今月は、あまり本を読みませんでした。通勤のお供はiPodnano。こんな月もあります。
網野善彦『東と西の語る日本の歴史』
宮脇俊三『時刻表おくのほそ道』
2008年07月31日
2008年07月30日
お玉ヶ池千葉道場跡
秋葉原で時間をつぶすことになり、特に行く当ても思い浮かばなかったので、街中の案内板を見てみました。そしたら、さほど遠くはない場所に「玄武館跡」があるじゃないですか。北辰一刀流の創始者、千葉周作の道場跡です。幕末物の歴史小説に慣れ親しんだ身には、お玉ヶ池の千葉道場といったほうがなじみがあります。名の知られた門下生では、浪士組の仕掛人・清河八郎、幕末三舟の一人・山岡鉄舟、新撰組の山南敬助。
お玉が池の千葉道場は、今の住所では神田岩本町となり、千桜小学校の敷地になっていました。剣術道場が小学校に引き継がれるとはよく出来た話ですが、この千桜小学校もすでに廃校となり、跡地は再開発の計画が進められているようです。
かつての校門そばに玄武館と、隣接した東條一堂の「瑶池塾」を記念する石碑があり、日中は見学することができます。こんな環境の小学校、ちょっとうらやましい気がします。
アキバでプラネ


何かと思えば移動式プラネタリウムの上映です。つくばの研究機関などが「サイエンスin 秋葉原」と題して、出張展示をやっているのだそうです。たまたまつくばエキスポセンターがプラネタリウムをやっているのに遭遇してしまったというわけ。
投影機は五藤光学のNEX(写真は許可を得て撮影)。ピンホール式で投影星数は4.5等星までの約1000個というスペックです。満天の星空というほどではありませんが、地方都市の条件の良い空で見えるのがこの程度の星の数なので、星座の解説をするにはちょうど良いくらいかもしれません。星像のシャープさではレンズ式に敵いませんが、こういう選択肢も有りだなと思いました。
番組はビデオプロジェクターのオート解説に途中で生解説を挟む形で、投影時間は15分ほどだったか。暑さ対策のためかエアドームの扇風機を強く回しっぱなしにしていて、ドームの底面が浮き上がって光り漏れしているのがちょっともったいない感じ(ドームに排気口がない構造でした)。ピンホールの星は、こういう光漏れには極端に弱いんですよね。移動公演も苦労が多そうです。
2008年07月29日
富弘美術館
足尾の山奥に用事があった訳ではなく、本来の目的地は沿線の「富弘美術館」でした。花の詩画集で知られる星野富弘さんの作品を展示しているところです。20年近く前に家族で行ったことがあったのですが、当時は村の老人施設を改装したという小さな建物でした(実は良く覚えていない)。
今年に入ってから、父が同窓会で立ち寄って「よかった〜っ」なんて言っていたもので、今度は母が行きたがって、同行した訳です。うちの家族はさほど美術に興味はないのですが、私以外は植物大好き人間ばかりなので、星野さんの詩画も趣味が合うのでしょう。
# 家族のうち、私だけが生き物に興味のないまま育ちました。庭の花の名前も分からなくて今でもからかわれます。
美術館は数年前に新築され、円形の部屋を並べた平屋の建物になりました。外観では分からないのですが、中に入ると丸い部屋ばかりで方向感覚を失いそうになります。案内はしっかりしているので迷うことはないのですが、導線から外れた場所に隠し部屋的な空間もあって、面白い造りでした。
途中で林間学校の小学生や、おしゃべりの止まらないグループにも遭遇しましたが、時間をたっぷり取っていたので、ビデオコーナ−に避難してやり過ごし(おかげで上映中の映像は全部見ました)、割とのんびり眺めることができました。
わたらせ渓谷鐵道
足尾銅山の銅を運び出すために建設された旧国鉄足尾線を第三セクターに転換したのが「わたらせ渓谷鉄道」。群馬県の桐生から栃木県の日光市足尾の間藤まで44.1kmの路線です。
実はかつての足尾町、日光市に合併されて、日光市足尾になっています。たしかに山一つ超えれば日光なのですが……日光も足尾も歴史的に重みのある地名だけに、ちょっと複雑な気分です。
さて、東武桐生線の相老駅からわたらせ渓谷鉄道に乗り換え。相老駅の地名は「相生」なのですが、兵庫県の相生駅と重複するので「相老駅」にされたそうです。

やってきたのは単行の気動車。濃いめの茶色でレトロな雰囲気ですが、中身は軽快気動車です。軽快とはいえ、それまで乗ってきた東武特急「りょうもう号」と、あまりの乗り心地の違いにびっくり。けたたましいディーゼルエンジンの響きが、まるでバスかトラックのよう。
路線も直線区間がほとんどなく、右に左にカーブを繰り返し、まるで列車の速度が上がりません。渡良瀬川の流れにより沿うように走る区間も多く、景色は良好。渓谷鉄道の名に恥じません。本当は名物のトロッコ列車に乗りたかったのですが、運行日があわずに今回はあきらめました。ここのトップシーズンは紅葉の時季らしいのですが、盛夏の緑あふれる景色もまた、良いものです。
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実はかつての足尾町、日光市に合併されて、日光市足尾になっています。たしかに山一つ超えれば日光なのですが……日光も足尾も歴史的に重みのある地名だけに、ちょっと複雑な気分です。
さて、東武桐生線の相老駅からわたらせ渓谷鉄道に乗り換え。相老駅の地名は「相生」なのですが、兵庫県の相生駅と重複するので「相老駅」にされたそうです。


路線も直線区間がほとんどなく、右に左にカーブを繰り返し、まるで列車の速度が上がりません。渡良瀬川の流れにより沿うように走る区間も多く、景色は良好。渓谷鉄道の名に恥じません。本当は名物のトロッコ列車に乗りたかったのですが、運行日があわずに今回はあきらめました。ここのトップシーズンは紅葉の時季らしいのですが、盛夏の緑あふれる景色もまた、良いものです。
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2008年07月28日
国土地理院の高覘標
今は国土交通省の国土地理院ですが、どうしても建設省国土地理院の方がなじんでしまっています。学生時代は地理を専攻していたこともあって、さんざんお世話になりました。さて、ここの中庭に「高覘標(こうてんぴょう)」が置いてあります。
三角点の測量時に使うやぐらで、この真下に三角点があります。というか、三角点の真上にやぐらを建てます。一等三角点の測量では互いの距離が約40kmほどあるので、これが相手方の三角点から位置を測るときの目印になるのです。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』では、「もう次から次から、たくさんのきいろな底をもったりんどうの花のコップが、湧くように、雨のように、眼の前を通り、三角標の列は、けむるように燃えるように、いよいよ光って立ったのです。」という具合に光る「三角標」が何度も登場します。
子どもの頃はこの「三角標」が何だか分からないままだったのですが、プラネタリウム番組のKAGAYA版『銀河鉄道の夜』を見て、「国土地理院にあった、あれかいな」と思い出したのでした。
# 中学生の頃だったか、ますむらひろし版のアニメも見ているのですが、登場人物が猫!という印象が強く、三角標の表現は覚えていません。
現在は遠距離の測量はGPS測量で行うようになっているので、高覘標を使うことはなくなったそうです。
JAXA筑波宇宙センター
帰省先からそんなに遠くないので、とりあえず寄っておきます。
予約無しで見ることが出来るのは展示室のみですが、押さえるものは押さえておかないと。
前回から変わっていたのは、
予約無しで見ることが出来るのは展示室のみですが、押さえるものは押さえておかないと。
前回から変わっていたのは、
- 屋外展示のH-IIロケットにLE-7エンジンが付いていた(2007年秋の一般公開に合わせて付けたそうです)。
- 展示室内に「かぐや」の試験機が置かれていた。
- 「きぼう」モックアップの船外実験パレットの宇宙飛行士が直立していた(以前はうつ伏せの姿勢だったのですが「何で宇宙飛行士寝てるの?」という質問が多発したそうです)。
2008年07月27日
2008年07月26日
夏のスターウォッチング at 代々木上原
明石では一度しか参加したことがないのに、「渋谷」では二度目の全国星空継続観察です。NICTの一般公開に合わせて帰省したのですが、ちょうどこちらの星のつどいも同じ日でした。ラッキー。
中央線沿線から代々木上原に行く方法が分からなくて、渋谷からバスに乗ったのですが、これが30分に一本しか走っていないという代物で、おかげで大遅刻。新宿から小田急線に乗れば良かったんですねぇ。
さて、本番の方は残念ながら曇ってしまって、来週に順延。
撤収後、お久しぶりということで居酒屋に直行。
発売直後のニコンD700なんぞを拝ませていただきました。存在感ずっしりで、持つ人が持ってこそという感じです。
中央線沿線から代々木上原に行く方法が分からなくて、渋谷からバスに乗ったのですが、これが30分に一本しか走っていないという代物で、おかげで大遅刻。新宿から小田急線に乗れば良かったんですねぇ。
さて、本番の方は残念ながら曇ってしまって、来週に順延。
撤収後、お久しぶりということで居酒屋に直行。
発売直後のニコンD700なんぞを拝ませていただきました。存在感ずっしりで、持つ人が持ってこそという感じです。
情報通信研究機構一般公開
情報通信研究機構(NICT)の一般公開に参加してきました。
お目当てはここで「つくっている」日本標準時。
標準時の源となっている原子時計18台は、通常は職員も入れない隔離部屋にあるので、一般公開日も見ることは出来ないのですが、この原子時計の刻む時間を合成する測定器はガラス越しに見学できます。その他、10−16秒を測ろうという開発中の測定器やら、いろいろ見てきました。
隠し球は日本国内第三位の口径を誇る1.5m反射望遠鏡。なんでこんな所に!
あとでウェブサイトにじっくりまとめたいと思います。
お目当てはここで「つくっている」日本標準時。
標準時の源となっている原子時計18台は、通常は職員も入れない隔離部屋にあるので、一般公開日も見ることは出来ないのですが、この原子時計の刻む時間を合成する測定器はガラス越しに見学できます。その他、10−16秒を測ろうという開発中の測定器やら、いろいろ見てきました。
隠し球は日本国内第三位の口径を誇る1.5m反射望遠鏡。なんでこんな所に!
あとでウェブサイトにじっくりまとめたいと思います。
2008年07月25日
天体観測室一般公開
明石市立天文科学館の天体観測室一般公開。
40cm反射望遠鏡を備えた観測室のドームは通常、夜間の天体観望会のときのみ開けているのですが、2008年度からは天体観望会の日の昼間も公開しています。それと、お盆の前後に行われる「納涼フェスタ」でも一般公開を行います。
晴れて空の透明度が良い日には、昼間の星を観察することができるかもしれません(こればかりは天気次第)。
〈天体観望会の日〉
・7月26日(土) 11:00〜14:00
・8月 9日(土) 11:00〜14:00
〈納涼フェスタの日〉
・8月13日(水) 11:00〜13:00
・8月14日(木) 11:00〜13:00
・8月15日(金) 11:00〜13:00
・8月16日(土) 11:00〜13:00
・8月17日(日) 11:00〜13:00
研修を受けた星の友の会のメンバーがご案内させて頂いております。
暑いさなかですが(晴れた日中のドームは本当に暑い!)機会がありましたら覗いてみてください。
# 追記:天体観測室の公開は、天文科学館の入館料のみでご覧になれます。
40cm反射望遠鏡を備えた観測室のドームは通常、夜間の天体観望会のときのみ開けているのですが、2008年度からは天体観望会の日の昼間も公開しています。それと、お盆の前後に行われる「納涼フェスタ」でも一般公開を行います。
晴れて空の透明度が良い日には、昼間の星を観察することができるかもしれません(こればかりは天気次第)。
〈天体観望会の日〉
・7月26日(土) 11:00〜14:00
・8月 9日(土) 11:00〜14:00
〈納涼フェスタの日〉
・8月13日(水) 11:00〜13:00
・8月14日(木) 11:00〜13:00
・8月15日(金) 11:00〜13:00
・8月16日(土) 11:00〜13:00
・8月17日(日) 11:00〜13:00
研修を受けた星の友の会のメンバーがご案内させて頂いております。
暑いさなかですが(晴れた日中のドームは本当に暑い!)機会がありましたら覗いてみてください。
# 追記:天体観測室の公開は、天文科学館の入館料のみでご覧になれます。
2008年07月21日
銭湯
この連休は、基本的に家でゴロゴロしていました。
こんなに晴れた日にもったいない!と思うところですが、来週から8月末まで週末の予定はすでに埋まっていまして、この機会に惰眠をむさぼりました。
といってもクーラーのない我が家のこと。午前中はともかく、午後は天然サウナと化すので、昼過ぎからは涼を求めて近場に出かけることになります。
今日はさっぱりと、銭湯に行って来ました。
以前より数が少なくなったとは言え、神戸はまだまだ銭湯があちこちにあります。関西に移った一年目は内湯のない部屋に住んでいたので、夏場は毎日、銭湯のお世話になっていました。
塩屋には銭湯がないので、電車に乗って出かけることになりますが、駅から近い場所となると、数も限られてしまいます。
そんなときに便利なのが銭湯Hopperというサイト。兵庫県南部から大阪一帯の銭湯を網羅しています。最近はいわゆるスーパー銭湯も増えてきましたが、たまには昼間から街中の銭湯に浸かるのもよいものです。
西に傾いた太陽を眺めながら、のんびり家路についたのでした。
こんなに晴れた日にもったいない!と思うところですが、来週から8月末まで週末の予定はすでに埋まっていまして、この機会に惰眠をむさぼりました。
といってもクーラーのない我が家のこと。午前中はともかく、午後は天然サウナと化すので、昼過ぎからは涼を求めて近場に出かけることになります。
今日はさっぱりと、銭湯に行って来ました。
以前より数が少なくなったとは言え、神戸はまだまだ銭湯があちこちにあります。関西に移った一年目は内湯のない部屋に住んでいたので、夏場は毎日、銭湯のお世話になっていました。
塩屋には銭湯がないので、電車に乗って出かけることになりますが、駅から近い場所となると、数も限られてしまいます。
そんなときに便利なのが銭湯Hopperというサイト。兵庫県南部から大阪一帯の銭湯を網羅しています。最近はいわゆるスーパー銭湯も増えてきましたが、たまには昼間から街中の銭湯に浸かるのもよいものです。
西に傾いた太陽を眺めながら、のんびり家路についたのでした。
2008年07月20日
コルキット工作教室
19日土曜日にコルキット工作教室のお手伝いをしてきました。
私自身、コルキット・スピカは2台つくりましたが、最後に作ってから半年も間が空いているので、お手伝いするにも自分の勘が戻るまでちょっと時間がかかりました。
# メインの講師は天文科学館の方です。さすがに私では工作教室は経験値不足。
親子30組ほどの定員だったのですが、キャンセル待ちが13組あったそうです。後から聞いてびっくりでした。意外に大人気!?
コルキットは基本的に紙筒の組み合わせの繰り返しなので、行程が進むと、経験値が上がって、割とスムーズに組み立てが進みます。キットの構成もいまだに進化を続けているから恐れ入ります(去年作ったときから微妙にパーツが改良されていました)。
ただ実際に使うとなると、望遠鏡の操作になれていない方は、苦労が多いようです。
まず、対象方向に筒を向けるのが大変。三脚を持っている方には持参して頂き、ない方には貸し出したのですが、そもそも三脚の扱いに慣れてない方がほとんどなのです。
それと、ピント合わせが分からない方が意外に多い。カメラもオートフォーカスが当たり前の時代ですし、光学機器のピント合わせを自分で行った経験のない人が多いのかもしれません。
夕方から薄雲が広がる天気だったのですが、幸いにも南東の空の雲が切れ、木星が顔を出してくれました。なんとかガリレオ衛星を見ることが出来、まずまずの成功裏だったと思います。
私自身、コルキット・スピカは2台つくりましたが、最後に作ってから半年も間が空いているので、お手伝いするにも自分の勘が戻るまでちょっと時間がかかりました。
# メインの講師は天文科学館の方です。さすがに私では工作教室は経験値不足。
親子30組ほどの定員だったのですが、キャンセル待ちが13組あったそうです。後から聞いてびっくりでした。意外に大人気!?
コルキットは基本的に紙筒の組み合わせの繰り返しなので、行程が進むと、経験値が上がって、割とスムーズに組み立てが進みます。キットの構成もいまだに進化を続けているから恐れ入ります(去年作ったときから微妙にパーツが改良されていました)。
ただ実際に使うとなると、望遠鏡の操作になれていない方は、苦労が多いようです。
まず、対象方向に筒を向けるのが大変。三脚を持っている方には持参して頂き、ない方には貸し出したのですが、そもそも三脚の扱いに慣れてない方がほとんどなのです。
それと、ピント合わせが分からない方が意外に多い。カメラもオートフォーカスが当たり前の時代ですし、光学機器のピント合わせを自分で行った経験のない人が多いのかもしれません。
夕方から薄雲が広がる天気だったのですが、幸いにも南東の空の雲が切れ、木星が顔を出してくれました。なんとかガリレオ衛星を見ることが出来、まずまずの成功裏だったと思います。
2008年07月16日
子午線標識再訪計画
サイト内の子午線標識のページは、最初に作ってから7年になります。
2002年の日本測地系から世界測地系への切り替えは、ある程度折り込み済みだったのですが、「平成の大合併」で標識の市町名が書き換えられたものなどは後追いし切れていません。
またハンディタイプながらもGPS端末を入手したので、地図上での位置が不明確だった標識(東経135度線から外れた場所にある標識もあり、山間部などは周囲に目印が少ないので分かりにくい)も、相応の精度で場所を特定できます。
明石市・神戸市・淡路市くらいは自転車でカバーできますが、それより遠くだと自転車では非効率(暑くなければ三木くらいまではいけるかな)。レンタカーを調達して一気に片づけざるを得ないと考えています。
最終的には京都の日本海側まで出るので、そうなると一泊してのんびりしたくなります。だんだん本末転倒な観光旅行になりそうな気配です。
2002年の日本測地系から世界測地系への切り替えは、ある程度折り込み済みだったのですが、「平成の大合併」で標識の市町名が書き換えられたものなどは後追いし切れていません。
またハンディタイプながらもGPS端末を入手したので、地図上での位置が不明確だった標識(東経135度線から外れた場所にある標識もあり、山間部などは周囲に目印が少ないので分かりにくい)も、相応の精度で場所を特定できます。
明石市・神戸市・淡路市くらいは自転車でカバーできますが、それより遠くだと自転車では非効率(暑くなければ三木くらいまではいけるかな)。レンタカーを調達して一気に片づけざるを得ないと考えています。
最終的には京都の日本海側まで出るので、そうなると一泊してのんびりしたくなります。だんだん本末転倒な観光旅行になりそうな気配です。
2008年07月15日
明石市立天文科学館の経度
重箱の隅をつつく話です。
東経135度子午線上に建っている明石市立天文科学館ですが、これは1951年に行われた天文測量の成果に基づいた子午線です。一般に地形図等に採用されている測地経緯度とはズレがあります。
# このあたりの経緯は天文経緯度と測地経緯度やさまよえる子午線をご参照下さい。
うちのサイトの子午線関連ページの制作時の参考資料の一つに『明石市立天文科学館の40年』,明石市立天文科学館編(2000)があります。
この中で、天文科学館の経度は、
天文経度 東経135°00′00.0″
日本測地系 東経135°00′14.6″ 北緯34°38′46.4″
世界測地系 東経135°00′04.7″
と記されています。
日本測地系と世界測地系の換算は非常に複雑で、とても私の手に負えるものではありません。国土地理院ではTKY2JGDという変換ソフトを提供していて、私もこれを利用しています。
このTKY2JGDで上記の日本測地系の経度を変換させると、
日本測地系 東経135°00′14.6″ 北緯34°38′46.4″
世界測地系 東経135°00′04.64118″北緯34°38′58.10264″
という具合で、『明石市立天文科学館の40年』の掲載値と若干の差が出ます。詳しい原因は調べていないのですが、この冊子の編集当時は世界測地系導入に向けた測地成果2000の公表前でもあり、現在とは変換パラメータが違っているのかもしれません。私のサイトではTKY2JGDの変換値を採用しています。
実際のところ、北緯35度での経度0.1秒をメートルに換算すると2.5mくらい。通常のGPS端末では誤差範囲内で、DGPSでも分かるかどうかギリギリの所ではないかと思います。
重箱の隅をつつくお話でした。
東経135度子午線上に建っている明石市立天文科学館ですが、これは1951年に行われた天文測量の成果に基づいた子午線です。一般に地形図等に採用されている測地経緯度とはズレがあります。
# このあたりの経緯は天文経緯度と測地経緯度やさまよえる子午線をご参照下さい。
うちのサイトの子午線関連ページの制作時の参考資料の一つに『明石市立天文科学館の40年』,明石市立天文科学館編(2000)があります。
この中で、天文科学館の経度は、
天文経度 東経135°00′00.0″
日本測地系 東経135°00′14.6″ 北緯34°38′46.4″
世界測地系 東経135°00′04.7″
と記されています。
日本測地系と世界測地系の換算は非常に複雑で、とても私の手に負えるものではありません。国土地理院ではTKY2JGDという変換ソフトを提供していて、私もこれを利用しています。
このTKY2JGDで上記の日本測地系の経度を変換させると、
日本測地系 東経135°00′14.6″ 北緯34°38′46.4″
世界測地系 東経135°00′04.64118″北緯34°38′58.10264″
という具合で、『明石市立天文科学館の40年』の掲載値と若干の差が出ます。詳しい原因は調べていないのですが、この冊子の編集当時は世界測地系導入に向けた測地成果2000の公表前でもあり、現在とは変換パラメータが違っているのかもしれません。私のサイトではTKY2JGDの変換値を採用しています。
実際のところ、北緯35度での経度0.1秒をメートルに換算すると2.5mくらい。通常のGPS端末では誤差範囲内で、DGPSでも分かるかどうかギリギリの所ではないかと思います。
重箱の隅をつつくお話でした。
2008年07月13日
国内最新の子午線標識へ行く
神戸市西区伊川谷町にある「東経135度日本標準時子午線通過点」標識へ行ってきました。2008年5月に天文科学館の学芸係が子午線標識の調査を行ったのですが、その際に新たに確認したものです。今年建てられたばかりのもので、現在国内最新の子午線標識です。
7月13日まで行われていた同館の「子午線展」で、さっそく写真パネルが展示されていたのですが、遅ればせながらようやく私も現地に赴きました。
神戸市西区といっても、明石市との境界線から300mほどの場所。天文科学館から直線距離で2kmほど。
ということで、炎天下の下ですが、自転車で出かけます。ハンドルバーにハンディGPS端末をつけて、ナビゲーションはばっちり。地図表示のない端末ですが、相手は基本的に東経135度線上にあるわけですから、経緯度が表示されれば実用十分です。
最近の標識なので、GPSが表示する世界測地系の経度に基づいているのかと思ったら、意外や意外、明石の天文経度にあわせて建てられていました。世界測地系の東経135度から、わざわざ4.6秒東にオフセットしてあるのです。うーん、こだわりの一品。
ウェブサイトの紹介記事では、これまで公共交通機関の案内を載せていたのですが、今回から国土地理院の地形図閲覧サービス、GoogleMaps、Yahoo!地図の該当位置へのリンクを貼ることにしました。
国土地理院とGoogleMapsは経緯度による位置指定が世界測地系なのですが、Yahoo!地図は日本測地系を採用しています。改正測量法の施行から6年も経っているだけに、ちょっと驚きでした。
# そういえばYahoo!は測量法改正前から地図情報の提供をしていたのでしたっけ。
2008年07月12日
京都市青少年科学センター
京大総合博物館の後は、京都市青少年科学センターへ移動しました。
2001年に一度寄ったきりで、6年半ぶりの再訪です。
ここは展示物が渋い。基本的には触って動かす展示物が主なのですが、どれもこれも年季の入ったものばかり。でもメンテナンスがきちんとされているのと、シンプルながらもモノの原理をしっかり押さえた構成になっているので、陳腐化していないのが良いです。
時間の余裕が無くて参加しなかったのですが、展示解説や実験の実演も土日祝はこまめにあるみたい。遠くから観光的に見に行くというより、近場の人が気軽に通える感じの館です。
しかし、孵化して間もないよちよち歩きのヒヨコがいたのにはびっくりしました。昼ご飯、鶏の唐揚げだったのに……
プラネタリウムも面白かったです。
生解説なので解説員のさじ加減もあると思いますが、細かい笑いどころを随所に仕込んだ楽しいものでした。
前回来たときもいい解説でした。ので、ここのプラネタリウム、お薦めです。
2001年に一度寄ったきりで、6年半ぶりの再訪です。
ここは展示物が渋い。基本的には触って動かす展示物が主なのですが、どれもこれも年季の入ったものばかり。でもメンテナンスがきちんとされているのと、シンプルながらもモノの原理をしっかり押さえた構成になっているので、陳腐化していないのが良いです。
時間の余裕が無くて参加しなかったのですが、展示解説や実験の実演も土日祝はこまめにあるみたい。遠くから観光的に見に行くというより、近場の人が気軽に通える感じの館です。
しかし、孵化して間もないよちよち歩きのヒヨコがいたのにはびっくりしました。昼ご飯、鶏の唐揚げだったのに……
プラネタリウムも面白かったです。
生解説なので解説員のさじ加減もあると思いますが、細かい笑いどころを随所に仕込んだ楽しいものでした。
前回来たときもいい解説でした。ので、ここのプラネタリウム、お薦めです。
京大総合博物館「京の宇宙学」
京都大学総合博物館の企画展「京の宇宙学」に出かけてきました。いつもは単独行動が多いのですが、今回は明石の星の友の会でお世話になっている福原さんと春田さんといっしょ。
大学の博物館なので、校舎の一角を改装した展示室のようなものを想像していたのですが、思いのほか本格的な建物でびっくり。中身も生物系を中心に、地学やら技術史やら、史学や考古学まで、いちいち見ていたら一日がかりになりそうな場所でした。
企画展は京都大学が関わっている天文学の各分野を、研究成果や観測機器の展示を交えながら横断的に紹介。展示スペースはそれほど広くないものの、かなり中身の濃い展示でした。
入口にいきなり、マイクロウェーブの送電実験の装置が鎮座。模擬太陽光の電球→太陽電池パネル→マイクロウェーブ変換装置→送信アンテナ→受信アンテナ→電灯(LED?)という仕掛けが縦に並んだマッチポンプのような装置です。マイクロウェーブ送電はSFに出てきそうな代物で、実験が行われているのも聞いていましたが、実物を見るのは初めてでした。
個人的に興味深かったのは「地球・太陽・太陽系」コーナーの太陽の展示。
飛騨天文台の太陽望遠鏡群や太陽観測衛星「ひので」が撮影した写真や動画を解説付きで見ることができ、勉強になりました。
「紫外線・X線・ガンマ線」のコーナーでは、X線天文衛星に搭載された望遠鏡のモデル(たぶん地上試験で使ったもの)や、ガンマ線望遠鏡の試作品が置いてありました。特にガンマ線望遠鏡を見るのは初めて。望遠鏡というよりは検出装置といった印象です。
「電波・赤外・可視光」では、望遠鏡の解像度が口径に依存することを実演するコーナーがありました。光源と望遠鏡の間に何種類か絞りを交換しながら入れるだけなのですが、光源にレーザーを使っているせいか、見事な回折像がモニターに映し出されて、ついつい何度も遊んでしまいます。
口径が大きくなると像が鋭くなる様子が見た目で分かるのが新鮮でした。
「4次元デジタル宇宙シアター」もおすすめ。
Mitakaを3Dメガネで立体視できる上演コーナーなのですが、酔うほどの面白さです。一日10回、内容を変えながら上演しているとのことですが、私の見た回では「ひので」の軟X線望遠鏡の画像の3Dムービーが紹介され、これがもう、太陽表面が渦だらけでうねうねしていて、気持ち悪いくらいの迫力です。迫力という点では先代の「ようこう」が捉えた活動最盛期のフレアだらけの3Dムービーもすごいのですが、解像度は段違いで「ひので」が勝っています。数年後の太陽活動のピークが今から楽しみです。
展示解説を含めて、結局、2時間半見てました。解説のお兄さんがちょっと不慣れな感じで頑張っていましたが、展示もじっくり見ることが出来ましたし、愛嬌ということで良しとしましょう。
帰りに学食で昼ご飯を食べたのですが、どんぶりもので大盛を注文したら、ラーメンのどんぶりにご飯を盛りつけられて目が点になりました。学生基準の大盛って、そんなもんでしたっけ。
大学の博物館なので、校舎の一角を改装した展示室のようなものを想像していたのですが、思いのほか本格的な建物でびっくり。中身も生物系を中心に、地学やら技術史やら、史学や考古学まで、いちいち見ていたら一日がかりになりそうな場所でした。
企画展は京都大学が関わっている天文学の各分野を、研究成果や観測機器の展示を交えながら横断的に紹介。展示スペースはそれほど広くないものの、かなり中身の濃い展示でした。
入口にいきなり、マイクロウェーブの送電実験の装置が鎮座。模擬太陽光の電球→太陽電池パネル→マイクロウェーブ変換装置→送信アンテナ→受信アンテナ→電灯(LED?)という仕掛けが縦に並んだマッチポンプのような装置です。マイクロウェーブ送電はSFに出てきそうな代物で、実験が行われているのも聞いていましたが、実物を見るのは初めてでした。
個人的に興味深かったのは「地球・太陽・太陽系」コーナーの太陽の展示。
飛騨天文台の太陽望遠鏡群や太陽観測衛星「ひので」が撮影した写真や動画を解説付きで見ることができ、勉強になりました。
「紫外線・X線・ガンマ線」のコーナーでは、X線天文衛星に搭載された望遠鏡のモデル(たぶん地上試験で使ったもの)や、ガンマ線望遠鏡の試作品が置いてありました。特にガンマ線望遠鏡を見るのは初めて。望遠鏡というよりは検出装置といった印象です。
「電波・赤外・可視光」では、望遠鏡の解像度が口径に依存することを実演するコーナーがありました。光源と望遠鏡の間に何種類か絞りを交換しながら入れるだけなのですが、光源にレーザーを使っているせいか、見事な回折像がモニターに映し出されて、ついつい何度も遊んでしまいます。
口径が大きくなると像が鋭くなる様子が見た目で分かるのが新鮮でした。
「4次元デジタル宇宙シアター」もおすすめ。
Mitakaを3Dメガネで立体視できる上演コーナーなのですが、酔うほどの面白さです。一日10回、内容を変えながら上演しているとのことですが、私の見た回では「ひので」の軟X線望遠鏡の画像の3Dムービーが紹介され、これがもう、太陽表面が渦だらけでうねうねしていて、気持ち悪いくらいの迫力です。迫力という点では先代の「ようこう」が捉えた活動最盛期のフレアだらけの3Dムービーもすごいのですが、解像度は段違いで「ひので」が勝っています。数年後の太陽活動のピークが今から楽しみです。
展示解説を含めて、結局、2時間半見てました。解説のお兄さんがちょっと不慣れな感じで頑張っていましたが、展示もじっくり見ることが出来ましたし、愛嬌ということで良しとしましょう。
帰りに学食で昼ご飯を食べたのですが、どんぶりもので大盛を注文したら、ラーメンのどんぶりにご飯を盛りつけられて目が点になりました。学生基準の大盛って、そんなもんでしたっけ。
2008年07月07日
七夕の夜空
九州で早めの梅雨明けを迎えた余波か、神戸もこの数日は天気の大崩はありません。昼間は晴れ→夕方に雲が出て→22時頃晴れる(透明度悪し)というパターンの空模様が続いています。
例年なら曇天か雨天が定番の七夕も、今年は次第に雲が切れてきて、数年ぶりに七日の晩の織姫と彦星の姿を見ることが出来ました。
そういえば今年は、とあるマンションの笹飾りを作る手伝いをして、切り紙細工はたくさんつくったのですが、自分の願い事を書いた短冊を吊ってくるのを忘れていました。あぁ、もったいない。
せっかくの空なので、久しぶりに望遠鏡を出して、織姫と彦星の「密会現場」アルビレオを眺めました。霞の向こうで少しばかり色あせた見え具合でしたが、今宵に限っては、それもまた、よし。
例年なら曇天か雨天が定番の七夕も、今年は次第に雲が切れてきて、数年ぶりに七日の晩の織姫と彦星の姿を見ることが出来ました。
そういえば今年は、とあるマンションの笹飾りを作る手伝いをして、切り紙細工はたくさんつくったのですが、自分の願い事を書いた短冊を吊ってくるのを忘れていました。あぁ、もったいない。
せっかくの空なので、久しぶりに望遠鏡を出して、織姫と彦星の「密会現場」アルビレオを眺めました。霞の向こうで少しばかり色あせた見え具合でしたが、今宵に限っては、それもまた、よし。




濡れ煎餅を燃料に走るという日本でも稀な鉄道、銚子電鉄に乗ってきました(うそです、電気で走ります)。



