河口慧海『チベット旅行記』(2)〜(5)
R.A.ハインライン『宇宙船ガリレオ号』
2007年04月30日
2007年04月26日
3Dメガネ

最近なにかと入り用なので、作りました。例えば
・はやぶさによるイトカワの3D画像(movファイル・要QuickTime)
・STEREOによる太陽の3D画像
※両方とも星が好きな人のための新着情報経由
文具屋で4色5枚セットのセロファンを買ってきて、工作時間30分。私が買ったセロファンだと赤を2枚重ねしないと青画像が透過してしまうので、その分作り直すのに余計な時間がかかりました。
たまに雑誌の付録にこういう赤青メガネが付いてくるのですが、たいていセロファン部が円形にくり抜かれていることが多く、これが見やすさの点では難ありです。目幅が人によって違うことを考慮していないことと、人間の視線は横方向に動くせいか、視界が窮屈なのです。
ということで、横長の赤青メガネをつくりました。右部分の余白が広いのは、持ち手です。そういえば、むかーし、科学万博のソニージャンボトロンの3Dメガネがこんな形でした(偏光方式でしたけど)。
しかし、あと数十個つくれるくらいのセロファンが余ってしまいました。赤セロファンは懐中電灯にでも巻いておこうかな。
当面のイベント情報(ご近所篇)
メモメモ。
●明石市立天文科学館「わくわくフェスタ」
・2007年5月3日(木・休)〜6日(日) 詳しくは下記URL
http://www.am12.akashi.hyogo.jp/wakuwaku2007.html
※特別展:加藤詩乃「あのころの星空」
「西明石天文同好会天体写真展」↑←(〜5月20日)
シゴセンジャーも登場。晴れたら玄関前で、星の友の会で太陽観望会をやる予定です。
●日本スペースガード協会関西支部 第28回茶話会
・2007年5月12日(土)13:30〜16:30
神戸市勤労会館305号室
演題:「小惑星の大きさ」、講師:長谷川一郎 先生
参加費: 300円
毎回の例だと、終わった後は、近所の喫茶店でお茶の時間があると思います。
●平成19年度第1回花山天体観望会 「土星と金星」
・2007年5月19日(土)19:00〜22:00
京都大学大学院理学研究科花山天文台
要事前申込(5月2日〆切)詳しくは下記URL
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/
花山天文台にはツァイス製の45cm屈折というすごい望遠鏡があるので、いちど覗いてみたいのですが、今回は日程的に無理かなぁ。
[おまけ]イケMEN温泉
http://eonet.jp/ikemen/
注目はVol.33 シゴセンジャーグッズが当たるらしいですよ!(〜5月9日)
●明石市立天文科学館「わくわくフェスタ」
・2007年5月3日(木・休)〜6日(日) 詳しくは下記URL
http://www.am12.akashi.hyogo.jp/wakuwaku2007.html
※特別展:加藤詩乃「あのころの星空」
「西明石天文同好会天体写真展」↑←(〜5月20日)
シゴセンジャーも登場。晴れたら玄関前で、星の友の会で太陽観望会をやる予定です。
●日本スペースガード協会関西支部 第28回茶話会
・2007年5月12日(土)13:30〜16:30
神戸市勤労会館305号室
演題:「小惑星の大きさ」、講師:長谷川一郎 先生
参加費: 300円
毎回の例だと、終わった後は、近所の喫茶店でお茶の時間があると思います。
●平成19年度第1回花山天体観望会 「土星と金星」
・2007年5月19日(土)19:00〜22:00
京都大学大学院理学研究科花山天文台
要事前申込(5月2日〆切)詳しくは下記URL
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/
花山天文台にはツァイス製の45cm屈折というすごい望遠鏡があるので、いちど覗いてみたいのですが、今回は日程的に無理かなぁ。
[おまけ]イケMEN温泉
http://eonet.jp/ikemen/
注目はVol.33 シゴセンジャーグッズが当たるらしいですよ!(〜5月9日)
2007年04月22日
一家に1枚 宇宙図 その2
我が家にも貼ってあるのですが、ふと気付いたこと。
「私たちの見ることが出来る最遠の宇宙」が約130億光年先のなのですが、「実際に私が見ることが出来る宇宙の範囲」ってどのくらいなのでしょう。
肉眼でいえば、220万光年先のアンドロメダ銀河。
アマチュアの天体望遠鏡でまずまず気軽に見ることが出来る範囲となるとメシエ天体の銀河となりますが、おとめ座銀河団のあたりで大体5,000万光年前後。実は億の単位の距離の天体は、メシエカタログにありません。
もちろんメシエカタログにない銀河で遠いのに見えているものもあるかもしれませんが、大きな差はないでしょう。
となると、宇宙図の中で、私が見ることが出来るのは、せいぜい「6500万年前:恐竜絶滅」あたりまで、となります。肉眼だと「700万年前:人類誕生」よりもう少し手前まで。ふだん見ている星空は銀河系内のごく近傍ですから「科学の誕生」あたりまで。
ふだん感じている宇宙と、科学の最先端が挑んでいる宇宙の間に、かくも大きな差があることに驚きます。一方で、たかだか一光秒の範囲しか足を運んだことのない人類が、はるか時空のかなたまで認識の範囲を広げてきたことにも改めて驚かされます。なんかすごいものを見てしまった気分です。
「私たちの見ることが出来る最遠の宇宙」が約130億光年先のなのですが、「実際に私が見ることが出来る宇宙の範囲」ってどのくらいなのでしょう。
肉眼でいえば、220万光年先のアンドロメダ銀河。
アマチュアの天体望遠鏡でまずまず気軽に見ることが出来る範囲となるとメシエ天体の銀河となりますが、おとめ座銀河団のあたりで大体5,000万光年前後。実は億の単位の距離の天体は、メシエカタログにありません。
もちろんメシエカタログにない銀河で遠いのに見えているものもあるかもしれませんが、大きな差はないでしょう。
となると、宇宙図の中で、私が見ることが出来るのは、せいぜい「6500万年前:恐竜絶滅」あたりまで、となります。肉眼だと「700万年前:人類誕生」よりもう少し手前まで。ふだん見ている星空は銀河系内のごく近傍ですから「科学の誕生」あたりまで。
ふだん感じている宇宙と、科学の最先端が挑んでいる宇宙の間に、かくも大きな差があることに驚きます。一方で、たかだか一光秒の範囲しか足を運んだことのない人類が、はるか時空のかなたまで認識の範囲を広げてきたことにも改めて驚かされます。なんかすごいものを見てしまった気分です。
2007年04月19日
宇宙桜
1年半前に植えられたものですが、さっそく昨年から花を付け始めたのだそうです。昨年は見逃してしまったので、今年は見に行きました。といってもさすがに時季はずれで、いかに開化の遅いエゾヤマザクラといっても、もう散りはじめ。残っていた花を携帯電話のカメラでパチリ。
仕事がお休みだったので、サイクリングで天文科学館に行き、一家に一枚宇宙図も頂いてきました。このシリーズは、これで3枚揃い踏みです。
2007年04月18日
ミイラと古代エジプト展
神戸市立博物館で3月17日から6月17日まで開催している特別展です。神戸市博は常設展だけでもなかなか充実した展示なのですが、広大な特別展示が3室あり、そこを利用して随時、特別展を催しています。南蛮美術や古地図については国内屈指のコレクションを収蔵しているので、単館の企画展もありますし、他の博物館・美術館と連携しての巡回展も行います。
今回の「ミイラと古代エジプト展」も巡回展で、昨年10月から今年2月までは東京国立科学館での展示が行われていました。
平日というのになかなかの混みようで、展示のガラスケースの前には常に人だかりが出来ています。待ち時間はないのですが、ケースの前の人の流れに任せてゆるゆる見ていたので、全部見終えるのに1時間以上かかりました。土日休日の混み具合を考えると何やら恐ろしい気もします。
今回の展示物は大英博物館から運んできたもので、市博1階のフロアは英国直輸入のミュージアムグッズがたくさん並んでいて面白かったです。ロゼッタストーンのジグソーパズルやマウスパッドなんて、思わず買いそうになってしまうじゃないですか。
海洋堂がつくったミイラのフィギュアというのもありました。二重の棺に包帯で巻かれたミイラまで再現してあるのですが、部屋には置きたくないです。笑ってしまったのはミイラの棺のペーパークラフト。誰が作るのでしょう(笑)。
最近は国内の博物館・科学館のミュージアムショップも面白くなってきていますが、まだまだ本場には学ぶべきものがあるなぁと変なところで感心して帰ってきました。
2007年04月14日
火星食
職場にミニボーグを担いでいったのですが、残念ながら、潜入の時間帯はちょうど月の方向に雲がかかっていました。
透明度はよかったので、晴れさえしてくれれば、火星も見ることが出来るかと思ったのですが。
透明度はよかったので、晴れさえしてくれれば、火星も見ることが出来るかと思ったのですが。
2007年04月12日
哲学の道・銀閣寺
といっても、午後には新幹線で東下するというので、あまり時間もとれません。そこで、南禅寺わきから「哲学の道」を散歩して、銀閣寺を見てきました。
哲学の道の桜の盛りは過ぎていましたが、花びら舞い散る散歩道も素敵でした。月曜日というのに、えらい人出でした。
銀閣寺は初めて足を運んだのですが、寺ではなく、足利将軍の別宅だったというのがよく分かりました。ついでにいえば、建物ではなく、庭を見る場所です。こんな庭を造ってるから、足利幕府の屋台骨が傾いじゃうんですよ。
銀閣は痛みを感じるくらいの寂び具合。二階が必要以上に重量感があるのも、好みでないのです。むしろ建物として清々しいのは、東求堂のほう(写真)。銀閣の影に隠れがちですが、こちらも国宝。
なんだかんだ言っても、一度は見ておいてよかったです。
2007年04月11日
日没
今日は早めに職場を出たのですが(でも次の行き先も仕事がらみ)、西の空にまだ太陽が残っていることに気付きました。近ごろはアルクトゥールスを見ながら帰る日も多かったので、夕空の太陽を見るのも久しぶり。
駅まで歩く間に、ちょうど太陽が山の端に差し掛かりました。
陽が沈む瞬間を見るのも、本当に久しぶりでした。間違ってグリーンフラッシュが見えたらうれしいなと思ったのですが、もちろんそんな美味い話はありませんでした。
※写真は携帯電話のカメラで撮影したものを加工。
2007年04月09日
ミニボーグ50C・続
いろいろ組み替えて遊んでいるうちの一例。ミニボーグ50本体+EMS-S旧式(松本式正立ミラーシステム)+接眼ヘリコイド+ペンタックスXL21mm。
ミニボーグ50は筒外焦点距離が短いので、ミニドローチューブは外しています。M57ヘリコイドSも使っていません。これで、XL21mmでギリギリ無限遠のピントが出ます。でも、それって天体セットを買った意味がない。
鏡筒の前後のバランスは悪いのですが、そもそもの全重量が軽いので、なんとかなっています。
倍率11倍、見かけ視界65度、実視野6度、なおかつ正立像と、かなりご機嫌なRFT(広視界望遠鏡)です。うみへび座の頭部がすっぽり収まるくらいって、ちょっと分かりにくい例えですね(^_^;
だいたい7×50双眼鏡と似たような雰囲気の視野なのですが、見かけ視界が広いのと、倍率が若干高い分、バックの空が多少暗くなるので、星団などは見やすそうです。
この組み合わせで、XL5mmを付けて土星を見てみましたが、なかなかシャープです。双眼鏡レンズを流用した自作77mm屈折より、一段上をいく像です。ただし、本体の模様やカシニの間隙は見えていません。50倍だと像が明るすぎるので、もう少し倍率を上げたら違うのかもしれませんが、手持ちの接眼レンズでは、これ以上の倍率は無理なので、確認できないのが残念。
三脚込みの一式を片手で余裕で持ち運べるのはすばらしいです。リュックに入るくらいの小型の三脚を買ってくれば、マジで旅行に持っていけそうです。
2007年04月08日
姫路城(兵庫県姫路市)
姫路城へ行って来ました。桜が満開で、花見客で大混雑。私は基本的に人混みを避けて行動するのですが、家族が行きたがっていたので、あえて突撃しました。
城跡に桜を植えまくるなんて、誰が考えたのでしょう。
疲れはしましたが、それだけの甲斐のある眺めでした。でも、ほんとに疲れた……
4月6日の「城の日」の前後は、通常の見学コース以外の建造物も公開されていて、ちょっとお得な気分。写真はその特別公開の「化粧櫓」から見た天守閣です。
何度か戦禍にさらされる危機もあった姫路城ですが、戊辰戦争の罹災を回避した立て役者が兵庫津の人だということはあまり知られていません。司馬遼太郎『菜の花の沖』にも登場する北風家の末裔、北風正造がその人です。
姫路城が新政府軍の攻撃を受けようというとき、北風正造が仲介に乗り出し、彼の献金で戦争が回避されました。北風家は正造の代で没落してしまい、今では兵庫大仏の能福寺に石碑が一つ残るだけなのですが、もう少し大切に扱ってあげたいものです。
続きを読む
ミニボーグ50C
これ以上、小型の望遠鏡を増やしてどうするのだと思いつつ、ついBORGのB品セールでポチッとやってしまいました。
どのあたりがB品なのかよーく見てみたのですが、対物レンズに微少なキズが2ヶ所ほどありました。そのうち埃が付いたら分からなくなりそうな程度で、実用上は全く問題ないレベル。これで市価の2/3ならお買い得というものです。
# BORGの製品て、B品しか買っていないような気が……
先ほど、雲間の土星を見てきましたが、50mmなりの見え方はしているようです。焦点距離が250mmしかないので、5mmの接眼レンズを付けても50倍にしかならないんです。あたりまえですが、輪はしっかり見えました。双眼鏡素性のレンズと比べると、若干シャープな印象ですが、これはきちんと並べて比較しないと何とも言えません。
実は去年もこの時期に望遠鏡を買っているんですね。桜の時期は浮かれているのでしょうか。困ったものです。
2007年04月06日
ライトアップ
以前にも書いたことがあるのですが、私はライトアップ自体に反対しているわけではありません(だいたい神戸は夜景を観光の目玉の一つにしている街です)。
とはいえ、ライトアップされた建物に違和感を感じることが多いのも事実です。ただ、照明技術に興味はないので、理由を深く考えたことはありませんでした。
そんな中、「なるほど」と感じさせられたのが以下の記事。名古屋市科学館天文情報のブログで紹介されていた、パリのオペラ座のライトアップです。
・「パリに行ってきました3」(From Planetarium/2007.2.18)
思わず膝に手を打ってしまったのですが、私が感じた違和感もこれなのです。
近所でいえば、例えば姫路城や大坂城の天守閣。それから明石海峡大橋主塔のライトアップも、下から上に照らしあげるもの。雲が低いときなど、2本の主塔の上に光の輪が2つ出来ていて、最初に見たときはUFOかと思いました。
これらは建造物を舞台に、光が主役を張るライトアップです。たまに見るなら、きれいで面白いものだと思います。
でも、毎夜この姿を浮かび上がらせるのは、どうでしょう。ふだんの建物の姿があってこそ、例えばイベントの時などに光を主役にしたライトアップが活きると思うのです。
下から上への照明は、例えは悪いのですが、肝試しの時などに、あごの下に懐中電灯を当てて、顔を照らし上げているのと同じ状態です。ハレの舞台だからこそ受け入れられる異形の姿も、毎日のようにさらされては、見る側も疲れてしまいます。
そうした意味では、デザインだけでなく、ライトアップの運用にも課題があるのかもしれません。
実は姫路城・大坂城・明石海峡大橋とも、石井幹子さんのデザインによるライトアップです。
照明デザインの第一人者と言われている方ですが、おそらく、日本にライトアップの概念を持ち込む際に、演出効果も含めてハレのデザインを用いられたのかと思います。
しかしながら、各地でライトアップが一般化した現在、照明デザインの在り方も再検討する必要があるのではないでしょうか。
エネルギー消費の観点からはいうまでもなく、その上で日常的にライトアップをするというのなら、パリで行われているような、建物の元の姿を活かした、周囲の日常の景観と共存できる照明にしていくべきではないかと思うのです。
もちろん「日常の景観」には星空も含まれます。
そうした意味では、日本のライトアップは、まだまだ発展途上だと思いたい。導入して半世紀も経っていないのですから、現在は行き過ぎや弊害があちこちで出てきている段階で、いずれ環境とも景観とも生活とも共存できる姿に落ち着いていくものと信じたいものです。
「美しい国」企画会議の話を聞いて、そんなこんなを考えて、そこはかとなく不安になってしまったのでした。
とはいえ、ライトアップされた建物に違和感を感じることが多いのも事実です。ただ、照明技術に興味はないので、理由を深く考えたことはありませんでした。
そんな中、「なるほど」と感じさせられたのが以下の記事。名古屋市科学館天文情報のブログで紹介されていた、パリのオペラ座のライトアップです。
・「パリに行ってきました3」(From Planetarium/2007.2.18)
思うに、これは、光害対策なんてことを考えてないと思うのです。どうやって、このすばらしい建造物を美しく見せるかだけを深く追求したように思えてならないのです。自然界での光源(太陽や月)はいつも上にあり、朝夕の斜光線は街の陰影を深め、美しくします。そこで、デザインの観点からも自ずと光線の向きは斜め上から見下ろしになります。
思わず膝に手を打ってしまったのですが、私が感じた違和感もこれなのです。
近所でいえば、例えば姫路城や大坂城の天守閣。それから明石海峡大橋主塔のライトアップも、下から上に照らしあげるもの。雲が低いときなど、2本の主塔の上に光の輪が2つ出来ていて、最初に見たときはUFOかと思いました。
これらは建造物を舞台に、光が主役を張るライトアップです。たまに見るなら、きれいで面白いものだと思います。
でも、毎夜この姿を浮かび上がらせるのは、どうでしょう。ふだんの建物の姿があってこそ、例えばイベントの時などに光を主役にしたライトアップが活きると思うのです。
下から上への照明は、例えは悪いのですが、肝試しの時などに、あごの下に懐中電灯を当てて、顔を照らし上げているのと同じ状態です。ハレの舞台だからこそ受け入れられる異形の姿も、毎日のようにさらされては、見る側も疲れてしまいます。
そうした意味では、デザインだけでなく、ライトアップの運用にも課題があるのかもしれません。
実は姫路城・大坂城・明石海峡大橋とも、石井幹子さんのデザインによるライトアップです。
照明デザインの第一人者と言われている方ですが、おそらく、日本にライトアップの概念を持ち込む際に、演出効果も含めてハレのデザインを用いられたのかと思います。
しかしながら、各地でライトアップが一般化した現在、照明デザインの在り方も再検討する必要があるのではないでしょうか。
エネルギー消費の観点からはいうまでもなく、その上で日常的にライトアップをするというのなら、パリで行われているような、建物の元の姿を活かした、周囲の日常の景観と共存できる照明にしていくべきではないかと思うのです。
もちろん「日常の景観」には星空も含まれます。
そうした意味では、日本のライトアップは、まだまだ発展途上だと思いたい。導入して半世紀も経っていないのですから、現在は行き過ぎや弊害があちこちで出てきている段階で、いずれ環境とも景観とも生活とも共存できる姿に落ち着いていくものと信じたいものです。
「美しい国」企画会議の話を聞いて、そんなこんなを考えて、そこはかとなく不安になってしまったのでした。
2007年04月05日
宇宙年鑑2007
『宇宙年鑑2007』を買ってきました。
1999年から2003年までは丸善が『スペースガイド』という名前で発刊していたのですが、2004年度からアストロアーツに移り、名称も『スペースガイド宇宙年鑑』となりました。
丸善時代は、新書判で、カレンダーのついた手帳の延長線上の雰囲気でした。ロケットや人工衛星の原理を基礎から説明した入門編的な章と、有人宇宙飛行や人工衛星に関する膨大なデータブックの章からなり、特にデータブックの部分は重宝していました。
アストロアーツになってから判型がA4と大きくなりました。入門編的な章は姿を消し、代わりに、カラーページに写真をたくさん盛り込んでその年の宇宙開発のトピックスを解説するページが出来ました。
データブック部分の充実ぶりは相変わらずです。
ただ写真の面積が大きい分、解説がちょっと手薄な印象があり、「この内容ならウェブサイトで間に合うな」と思って、本屋で手にはしたものの、買うには至りませんでした。
ということで、長らく丸善時代の『スペースガイド2003』を手元に置いて使ってきたのですが、この間の宇宙開発関連の出来事は、
・米スペースシャトル「コロンビア」空中分解事故(2003年2月)
・中国「神舟5号」有人宇宙飛行成功(2003年10月)
・H-IIA6号機打ち上げ失敗(2003年11月)
・民間機スペースシップワン、高度100km達成(2004年6月)
・国際宇宙ステーション計画見直し、縮小(2005年)
・米スペースシャトル運航再開、野口宇宙飛行士搭乗(2005年7月)
・中国「神舟6号」有人宇宙飛行成功(2005年10月)
・「はやぶさ」による小惑星イトカワ探査(2005年後半)
・M-V運用終了(2006年9月)
国内外ともに、それなりに大きな出来事が目白押し。さすがにそろそろ新しいものを買ったほうが良いかと思い始めていました。
書店で2007年度版を見かけて手に取ったら、思いの外、月探査機「SELENE」の記事が充実しており、また、旧ソ連/ロシアの宇宙開発史もなかなか面白そう。
これならということで、4年ぶりに購入です。
でも、A4判というのは、電車の中ではちょっと広げにくい。
データブックとしても小型判の方が使い勝手が良いので、やっぱり新書判か、せめてA5判にしてもらえると、ありがたいなと思いました。
1999年から2003年までは丸善が『スペースガイド』という名前で発刊していたのですが、2004年度からアストロアーツに移り、名称も『スペースガイド宇宙年鑑』となりました。
丸善時代は、新書判で、カレンダーのついた手帳の延長線上の雰囲気でした。ロケットや人工衛星の原理を基礎から説明した入門編的な章と、有人宇宙飛行や人工衛星に関する膨大なデータブックの章からなり、特にデータブックの部分は重宝していました。
アストロアーツになってから判型がA4と大きくなりました。入門編的な章は姿を消し、代わりに、カラーページに写真をたくさん盛り込んでその年の宇宙開発のトピックスを解説するページが出来ました。
データブック部分の充実ぶりは相変わらずです。
ただ写真の面積が大きい分、解説がちょっと手薄な印象があり、「この内容ならウェブサイトで間に合うな」と思って、本屋で手にはしたものの、買うには至りませんでした。
ということで、長らく丸善時代の『スペースガイド2003』を手元に置いて使ってきたのですが、この間の宇宙開発関連の出来事は、
・米スペースシャトル「コロンビア」空中分解事故(2003年2月)
・中国「神舟5号」有人宇宙飛行成功(2003年10月)
・H-IIA6号機打ち上げ失敗(2003年11月)
・民間機スペースシップワン、高度100km達成(2004年6月)
・国際宇宙ステーション計画見直し、縮小(2005年)
・米スペースシャトル運航再開、野口宇宙飛行士搭乗(2005年7月)
・中国「神舟6号」有人宇宙飛行成功(2005年10月)
・「はやぶさ」による小惑星イトカワ探査(2005年後半)
・M-V運用終了(2006年9月)
国内外ともに、それなりに大きな出来事が目白押し。さすがにそろそろ新しいものを買ったほうが良いかと思い始めていました。
書店で2007年度版を見かけて手に取ったら、思いの外、月探査機「SELENE」の記事が充実しており、また、旧ソ連/ロシアの宇宙開発史もなかなか面白そう。
これならということで、4年ぶりに購入です。
でも、A4判というのは、電車の中ではちょっと広げにくい。
データブックとしても小型判の方が使い勝手が良いので、やっぱり新書判か、せめてA5判にしてもらえると、ありがたいなと思いました。
2007年04月04日
一家に一枚 宇宙図
科学技術週間に頒布される「一家に一枚」シリーズ。
周期表、ヒトゲノムと来て、2007年は宇宙図が登場です。
期間になったら近所の科学館に行けば手にはいると分かっているのですが、宇宙と聞いたら待っていられないので、ダウンロード、プリントアウトしました。
そうしたら……文字が小さい! A3サイズに仕立てたのですけれども、4ptか5pt相当の文字ばかりで、壁に貼ったら読むのが大変です。やっぱりA2版が欲しくなったので、分割出力してみましたが、まだつなぎ合わせていません。やっぱり近所の科学館に行くのが近道か。
それでも見渡してみると、いろいろ面白いです。
衝撃の事実だったのは、私たちの「いま見える宇宙」の「現在の半径」。すばる望遠鏡で見つけた「最遠の銀河」までの距離が128〜129億光年で、宇宙の年齢が約137億年というのは周知の事実です。
だから宇宙の半径というのはそのくらいだと何となく思っていたのですが、大きな勘違い。
なにせ見えているのが約130億年前の状態ですから、現在は膨張しまくって、470億光年まで広がっているというのです。もちろんその「現在の姿」を私たちが見ることは出来ません。
ちょっと考えたら分かりそうなことなんですけど、あまりに日常世界からかけ離れた話なので、意識できないのですね。
だいたい宇宙の組成のうち、元素が占めるのはたった4%で、22%がダークマターで、74%はダークエネルギーらしいですよ。
ブラック星博士が何度でも復活してくるわけです(違う)。
それはさておき、縦・横・高さに時間軸を加えて、四次元とする概念が、よく分かりました。
周期表、ヒトゲノムと来て、2007年は宇宙図が登場です。
期間になったら近所の科学館に行けば手にはいると分かっているのですが、宇宙と聞いたら待っていられないので、ダウンロード、プリントアウトしました。
そうしたら……文字が小さい! A3サイズに仕立てたのですけれども、4ptか5pt相当の文字ばかりで、壁に貼ったら読むのが大変です。やっぱりA2版が欲しくなったので、分割出力してみましたが、まだつなぎ合わせていません。やっぱり近所の科学館に行くのが近道か。
それでも見渡してみると、いろいろ面白いです。
衝撃の事実だったのは、私たちの「いま見える宇宙」の「現在の半径」。すばる望遠鏡で見つけた「最遠の銀河」までの距離が128〜129億光年で、宇宙の年齢が約137億年というのは周知の事実です。
だから宇宙の半径というのはそのくらいだと何となく思っていたのですが、大きな勘違い。
なにせ見えているのが約130億年前の状態ですから、現在は膨張しまくって、470億光年まで広がっているというのです。もちろんその「現在の姿」を私たちが見ることは出来ません。
ちょっと考えたら分かりそうなことなんですけど、あまりに日常世界からかけ離れた話なので、意識できないのですね。
だいたい宇宙の組成のうち、元素が占めるのはたった4%で、22%がダークマターで、74%はダークエネルギーらしいですよ。
ブラック星博士が何度でも復活してくるわけです(違う)。
それはさておき、縦・横・高さに時間軸を加えて、四次元とする概念が、よく分かりました。
2007年04月03日
美しい国の有識者?
「「美しい国づくり」国民運動に 官邸が有識者会議設置」(asahi.com 2007.4.2)
メンバーに照明デザイナーで名高い石井幹子さんが入っているのですが、「美しい国」と言って、日本中をライトアップするつもりじゃないでしょうね。
メンバーに照明デザイナーで名高い石井幹子さんが入っているのですが、「美しい国」と言って、日本中をライトアップするつもりじゃないでしょうね。
2007年04月01日
青丹よし奈良(終章)
さて、青春18きっぷの残り、どうしよっかな〜。
※写真は東大寺西塔跡
青丹よし奈良(4)
正倉院「シルクロードの終着点」としてあまりに有名な東大寺の宝物庫。実は明治時代に東大寺から引き離され、現在は宮内庁の管轄下にあります(天皇家の私物に準ずる扱い)。収蔵物を見ることが出来るのは年に一度、奈良国立博物館で開催される正倉院展の時のみ。正倉院の建物は平日昼間のみ外構を見ることが出来ます。
ということで、休日は見学不可なのですが、実は敷地東側の坂道を少し登ると、柵と梢越しに校倉造りの建物を見ることが出来ます。
昔は、湿度が高いと木材が膨張して外気を遮断するのだと言われていましたが、実際は重量がかかっているので木材が収縮する余地はないのだそうです。
倉庫といえば、後の時代は土蔵になりますが、奈良時代の一時期だけ、このようなログハウス風の建物が使われたのが不思議です。
転害門
東大寺の西の門です。三月堂と並ぶ天平以来の建造物。
東大寺境内の西側はだいぶ町方に浸食されていて、たとえば転害門の内側にも市立の小学校や幼稚園があり、その前の道路には路上駐車の自動車が並んでいます。国宝建造物とは思えぬ大らかな扱いです。
門の前にはバス停があり、選挙ポスターの掲示板まで立てられています。いくら大らかでもそれはちょっと……
戒壇院
今回の奈良行き目的地その2。
唐から鑑真和上を招いて設立した戒壇院です。
ここも足を運んだことはなかったのですが、井上靖の『天平の甍』を読んで以来、一度は行ってみようと思っていました。
大仏殿や二月堂といった有名どころのコースから外れているせいか、人もまばらです。ただ私が着いたときには、年輩の方のグループが堂内で大声でしゃべりまくっていて、あまりにうるさかったので、しばらく堂外で佇んでいました。
戒壇院戒壇堂は江戸時代の再建です。建物としては見るべき点は少ないのですが、堂内四囲に置かれている四天王像が天平時代の塑像で国宝に指定されています。
賑やかしていたグループが去ると、番をしている初老の男性も外へ出てしまい、堂内には私一人が残されました。そんなに信用してくれていいんですか。国宝独り占めじゃないですか。
そろそろ戸締まりしますからと声をかけられるまで、ぼーっと眺めていたのでした。
※写真は戒壇院北門外の築地塀




