塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2008年05月11日

ファイバースコープで星見

ファイバースコープ 12cm屈折望遠鏡にファイバースコープをつけて見るの図。
 以前、姫路市内のホスピスで観望会を開催したことがあり、ベッドに寝たままでも望遠鏡を覗くことが出来るよう、黒田さんが用意されたものです。
 その観望会は雨で屋内企画になったので、ファイバースコープの出番はなかったのですが、お試しということで花北観望会に登場しました。
# とりあえずファイバースコープの原理:工業用内視鏡(オリンパス)

 光ファイバーの一本一本が画素に相当し、接眼レンズを覗き込むと一つ一つの画素が分かるくらいの解像度(ハニカムに並んでいました)です。少し古い製品とのことでしたが、携帯電話で一般的なQVGA(320×200)よりだいぶ粗い感じ。古いビデオカメラのファインダーの液晶モニタを見ているような雰囲気です。それでも直径1cmか2cmのケーブルの中に数千〜数万本の光ファイバーが詰まっていると思うとすごいものです。
 実質的に望遠鏡の焦点距離で拡大率が決まってしまうので(接眼レンズで過度に拡大しても粗が目立つだけ)、土星の環を見ようとするとそこそこ長焦点の光学系が必要です。

 この日はシュワルツの12cmF8にファイバースコープを接続したのですが、月の全景は入らず、一部分を強拡大する状態。クレーターは余裕の大迫力です。土星の環はなんとか分かるといったところ(現在は環の傾きが小さいので解像度が粗いと不利)。
 でも正直なところ、想像していたよりはよく見えました。

 公開天文台では、バリアフリーに配慮した望遠鏡(ナスミス式やクーデ式)を据え付けたり、三鷹光器のワンダーアイなどの観測支援装置を取り付けているところも増えてきましたが、屋外の観望会では実用的な選択肢が少ないのが現実です。
 カメラやモニタを介さずに、星からの光を直に目で感じることが出来る手段の一つとして、活かしていければ面白いな、と思いました。


posted by ふくだ at 23:46 | TrackBack(0) | 機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花北観望会(2008年春)

花北観望会風景 5月11日は、2008年初めての花北観望会。
 姫路市内のJR播但線・野里駅前で年に3回ほど開催しています。道行く人に星空を楽しんで頂いています。首謀者中心人物はこの方この方この方。手は抜いていませんが、肩の力はかなり抜けた企画です。
 世界天文年のプレイベントだったりして、冗談かと思っていたらウェブサイトにも紹介されていました。

 今回ははりま宇宙講座の修了生にもメールで案内していたので、関係者の方も何人か顔を出されていました。

 事前の天気予報では、前日からの雨は上がっても、晴れ間はどうだろうか? という雰囲気だったのですが、夕方から急に晴れ上がりました。飲み会だけのつもりでいたのに、急いで出てきたという方もちらほら。
 若干の雲は残りましたが、透明度はよく、月に土星、火星にミザール・アルコルの二重星を楽しんで頂きました。

 おじさんの誕生日のお祝いということで、その後の飲み会もいつになく盛り上がりました。
posted by ふくだ at 23:45 | TrackBack(0) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

宇宙を駈ける名前2008

 NASAのルナー・リコナイサンス・オービタ(LRO)と、ケプラーに、名前を載せる登録をしました(via:星の情報)。
 LROは10月28日に打ち上げられ、月周回軌道にのります。ケプラーは2009年2月の打ち上げで、こちらは地球周回軌道太陽周回軌道にのる太陽系外惑星検出用の宇宙望遠鏡。

 現在、太陽系各地に散らばっている私の名前を搭載した探査機(なんか偉そうだ)の一覧。

・「ニューホライズンズ」 土星軌道付近を航行中(2008.5現在)
・「かぐや」 月周回軌道に到達(2007.10.4)
・「はやぶさ」ターゲットマーカー 小惑星イトカワに到達(2005.11.20)
・「ディープ・インパクト」衝突体 テンペル第1彗星に衝突(2005.7.4)
・「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」 火星に到達(2004.1)

 このうちニューホライズンズだけは将来、恒星間へ旅立っていきます。やがて搭載したCD-ROMを解読する知的生命体がいたら面白いのですが、43万人分の名前が延々連なっているのを見たら、どう思うでしょう(^_^)
posted by ふくだ at 23:43 | TrackBack(0) | 宇宙開発/宇宙科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

わくわくフェスタ最終日

 連休最終日も天文科学館へ。午前中は太陽観測会のお手伝い。4日間のうち、3日は晴れたことになります。
 地平線方向はかすみながらも天頂方向は青く抜ける5月らしい青空で、てきめんに日焼けしました。

 お客さんの出足は初日に比べるとのんびりペース。大型連休の終幕らしい雰囲気です。

 太陽はこの日も見事に無黒点。プロミネンスを見ることができるP.S.T.様々の太陽観測会でした。
 太陽黒点の11年周期の増減のグラフは無黒点を説明するのに大活躍。次に機会があったらHαの説明のボードがあるといいですね。

 午後も時間があれば居残るつもりが、職場から呼び出しを受けてしまい、一足先に館を後にしました。
posted by ふくだ at 23:45 | TrackBack(0) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

水星を見る

 帰宅してからあまりに晴れていて、しかも透明度もよかったので、ミニボーグ50を担いで水星を見に行きました。塩屋は斜面だらけの街なので、地平線に近い空を見ようとすると、どこかの坂を登らないと見通しが効かないのです。

 日没が18:47で、水星没が20:17。薄明終了が20:20。
 東方最大離隔が5月14日なので、来週の方が条件は良くなるのですが、天候や透明度も影響するので、機会があるときに見るに限ります。
 19時を回ったところで家を出ますが、まだ空にはシリウスしか見えません。やがて、土星、レグルス、プロキオン、ベテルギウスと、次々に星が見えてきます。オリオン座が分かれば真西の見当が付きます。水星が出ているはずの西北西の空を、XL21mmをつけたミニボーグで、高度を少しずつずらしながら左右に振って探します。

 19:16、あっさり水星発見。意外に明るいので、これは肉眼でも見えるかと思ったら、こちらもあっさり見えました。地平線近くの透明度が良いのは本当に久しぶりでした。
posted by ふくだ at 20:30 | TrackBack(0) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

わくわくフェスタ

 明石市立天文科学館のGWイベントです。
 午前中はシゴセンジャーと一般投影を見て、午後から太陽観望会のお手伝い。
 シゴセンジャーはついに3周年です。ここまで続くとは誰が予想したでしょう。投影前に「シゴセンジャーを知ってるっていうお友だち、手を挙げて〜!」というアンケート(?)をやりましたが、半分強は手が挙がっていました。リピーター率高い!
 初日が終わったばかりなので、内容は伏せておきます。いつにまして寒いダジャレのブラック星博士でありました。
 投影後、出口で私の前にいた男女ペアが「なんかブラック星博士の方が人気あったよなぁ」「ブラックいい人だよねぇ」と感想を述べあっていましたが……負けるなシゴセンジャー!

 一般投影は隕石の話ですが、これにあわせて館の玄関前では「隕石さがし」のコーナーがあります。金属探知器や磁石で、砂利に埋もれた隕石を探すのですが……大人の人が熱中していたり(^_^)

 太陽観望会は、これがまた、今日は見事な無黒点。
 それでもこの連休中はPSTが出動していまして、この日は小ぶりながらも形良いループ状プロミネンスを見ることが出来たので、まずますです。のっぺらぼーな太陽投影版も、太陽と同スケールで木星と地球のイラストが貼り付けられていて、話のネタに事欠きません。

 夕方からは水星の特別投影と水星の観望会があったのですが、所用があって先に帰宅してしまいました。透明度の良い夕空だったので、きっとみんなで水星を見ることが出来たに違いありません。
posted by ふくだ at 19:42 | TrackBack(0) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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