の図録も持っているというのに。
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2004年05月22日

星の友の会例会(2004年度第1回)

 こちらをご参照ください。
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2004年05月18日

C/2001 Q4 ニート彗星 5月18日

 日中久しぶりに陽が射すも、夕方には再び曇天。観望はあきらめていたのだが、家に帰りしなに空を見上げると、輝く木星! 西空には金星も出ているではないか。

 ということで、家に帰り着いたのは20時40分。ステラナビゲーターで彗星の位置を確認。まだ晴れているかどうか、部屋の窓から確認……したら、窓からしっかり、彗星の方角が見えている。現在のニート彗星の位置はかに座の北辺。高度が上がったから、家の窓から見ても近くの建物に隠されずに済む位置になっていたのだ。

 そうとなったら横着する。どのみち薄曇りで透明度の悪い空。窓から身を乗り出して、双眼鏡で彗星を探す……が分からない。ちょうど雲の濃い部分が、ししの大がまの西側にかかっている。ついてない。うみへびの頭は見えているので、ちょうどかに座のあたりだけ雲の向こうという感じ。う〜ん、ついてない。

 少し時間を空けて、21時頃に再挑戦。14日はダイレクトに彗星を探し当てたのだが、今日は無理で、プレセペ星団を探してから、彗星へと視野を移動する。
 あ〜いた!
 薄雲のせいか、どことなく暗めに見える。約5等級といったところ。彗星らしくボーっと広がったコマは見えている。う〜ん、近日点通過してしまったし、地球から遠ざかる一方だから、雲のせいだけでなく、本当に暗くなり始めているのかな?
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2004年05月14日

C/2001 Q4 ニート彗星 5月14日

C/2001 Q4 ニート彗星 5月14日

 5月14日、近日点通過前日。
 夕方、好天だったので、自転車をかっ飛ばして帰宅。急いでステラナビゲーターを立ち上げ、彗星の位置を確認。7×50双眼鏡と10cm屈折経緯台を担いで観測場所へ駈けのぼる。帰宅からの所要時間10分。このくらいの手軽さがいい。

 双眼鏡を空に向ける。かに座のあたりだから、ふたご座としし座のほぼ中間地点、と思って双眼鏡を向けたら、わっ、一発で視野に彗星が入ってしまった。先週見たときは、近くの明るい星からたどっていかないと分からなかったのに、う〜む、明るくなったものだ。高度が上がって見やすくなったというのも大きいが。

 双眼鏡を振ると、プレセペ星団と同じ視野に彗星を捉えることができる。再接近は15日なのだけど、この状態でもなかなか見事。次の費からしばらく天気が崩れるそうなので、当分見納めの覚悟をしながら眺め続ける。光度は約4等。楕円に広がったコマが、心なしか東側に伸びているような気がする。とはいえ尾が見えるわけではない。
 双眼鏡で思いの外はっきり見えたので、肉眼ではどうかと思ったのだが、こちらはやはり無理。神戸でも最上級の透明度になれば4等星までならいけるのだが、この時期の夕方ではそれを望むのは無理。

 家に戻ってコンパクトデジカメを引っぱり出して写真撮影に挑戦。液晶画面はほとんど真っ暗なので、適当に空に向けてシャッターを切る。バルブ設定がなく、最高で15秒露出。ノイズリダクション処理が終わるのを待ち、液晶画面で拡大した画像を見る。が、何が写っているのかよく分からない。何度かこれを繰り返しているうち、うみへび座の頭部の星の並びを発見。あ〜なるほど、そうと分かればそこからたどるのは早い。
 ほどなく液晶画面上のニート彗星を確認。淡い。でも写っている。なんとなく緑がかったボーっとした綿毛……というよりほとんど綿ぼこりだが、それでも写っただけ大したものだ。コンパクトデジカメも捨てたものではない。

 そうこうしているうちに、一時間近くも空を眺めていた。西空低くなりゆく彗星に別れを告げ、家路へと急いだ。っても3分もかからないのだが。
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2004年05月12日

夜光虫

夜光虫 塩屋の海岸では、5月から7月にかけて「夜光虫」を見ることが出来ます。ちょーっと生ぬるい感じの夜が、見ることの出来る確率の高い日です。写真にはあまり写らないのですが、目で見ると青白い光が波が打ち寄せるたびにボーっと巻き起こって、それはそれは幻想的な眺めです。最初見たときは感動して友達にメール送ったくらいです。
 ……昼間見るとただの赤潮なのは内緒です(^^;
posted by ふくだ at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 神戸のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月08日

C/2001 Q4 ニート彗星 5月8日

 天文科学館で臨時観望会。
 午後に入って、空一面にうろこ雲が広がる。海岸の公園で文庫本を広げて時間をつぶしていると、風がだんだん重く、冷たくなってくる。ふと仰ぎ見た西の空は、雲の色が白から鉛色に……こりゃ、あかん。

 プラネタリウムのある館の強みで、ドームの中でスライドと星空を使いながらの彗星講座と相成ったが、本物の彗星は来週15日におあずけ。
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わくわく天文講座

 星の友の会ジュニア会員……なんてのはないのだけど、天文科学館の友の会の会員のうち、主に小中学生くらいの層を対象にした天文講座。
 縁あって、彗星の話をすることになった。一般の人には耳慣れないであろう天文関連の言葉がついつい出てしまったり、いつのまにやら早口になってしまったり、なかなか難しい。なんとなく雰囲気のつかめないまま進んでしまって、気がついたら予定よりずいぶん早く話を終えてしまった。
 後半は天体望遠鏡を外に出して、組み立て実習と、昼間の金星の観望……となるはずだったが、朝は快晴だった空も薄曇り。なかなか思い通りにはいかないもの。
 むかーし、親子劇場の方向けに、観望会雨天バージョンの天文教室をやったことがあって、そのときはなんとか上手くしゃべれたものだが、毎回毎回同じようには行きませぬ。
 でも、講座中、ずっとおとなしくしていた子から、帰りがけに「ありがとうございました」と声をかけてもらえて、そんなことはちょっとうれしかったりします。
posted by ふくだ at 23:49 | TrackBack(0) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月07日

C/2001 Q4 ニート彗星 5月7日

 早めに帰宅するも、西空に雲がかかって、金星がやっとこさ見える状態。
 とても彗星の観望は望めず、観測断念。
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2004年05月06日

C/2001 Q4 ニート彗星 5月6日

 帰宅して速攻で機材を準備。ステラナビゲーターで彗星の位置を確認し、5日と同じ観望場所に登る。

 19:40過ぎに準備を終えるが、前日より透明度が悪い。おおいぬ座のしっぽと脚の三角形の星がすぐには見つからない。これは苦労しそうだ。
 しばらく視野を動かした上、19:44にニート彗星を確認。前日確認していただけ、イメージがつかみやすかった。機材は7×50双眼鏡と20×60双眼鏡。見え方はどちらも似たようなもので、ボーっとした拡散状。尾は確認できず。

 見た感じで、全光度が4.5等くらい、核光度がやはり4.5等くらいか。薄明中でもやのかかっている中なので、空の暗い場所で見たらもう少し明るいかもしれない。心なしか、昨日より少し明るくなっているように思った。今から思えば、昨日は透明度に救われたと思う。今日のもやのかかった空なら、おそらく昨日の低い位置では見つけることができなかっただろう。彗星が移動して高度が上がって幸いだった。
 10分ほどで高度が下がってもやの中に入り、確認困難に。まるで時間との戦いだ。
posted by ふくだ at 22:11 | TrackBack(0) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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