2006年08月30日

The Dish(月のひつじ)

 "The Dish" という映画があります。邦題は「月のひつじ」。
 1969年7月のアポロ11号、アームストロング船長の歴史的な第一歩を中継したのは、オーストラリアの田舎町だったという実話を元にした映画です。コメディタッチながら、ほんわか感動を誘われる秀作で、これを観た衝動でオーストラリアまで出かけてしまいました。

 DVDがたまたま半額以下で売られているのを見つけて、即、注文してしまいました。久々に観たのですが、パークス天文台の電波望遠鏡が、ほれぼれするほどカッコいいです。

 観た後でパークス天文台で検索をかけていたら、JAXAキッズにレビューがあるのを見つけました。で、関連データのWEBサイトにうちのサイト内のパークス訪問記が紹介されていたのにびっくり。いつの間に(汗)
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2006年08月28日

元素に見る太陽系

 8月27日の天文科学館での講演会の中で、惑星の名前を取った元素のことが話題になりました。今まで知らなかったのですが、ウランは天王星のウラノス、プルトニウムが冥王星のプルートから命名されたのだそうです。もう一つ海王星のネプチューンから命名されたネプツニウムがあるのですが、こちらはあまり有名ではありません。
 なによりウランやプルトニウムといった、ニュースでしょっちゅう名前を聞く元素が、天体の名称を元にしていたことに驚きでした。

 ということで、他にもそんなものがあるのかないのか、調べてみました。といっても、元素は110いくつかしかありません。それでも結構たくさんあるのです。

2 ヘリウム 太陽。ギリシア神話の太陽神ヘリオス(Hellios)から。
34 セレン 月。ギリシア神話の月の女神セレーネから。
46 パラジウム 小惑星パラスから。
53 テルル 地球。ラテン語で地球を意味するTellusから。
58 セリウム 小惑星矮惑星セレスから。
92 ウラン 天王星(Uranus)から。
93 ネプツニウム 海王星(Neptune)から。
94 プルトニウム 冥王星(Pluto)から。

 太陽や月や地球あたりには驚きませんが、セレスやパラスはびっくりです。小惑星の名前が元素になっているなんて、化学の教科書には書いていませんでしたよ(たぶん)。

 神様の名前を付けた元素も多いので、天体の名前と同じ語源の元素もいくつかあります。

22 チタン ギリシア神話の巨神族/土星の衛星。
61 プロメチウム ギリシア神話のプロメテウス/土星の衛星。
77 イリジウム ギリシャ神話の虹の女神イリス/小惑星。
80 水銀 ローマ神話のマーキュリウスから。/水星。

 周期表は太陽系の縮図だったのですね。
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2006年08月27日

小惑星→矮惑星「セレス」

 "dwarf-planet"の正式な和訳はまだ固まっていないのですが、とりあえず「矮惑星」としておきます。

 今日は天文科学館で、緊急講演会「どうなる惑星の数」がありました。野外天体観測会から帰ってきたばかりなのに、そのまま参加。学芸員の井上さんの解説で、過去2000年に渡っての惑星を巡るあれこれのお話で、とっても面白かったです。
 かつては惑星は5つとされていて、これは水・金・火・木・土のおなじみの星々。これがやがて6つになるのですが、新たに加わったのはなんだと思いますでしょうか。
 なんと地球なんですね。コペルニクスの地動説で、初めて地球は太陽の周りを回る惑星の仲間入りをしたのです。へぇ〜。

 講演会の後の観望会では、「セレス」を眺めました。先日の国際天文学連合の総会で、当初案では惑星の仲間入りをするかもしれないと騒がれた天体です。

 実は私、今まで小惑星をこの目で見たことがなかったので、今日が最初の機会になると楽しみにしていました。40cm反射望遠鏡でも、さほど明るく見えるわけではないのですが、それでも初めて見る天体というのは、感慨深いものがあります。

 「いやぁ、この歳になって、生まれて初めて、小惑星を見ましたよ」と漏らしたら、井上さん曰く、

 「あぁ、それはよかったですねぇ。でもセレスは『矮惑星』なので、小惑星ではなくなってしまったんですよ。小惑星ではなくて、残念でしたねぇ」

だって。そ、そうだったのか。

 ということで、今日は、生まれて初めて「矮惑星」を見た日になりました!?
 それでいいのだ〜♪
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2006年08月26日

冥王星 その2

06-08-26_12-20.jpg 明石市立天文科学館では、惑星の展示コーナーにセレスやカロンなど、今回のIAU総会で話題になった天体が加えられました。

 太陽系の奥深さが、よりいっそう感じられるようになった気がします。
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2006年08月25日

冥王星

 実際に自分の目で見たことがある人、どのくらいいらっしゃるのでしょうか。

 夜空での明るさは約13〜14等級。
 理論上は口径30cm程度の望遠鏡なら限界等級を上回るのですが、限界等級ぎりぎりの星を慣れない人が見るのは困難ですし、背景の空が明るければ難易度は更に高まります。明石市立天文科学館の40cm反射望遠鏡では事実上無理で、神戸近辺だと西はりま天文台のなゆた望遠鏡でないと難しいのではないでしょうか。

 かくいう私も、冥王星を見たことはありません。おそらく相当な天文ファンの方でも、実際に見たことがある人は少ないと思います。ニュースで街の人のコメントをいろいろと流していましたが、みんな見たこともない星のことを、あれこれ気にかけているんだよなぁと思うと、なにやら愉快でした。

 ところで、今回定められた定義では、太陽系の惑星は8つと決まったわけではありません。もちろん現状では水金地火木土天海の8つなのですが、今後海王星軌道の外側で、

1. 太陽系の惑星とは、(a)太陽の周りを回り、(b)じゅうぶん大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、(c)その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった天体

に該当する天体が見つかる可能性だって十分あるわけです。


 それから冥王星を発見したトンボーは、第九惑星の発見者から、「トランス・ネプチュニアン天体(海王星以遠天体)」の最初の発見者となります。他のトランス・ネプチュニアン天体が発見されるのは1990年代以降です。世人に60年も先だって偉業を成し遂げた大先達ということで、その業績は何ら輝きを失うものではありません。


 面白かったのは、ニュースに出ていた占星術師のコメント。冥王星が惑星でなくなって、運勢が変わるのはいつからですか、というリポーターの質問に対し、
 「余韻が残るので、そうすぐに変わるものではありません」
 なんとなく、人間社会への影響を表現しているようで可笑しかったです。


 すこしだけホッとしているのは、冥王星を目指しているニューホライゾンズ探査機かもしれません。2006年1月に打ち上げられて、現在順調に航宙中なのですが、もし今回の決定がもう少し早かったら、予算を付けてもらえなかった可能性があります(ニューホライゾンズ自体が復活ミッションなのです)。この探査機にはトンボーの遺灰が積まれていて、ついでに私の名前も刻んでもらっています。2015年7月の冥王星接近が楽しみです。
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プラネタリウム「プラネテス」

 「プラネテス」は週刊モーニングに掲載されていた幸村誠の漫画です。2075年のスペースデブリの回収業者を舞台にしたSFで、後にNHK-BSでアニメーション化されました。

 作品は知っていたのですが、なかなか本屋に置いていなくて、今年になってから原作を読みました。これが面白くて、アニメも観てみたのですが、これもまた原作に劣らず面白い。で、これがプラネタリウムの番組になっているというので、観てきました。

 以下、内容に触れているので、ご注意ください。
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2006年08月22日

臼田宇宙空間観測所

06-08-22_10-09~00.jpg 細い道路をえんえんと登り詰めた先にあります。感動的な大きさのパラボラアンテナです。
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2006年08月21日

野辺山宇宙電波観測所

06-08-21_14-59~00.jpg 上向いて休憩中(たぶん)の45m電波望遠鏡。こういうところにひっきりなしに見学者がやって来ることにもびっくり。

 パラボラアンテナが天を仰ぐ姿は、理屈抜きで何か心に響くものがあります。
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2006年08月20日

JAXAi

06-08-20_15-30.jpg 東京駅丸ノ内北口そばのビルの2階にあります。

 同じビルに丸善も入っているので、発車待ちの時間つぶしに最適。
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川崎市立青少年科学館

06-08-20_10-56.jpg 岡本太郎美術館のついでに……という訳でもないのですが、せっかく同じ敷地なので、寄ってみました。

 ここの投影は、解説員の語りがすばらしいです。メガスターは恒星原盤が代わったのか肉眼で見える星の等級差が分かりやすくなったように思いました。

 写真は昼間の天体観測会。プロミネンスを見せて頂きました。
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2006年08月19日

渋谷で星見

06-08-19_21-10.jpg五島プラネタリウム天文資料にて、星空観察。渋谷でも夏の大三角は北十字くらいは見えるものです。
みんなで寝転んで、双眼鏡でこと座の星を数えます。
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満員御礼

06-08-19_16-17.jpgサンシャインスターライトドーム満天にて。そりゃないっすよ(^_^;
うーん、でもこれは、喜ぶべきことか。
「銀河鉄道の夜」の評判がいいらしいので、観たかったのですが、残念。関西で上映ないものでしょうか。映画じゃないから、難しいか。
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タイムドーム明石

06-08-19_14-14.jpg天文科学館ではありません。
「プラネテス」の投映を観てきました。ビデオプロジェクターによるデジタルプラネなので、ドーム中央に投映機がありません。けっこう面食らいました(^^ゞ
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町田市立博物館

06-08-19_09-56~00.jpg企画展で「星空にあこがれて プラネタリウムと天体望遠鏡」を開催中。天文古資料といい、五藤光学協力のプラネといい、昔の望遠鏡といい、野尻抱影といい、充実した内容です。科学館でなく、博物館の視点なのが面白いところ。無料で観ていいなんて、太っ腹です、町田市さん(行くまでが遠いですけど)。
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2006年08月15日

リンク集

 リンク集を修正しました。
 実は天文科学館の友の会の方に、リンク切れを指摘して頂きました。自分で自分のリンク集を使っていないことが発覚してしまいました。

 以前はけっこう熱心にメンテナンスしていたのですが、最近は自分が訪問するサイトはブラウザのブックマークに登録してしまっていますし、ブログなどはRSSを利用したサービスで更新を確認しています。おかげで今回は、半年ぶりの更新となった次第。サイトの説明文も2年ほどいじっていないものもあって、合わせて修正しました。
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2006年08月14日

南のひとつ星

 横着して、窓から見える星を眺めています。

 南東側の窓の正面に、ポツンと明るい星が一つ見えます。アンタレスはとっくに沈んでいるし、やぎ座のあたりにはあんな目立つ星はないよなぁと、ステラナビゲーターを起動。

 びっくり。フォーマルハウトでした。

 だって、まだ8月ですよ。日付変わる時刻になっていませんよ。
 おまけに今日も熱帯夜ですよ。

 それなのにもう秋の一つ星ですか。

 星空の季節は、確実に移り変わっていきます。

 ところでこの星を見ると、今井美樹の「PRIDE」を思い出すのは、きっと、以前、渡部潤一さんの本を読んだからに違いありません。
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2006年08月13日

納涼フェスティバル2日目

 1日目の分とあわせてレポート書きました。

 今日は最終投影のプラネタリウムコンサートだけ見に行ったのですが、不覚にも開始時刻を間違って覚えていました。17:10なのに、18:30だと勘違いしていたのです。それって今日の閉館時刻。
 明石には16時半に着いていたのですが、館に直行せず、茶店でかき氷食べながら時間つぶしていたことが傷口を広げました。

 なんというか、慢心が招いた不測の事故と申しましょうか。時の街明石では、時刻の確認を怠ることは許されないのです。
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納涼フェスティバル

 12日から15日まで天文科学館で開催中(14日もオープン)。

 私も初日に行ったのですが、まだレポートはまとめていません。
 春田さん河野さんがブログを書かれていらっしゃいます。この手際の差に、年齢差も感じてしまいます(^_^;

 シゴセンジャーは、ブラック星博士がシリーズ最高(?)の大暴れをしています。登場の拍手が正義の味方より大きいのです。悪役なのに。投影後はブラック星博士と握手したり、一緒に床に寝ころんだ姿をカメラに収めているお客さんもいました。こうやって日本人は時間にルーズになっていくのです(違う)。

 そういえば、館内で見かけた女の子が「♪プラーネターリウムにーうつしださーれーるー」と、シゴセンジャーのテーマソングを繰り返し口ずさんでいました。まだCDは発売されていないというのに、通い詰めて覚えてしまったのでしょうか。

 プラネタリウムは1回目がシゴセンジャー、2回目が一般投影、3回目が日替わりの特別投影、4回目がコンサートと、朝からぶっ通しで違う番組を楽しめます。明石は入場料を一回払えば何度でもプラネ見ほうだいなので、これはお得です。

 惜しむらくは、明石のローカルヒーローの競演、「軌道星隊シゴセンジャー&迷惑駐輪ナクスンジャーショー」が初日限定だったことでしょうか。明らかに息の合っていない競演をことごとくアドリブで笑いに持っていく抱腹絶倒のショー。迷惑駐輪の自転車でコケて、パワーを失うシゴセンジャー(弱すぎ)。悪役「迷惑カケルンダー」の、運動神経よさそうな割にはどこか頼りなさげな雰囲気が絶妙でした。
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2006年08月07日

司馬遼太郎記念館

司馬遼太郎記念館 8月6日に足を運んだ司馬遼太郎記念館。大阪府東大阪市にあります。
 司馬の自宅をそのまま保存し(書斎のみ屋外から見学可)、隣接した敷地に彼の著作と蔵書の展示をメインにした展示館が建っています。安藤忠夫の設計ですが、彼にしては珍しく、強引さを控えた、周囲に調和した素直な建物です。

 司馬遼太郎の作品を初めて読んだのは中学生の頃で、手に取ったのは「項羽と劉邦」でした。ふつうは「竜馬がゆく」あたりだろうと思うのですが、変な奴だったに違いありません。

 カラッとしたサクサク読める文章なので、学生時代には気分転換がてらにずいぶん文庫本を読みました。小説では「菜の花の沖」がお気に入り。随筆では「故郷忘じがたく候」。でも一番好きなのは「街道をゆく」の「奈良散歩」です。

 神戸を巡っては、「義経」の一ノ谷、「菜の花の沖」の兵庫津、「竜馬がゆく」の神戸海軍繰練所、「坂の上の雲」では子規が療養する須磨、街道をゆくの「神戸散歩」。それから「世界でただ一つの神戸」を忘れるわけにはいきません(これを取り上げた神戸新聞の社説もいいです)。

 司馬遼太郎が亡くなったのは1996年の2月。今年がちょうど、10年目です。
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2006年08月06日

初すばる

 寝付けない夜、窓を開けると、すっかり季節の移り変わった空。

 東の空に、すばるが見えました。初すばるです。
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