塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2008年03月31日

2008年3月の読書

尾崎洋二『星はなぜ輝くのか』
寿岳潤ほか『科学者たちのまじめな宇宙人(ET)探し―文明への責任』
千田嘉博ほか『城館調査ハンドブック』

 『星はなぜ輝くのか』は天文学の勉強の副読本としておすすめ頂いたのですが、なかなか骨があって、でも面白かったです。私の天文の知識は子どもの頃に読んだ本の域から抜け出ていないのですが、その後も研究は進展していますし、また当時よりは多少は理屈が分かるようになっているので、改めて「なるほど」と思うことがたくさん。しかーし、それよりたくさん「なんでや!?」という部分が出てくるのが未熟さ加減。

 『科学者たちのまじめな宇宙人(ET)探し』は1990年の本ですが、今も新鮮さを失わない好著。宇宙人にメッセージを送ってみたり、宇宙人からのメッセージに耳を傾けてみたり、はては恒星間飛行から文明の行く末まで話が及び、人間の世界を見る眼の狭さに改めて気付かされます。これは世間の多くの人に読んで欲しいと思った本。たぶん絶版なので、図書館で見たら読むべし。

 『城館調査ハンドブック』は神戸に帰ってきてから図書館で見つけて借りました。好きな人が書いてる本ですねぇ。

 通勤のお供にしていたのは、司馬遼太郎『街道をゆく 奈良散歩』。このシリーズの中では一番好きな一篇で、修二会の時期になると必ず読み返します。あとは軽めに、妹尾河童『河童が覗いた仕事場』、最相葉月『なんといふ空』。


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冬の終わり

 桜が咲いたのに冬の終わりというのも変ですが、オリオン座が夕方、中天にかかっているうちは、なんとなく春気分にはなれません。

 が、3月も末となると、陽が沈んで暗くなる頃にはオリオンも西に傾いています。さすがに夜空も冬の終わりという感です。

 今晩は久しぶりに澄んだ空で、ちょっと嬉しかったですね。
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2008年03月30日

梅が好き

 桜前線が上陸した今日この頃ですが、梅が好きです。

 先日、帰省したおりに気付いたのですが、私の田舎ではそこらへんに梅の木が生えています。
 車に乗っていても、視界のどこかには梅の花が見えている状態。一家に一本とは言いませんが、ちょっと郊外ならそれに近いくらいの勢い。
 最近は年末年始か夏休みしか帰省していなかったので、郷里の梅の花を見るのは10年ぶり。住んでいるときは意識もしませんでしたが、改めて見るとすごいものです。
 神戸に来てからは桜よりも梅の花を気にしていたのですが、なんとなく昔の印象が染みついていたのでしょうか。その割には開花の時期など、ぜんぜん覚えていないのですけども。

 神戸では、梅となると、天神さまの境内か、梅林へ足を運ぶ印象があります。もちろん軒先の梅もあるのですが、うちの田舎に比べると数はずっと少なめ。もっとも一輪二輪と控えめに花を付けている姿も梅らしいので、それはそれなりに楽しいものです。

 桜も好きなのですけど、あの「お花見」ばかりはどうも苦手。あんなに気負って騒がなくてもよいと思うのです。梅はのんびり楽しめるので、それも気分にあっているのかもしれません。

# そういえば茨城県の木はウメ、花はバラ、鳥はヒバリ、魚(!)はヒラメ。
# ちなみに兵庫県の木はクスノキ、花はノジギク、鳥はコウトノリ。
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2008年03月26日

夜行バスの過ごし方

 基本的には関西-関東の路線夜行バスしか乗らない、私の個人的経験から。

★服装
 夏でも冬でも、重ね着できる服装がおすすめ。概して冷暖房がきつめなので、冬でも暑かったり、夏でも寒かったりすることがよくあります。上着を脱ぎ着して自衛しましょう。

★飲み物
 ペットボトルのお茶・水は用意しておくべきです。
 冷暖房で車内が乾燥することが多いので、喉を湿らすのに重宝します。
# 昔は飲み物が用意されている夜行バスが多かったのですが、最近はない車輌も多いです。

★グッズ
○空気まくら
 空気を入れて膨らませるタイプの枕。頭を置く部分を空けたC字型のものが一般的。
 高速バスのシートに長時間座っていて、痛くなるのが首と腰。枕を使うと頭が固定されるので、首に掛かる負担が軽くなります。クッションとして、腰に当てておくのもよし(私はこちらの使い方が多い)。
 空気をパンパンに入れないで適度に留めるのが使用上のコツ。逆流弁がついているものも多いので、到着時は早めに空気を抜きにかかりましょう。
 数百円から素材にこだわる数千円クラスまでありますが、安いもので充分。安物の肌触りが気になる人はタオルを巻いておけばいいでしょう。

○耳栓/イヤホン
 他人のイヤホンやヘッドホンの音漏れ、他人の会話、いびき等々、気になる人は気になるもの。ということで、耳栓。
 イヤホンでも代用可ですが、この場合は耳の穴に突っ込むタイプ(カラム型)がおすすめ。外部音の遮断効果が高いのと、音楽を聴く場合も小音量で済むので他人に迷惑をかける可能性が低いからです。耳たぶに引っ掛けるタイプ(インナーイヤー型)は遮音効果が低いうえに音漏れしやすいので、おすすめしません。

○アイマスク
 夜行バスは消灯後も、防犯上の理由から、常夜灯がついています。私は気にせず寝てしまいますが、灯りが気になる自覚のある人はアイマスクをどうぞ。

○タオル
 夜行バス用のグッズではないのですが、折り畳んで枕やクッションの代わりに使えます。枕に使うときは首の後ろに当てるといいです。

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2008年03月23日

木原城(茨城県美浦村)

 この日のお城の2つ目が木原城。中央競馬の美浦トレーニングセンターで有名な美浦村にあります。
 I曲輪が城趾公園になっていて、遺構の雰囲気を壊さないよう整備され、地域の人々の憩いの場になっています。II曲輪の駐車場に車を停めて歩いていったのですが、まず驚いたのが土塁の大きさ。写真に写っている人と比べれば分かりますが、利根川の堤防かってくらいな巨大土塁です。思わず笑い出してしまいました。防御ラインは比較的単調ながら、土塁も堀も技より大きさといわんばかりの迫力です。

 I曲輪は舌状台地の先端で、先の方は梯子を掛ければ昇れそうな程度の高低差しかないのですが、かつては帯曲輪が巡り、周囲は泥田だったそうです。I曲輪からは霞ケ浦が見渡せ、対岸も家並みが判るほどの近さです。対佐竹最前線の緊張感が伝わってくるようです。

 木原城は城郭中心部の遺構も素晴らしいのですが、外郭部も見逃せません。特に300mに渡って伸びる二重堀は屈指の遺構。林の中に空堀と土塁がうねうねと続き、その見事さに開いた口がふさがりません。なんだこの土木作業量は。なぜここまでやる。何を考えていたんだ後北条氏。
 薮をかき分けて二重堀を踏破し、神田(じんでん)畝堀も踏破。
 「ここまで来たら寺曲輪もいっときましょか」と、土塁を登りはじめるひづめさんと岡田さん。はい、付いて行きますどこまでも。

 土塁をふたつ越えて出たのが寺曲輪に広がる永巌寺の墓地。片隅に城主近藤氏ゆかりの宝篋印塔が残ります。かつての遺構の状況の説明を受け、墓石の列を抜け、土塁を登って再び薮へ消える3人。お彼岸ですが、明らかに一般のお墓参りの行動ではありません。

 謎のバスタブを見た後、神田畝堀と二重堀を逆にたどります。畝堀の畝は、下から登りながら見た方が分かりやすい感じです。二重堀の間の土塁を戻って、今回の木原城見学終了。

 元茨城県民とはいえ、茨城在住時にはこれだけの大城郭を全く知りませんでした。いいお城を見せて頂きました。
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稲敷の街道閉塞堀切群(茨城県)

 街道閉塞堀切群(戦国土塁)、とは聞き慣れない名称ですが、あえて多少の誤差を含んで割り切ると、超ミニ版の万里の長城みたいなものです。
 茨城県南部は洪積台地と沖積低地が入り組んだ地形なのですが、この洪積台地を分断するように、長々と土塁と堀切の防御施設が作られています。しかも何ヶ所も。『図説 茨城の城郭』では密度の高い稲敷と鹿行のものが紹介されていますが、どうも他の地域にも同じような遺構があるようです。

 今回は、吉原二重堀割目土塁雀久保土塁の3ヶ所を案内していただきました。写真は雀久保土塁の遠景。湿地帯を前面に配した構造です。仮想敵は、下妻多賀谷氏と佐竹氏連合。そういえば下妻城の北に張り巡らされた幾重もの防衛ラインも、この雀久保土塁のような雰囲気だったのではないかと思ったり。敵なんですけどね。

 吉原の二重堀といい、割目土塁の畝堀(?)といい、あまり統一感のない技法で築かれているのも不思議といえば不思議。物好きな領主がその時々の流行技術をとりあえず試してみた……んなわけないか。

 城郭と違って地味な遺構なだけに、他地域でも注目されぬままに埋もれてしまった物がたくさんあるのではないかと思ったりもします。
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学びて時にこれを習う

 学生時代の恩師が退官する、記念の集まりがありました。

 大学は勉強の仕方を学ぶ場だと言います。現役の大学院生が昔の写真をスライドで上映するのを見ながら、授業の細かい部分は覚えていないにしろ、当時学んだ物の見方や考え方が今も生きていることに思い当たり、改めていい勉強をさせてもらっていたのだと気付きました。
 ここで、もっと勉強しておけば良かったと後悔すれば殊勝なのですけれど、そこは開き直ってます(^_^ゞ

 関西に来てから音信不通に近いくらいにご無沙汰だったので、顔を出したものかどうか迷ったのですが、参加して良かったです。

# しかし、街の中心部は大激変して浦島太郎状態でした。
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牛久城(茨城県牛久市)

 常総戦隊ヤブレンジャーのミホレンジャー・オカレンジャーこと、ひづめさん岡田さんに、茨城県南のお城をご案内いただきました。

 最初に連れていって頂いたのが牛久城
 実はこの牛久城、茨城を離れる前の最後の時期に、大学の後輩と足を運んだことがあります。後輩がWebで牛久城を紹介しているサイトを見つけて「なんか凄い城跡があるらしいですよ、行きましょう!」と誘ってきたのでした。I曲輪とII曲輪の周辺だけ見てきたのですが、竹藪の中にぐっさりえぐれた巨大な空堀を見て、「よくこれだけの城が知られずに残っていたものだ」と驚いたのを覚えています。

 あれからはや幾年。
 竹藪が少し増えたり減ったり、多少ばかり夜には近づきがたくなったりしましたが、壮大な牛久城の姿は今も変わりません。というか、かつて足を運んだエリアより遥かに広大な地域に遺構が残っていて、驚きます。単なる在地土豪の城でなく、戦国末期には後北条氏の最前線基地になっていたというのがその理由。大勢力の境目はつらいのです。

 「得月院」というお寺がありますが、その北東で道がカーブしている辺りが牛久城の外郭線の大手です。どれだけ広いんだ。

 ひづめさんも岡田さんも初対面だったのですが、何の躊躇もなく、薮をかき分け、土塁に登り、空堀を渡っていくのが素敵でした。

「これは一段とヤブがひどくなったねぇ」
「跳ね返されそうなヤブですねぇ」
「じゃあ、行こうか」
(えっ!?)

 さすが、常総戦隊ヤブレンジャー。お見それいたしました。
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2008年03月20日

賛美歌13番

 阪急園田駅。駅の目の前に閉鎖されて長らく放置されたゲームセンターがあります。
 アーマライトM16の射的でもあったのでしょうか。
posted by ふくだ at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月18日

日の出・日の入り・昼の長さ

 今週は春分を挟む週なので、折りよい機会とまとめてみました。

宮古島(東経125度16分・北緯24度48分)

日出 南中 日没 昼の長さ
夏至 05:49 12:41 19:32 13:49
春分 06:42 12:46 18:51 12:09
秋分 06:27 12:31 18:35 12:09
冬至 07:18 12:37 17:56 10:38

明石(東経135度00分・北緯34度38分)

日出 南中 日没 昼の長さ
夏至 04:46 12:02 19:17 14:31
春分 06:03 12:07 18:13 12:10
秋分 05:47 11:52 17:57 12:10
冬至 07:02 11:58 16:54 09:56

根室(東経145度35分・北緯43度19分)

日出 南中 日没 昼の長さ
夏至 03:36 11:19 19:03 15:33
春分 05:20 11:25 17:31 12:11
秋分 05:05 11:10 17:15 12:10
冬至 06:45 11:16 15:46 09:01

 日の出・日の入りの時刻と、昼の長さは、基本的にその土地の経度と緯度で決まります。経緯度がおよそ10度ずつ違う3地点をピックアップして、それぞれの春分・夏至・秋分・冬至の各時刻を表にしました。

 夏至の日の出の時刻を比べてみると、根室は3:36、宮古島は5:49。2時間以上の差があります。冬至の日の入りも、根室は15:33、宮古島は17:56。これも2時間以上の差。

 一方で、夏至の日没は、根室が19:03、宮古島は19:32。あれ、差が30分もありません。冬至の日の出も、根室が06:45、宮古島は07:18。これも差は30分を少し越える程度です。これはいったい、どうしたことか。

 一つ目の原因は、経度。太陽は東から昇るので、基本的に東の方ほど、日の出も南中も日の入りも早くなります。

 南中時刻を比べてみると、根室は明石よりおよそ40分早くなっているのに対し、宮古島は明石より40分遅くなっています。国内の端と端で1時間以上「時差」があるのです。
# 実は宮古島や八重山では「西部標準時」という、明石と1時間違う時刻を使っていた時代もありました。

日の出日の入り昼の長さ もう一つの原因は、緯度。緯度が高い地域になるほど(北半球の場合は北に行くほど)、冬至と夏至の日照時間の差が大きくなります。これは図を見ていただいた方が早いでしょう。図中の赤いラインが太陽の経路。これが長いほど、昼の時間が長いことになります。

 緯度の高い場所では、冬至の太陽は南にちょこっと顔を出してすぐに引っ込んでしまうのに対し、夏至の太陽は北東から昇って、ぐるーっと南に周り、さらにまわって北西に沈みます。根室の冬至と夏至の昼の長さの差は5時間半にもなります。
# もう少し北に行くと、夏は陽の沈まない白夜になり、冬は陽が出てこない極夜になります。

 緯度の低い場所では、地平線に対して垂直に近い角度で太陽が昇るので、夏至と冬至でそれほど昼の長さが変わらなくなってきます。宮古島の冬至と夏至の昼の長さの差は3時間強。根室とはえらい違いです。

 基本的には、これらの要因が合わさって、日の出・日の入りの時刻や昼の長さが決まってきます。

 これだけ地域差があるにも関わらず、日本全国のみなさんが兵庫県の明石に合わせて暮らしています。私どもの生活リズムに合わせてくださって、ありがとうございます(!?)

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posted by ふくだ at 01:13 | TrackBack(2) | 地図と地理と遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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