先日(2006.3.29)のアフリカ〜トルコ皆既日食は、1988年の
小笠原沖皆既日食の1サロス経過した日食だったのだそうです。当時は子どもでしたので、当然、船に乗って遠征など望むべくもなく、学校で曇り空の隙間から部分日食を眺めていました。
1サロスって、18年と10日と8時間です。途中で空白期間があるとはいえ、それだけ星とのつきあいも長くなったということです。
天文に関わり始めて、一番最初に周期を意識したのが、エンケ彗星の回帰でした。周期彗星では最短の3.3年。ちょうど星を見始めた頃に地球の近くにいて、それからしばらくして再び天文雑誌のデータ欄でエンケ彗星の名前を見たときには、なんだか歳を取ってしまった気がしたものです。
その次は木星。公転周期が約12年ですから、だいたい1年ごとに黄道12星座を一つずつ巡っていくことになります。東アジア的感覚では、12年は干支の周期と一緒です。星好きになった頃と同じ場所に木星が戻ってきたときは「ついに一回りか」と感慨深いものがありました。
それより長くなると、土星の公転。29年ですから、当分先です。
天王星より遠くの惑星は、肉眼で見ることはないので、ちょっとなじみがありません。
そうすると、ハレー彗星あたりが、私の感じることの出来る「一回り」の中で、いちばん周期の長いものになりそうです。次回は2061年……ちょっと自信ありません。