塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2011年11月30日

三宅島(後編)

 玄武岩質の真っ黒い砂礫の広がる三宅島の海岸。火山島ならではです。黒い玉石がゴロゴロしているのはちょっとした壮観。面白い眺めです。

 こちらは溶岩流が直に海に流れ込んだと思われる海岸。
 地表に出た溶岩は空気や海水で急冷されてゴツゴツに固まり、さらに溶岩内部の火山ガスが抜けるので空隙が多く、表面は鋭角の突起だらけ。転んだら間違いなく大ケガします。

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posted by ふくだ at 23:46| Comment(1) | 地図と地理と遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三宅島(前編)

 2011年11月末に三宅島に行って来ました(仕事で)。その時の島の景色の写真など。
 1983年の噴火で埋没した阿古地区。噴火発生から3時間で溶岩流に飲まれたのですが、島じゅうのバスをかき集めて避難し、人命は救われたそうです。左は溶岩流に半ば埋もれた小中学校跡。右は高台から見下ろした溶岩原で、400戸の家が埋まっています。海から放水のホースが届いた場所は溶岩を食い止めることができたとのこと。
 阿古集落は元は家が密集していましたが、再建時に移転して散開した集落になりました。

 三宅島雄山山頂を望む。山頂付近は立入禁止になっていて、一般人が入れるのは火口壁から1.5kmくらいの七島展望台まで。煙が上がっているのは水蒸気(というか湯気)。
 右写真は島の中腹の様子。2000年の大噴火前は一面の森だったそうですが、火山性ガス(主に二酸化硫黄)でことごとく枯死。現在もガスの噴出が続いており、朝な夕なに島中の防災無線から火山ガス情報が流れるのにびっくりしました(とはいえ、ガスの量は減少傾向にあるとのこと)。

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posted by ふくだ at 23:45| Comment(4) | 地図と地理と遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月26日

月齢1.1

 垂水のアウトレットまで出かけて撮影。明石海峡大橋の真ん中に月が沈む予定だったのですが、ちょっと(かなり?)計算を間違えまして、淡路側の主塔に沈んで行きました。
 25日15時10分が新月で、そこから26時間3分後の月齢1.1の月です。自分がこれまで見た中ではおそらく一番細い月かもしれません。
 2011年11月26日17:13撮影。 ミニボーグ60ED(D=60mm,f=350mm)+NikonD5000。写真はクリックすると拡大します。
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2011年11月23日

熟睡プラ寝たリウム

 明石市立天文科学館の勤労感謝の日企画、大人のプラネタリウム「熟睡プラ寝たリウム」(PDF)。

 プラネタリウムといえば星空を楽しむものですが、眠りの場となってしまうのもよくある話。星と音楽や星とアロマなどを組み合わせた癒し系番組はこれまでもありましたが、堂々と「熟睡」を打ち出すあたりが、明石です。

 投影開始は、普段なら閉館後の18時。日没の時間から、玄関前で、加古川宇宙科学同好会が望遠鏡を展開。「一番星を探そう」ということで空を仰ぎますが、あいにくの曇天。しかーし、わずかな雲の切れ間から、キラリと木星が!

 ドームの中はこんなんです。南東側の一角には「鼾席(いびきせき)」も用意。事前の案内では、マイ枕の持参もOK。館長さんはパジャマにネクタイ姿で歩いているし、いろいろおかしい(褒めてます)。

 解説台に立つのは井上さん。
 大人しめのクラシック音楽に静かな語り口。いつもの投影ならドームを巻き込んで一番星探しや満天の星空の演出があるのですが、今回は「大人」の「熟睡」プラネタリウム。ツァイス投影機の映しだす夕暮れはなぜだか暖かく、ああっ、早くも眠気が。

 しかーし、そんなところでめげる私ではないのです。
 いくら熟睡推奨でも、早々に寝てたまるかと、この一つ前の投影で、まるまる50分間寝だめしておいたのでした(本末転倒)。
# なにせ私、「日没」前に寝てしまうこともあるくらい、プラネでよく寝る人でして。

 投影はシンプルかつエレガント。ツァイスの星空に、ポインター一つ。星座絵すら出て来ません。星座の歴史を縦軸に、時間ごとの星空解説を横軸に、番組が進みます。や座、いるか座、こぎつね座、とかげ座、こうま座といったミニ星座の案内も……していた……ような……。この辺りですでに……記憶……が……断片……的……に(ウトウト)。

 夕暮れの西空を彩る夏の星座の説明は、いつしか夜半の秋の星座に移っていました。
 次に気づいたときにはオリオン座が正面にいたのですが、気にしないことにします。あれ、いま、ろ座とか説明してなかったか。地味な星座の案内にもほどがあります。

 BGMはホルストの組曲「惑星」から「金星」。これまた眠くなる選曲です。既にドームのあちこちからいびきが。ただ、騒音のような高いびきでなく、心地よさそうないびきなのが、普段の投影と違うところ。我慢して眠りに落ちたのではなく、安心して眠りについたがゆえの快眠なのでしょう。

 やがて星空は緯度変化で南半球を往復。
 マニアックながらも丁寧な解説が続きます。ツァイスの星空と矢印だけで、ここまで堪能できるものなのか。これはこれで眠っちゃうのがもったいないなぁ。確かに星空に興味のない人は寝ちゃいそうですが、興味のある人だと、むしろ聴き入ってしまう話です。手を抜くどころか、ここぞとばかりに地味なネタを突っ込んでくるのが明石らしい。

 鳥のさえずりと共にドームに響くは組曲「ペールギュント」より「朝」。
 ど真ん中ストレートの選曲が、心地よい目覚めを誘います。
 拍手が起こりそうな雰囲気の機先を制して「寝ている方もいらっしゃいますので、お静かに」とアナウンス。いろいろ行き届いています。

 この投影、最後まで寝なかった人には「完撤証明書」が配布されるのですが、なぜか長蛇の列が。いびきの聞こえていた率と比べると、どう考えても完撤していた人が多いのですが、そこは自己申告。館職員の問診と虫眼鏡を駆使した「涎の跡」「目やに」「鼻提灯」のチェックもありまして、無事に通過した方は証明書を頂いていたようです。

 私ですか。そこは正直ですから、はい。
 なお当日のアンケート結果では、10%が熟睡、30%がウトウト(←わたしはここ)、60%が完撤だったそうです。星の友の会の方はみなさん起きていらしたようで、結構、話に聴き入っていた方も多かったということか。寝たなら寝たと正直に言いましょうよ。


何はともあれ、面白い企画でした。ありがとうございました。
posted by ふくだ at 23:47| Comment(3) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月20日

軌道星隊シゴセンジャー2011秋

 たまに現れる天文科学館のヒーロー、シゴセンジャー。
 基本的な展開は水戸黄門のごとくの安定感。皆既月食をテーマにした投影に、ブラック星博士が乱入。
 知らずにこの投影に当たると、びっくりですよねぇ。私の後ろの席にいた家族連れ、悶絶しながら爆笑してました。
 
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夕暮れの金星と水星

 11月20日17時24分撮影(写真はクリックで拡大)。金星はこれからどんどん高度を上げて、夕方の一番星として目立つようになります。14日に東方最大離角を迎えた水星は、これから高度を下げて太陽に近づいて行きます。すでに双眼鏡でないと見るのは困難。
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2011年11月19日

天体観望会「アンドロメダ銀河」(2011年11月)

 久々に夜の観望会のボランティアに入りました。
 これまでは4階日時計広場(屋上)に並べた望遠鏡の操作を担当していたのですが、今度は16階の40cm反射望遠鏡もボランティアが担当するとのこと。

 昼間は大雨、夕方、いっとき晴れ間が広がって期待感が盛り上がったものの、結局、ベタ曇り。
 40cm反射望遠鏡は薄雲越しの観望に備えて、観望対象天体を木星に変えて準備していたのですが(雲があるとM31は流石に厳しい)、結局、主鏡が星の光を受けることはありませんでした。

 16階天体観測室では、曇天メニューの望遠鏡の説明に切り替えます。一緒に入った春田さんがメインのトークを担当、私は望遠鏡の操作と、曇天ながらも接眼部を覗いて頂く際の安全確認。天体観測室は希望者だけの見学だったのですが、4グループ(およそ60〜70人くらい)の参加があり、全部終わった頃には20時半を回っていました。

 しかし、最近晴れないなぁ。
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2011年11月15日

第2回星なかまのつどい受付(15日21時〜)

 第2回星なかまのつどいの受付は、2011年11月15日(火) 21:00開始です。
 詳細は右のバナーから。

 姫路でお会いしましょう!
posted by ふくだ at 01:56| Comment(0) | プラネ/天文台/科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月12日

興福寺

 興福寺は現在、中金堂の再建が行われています。2015年の完成予定。数年後には奈良の新しい姿を見ることができそうです。

 興福寺国宝館は2010年3月にリニューアルされました。建物は以前と同じですが、内部の配置を大幅に変更。各種の仏像が系統立てて配置され、かつ信仰の対象として敬意を払ったレイアウトになりました。基本的な中身は同じながら、ここまで良くなるリニューアルは珍しいです。

 ここのスターは阿修羅像ですが、鋳造仏塔(山田寺仏頭)も2枚看板の一つといえるでしょう。
 かつて東金堂に置かれていた仏像で、火災で焼けて頭部だけが残されています。元は飛鳥の山田寺の仏像で、興福寺の僧兵が押し入って強奪してきたという曰くつき。ていうか、興福寺、お主も悪よのう。
 そんなわけで、天平と鎌倉の香り漂う奈良の中で、これだけが飛鳥の雰囲気を漂わせています。

 なにゆえ奈良に鎌倉時代の彫刻や建物が多いかというと、1180(治承4)年に平清盛の五男、平重衡が平家に楯突く奈良を焼き討ちにしたのです。東大寺は大仏殿を焼失、興福寺も主要堂塔の殆どを焼かれました。その後の再建は鎌倉時代に行われたので、当然の成り行きで当時の建物や彫刻が多いのです。
 ちなみに平重衡、一ノ谷の合戦で生け捕りにされ、最後は奈良で斬首されています。山電の須磨寺駅の改札前に「平重衡とらわれの松跡」の石碑がありますが、まさかこの人だったとは。
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東大寺散歩

 ほぼ一年ぶりの奈良。毎度のことながら、東大寺を一回り。
 南大門をくぐって、中門から大仏殿を拝み、そのまま西から裏手へ。垣の外から正倉院を眺めて、塔頭の間を抜けて二月堂裏参道、二月堂・三月堂の界隈から鐘楼を通って下るのがいつものコースです。

 本当は東大寺ミュージアムによるつもりでしたが、正倉院展の人ごみの後だったので、後回し。今回は戒壇院に寄って、四天王を拝んできました。

 私、美術品の趣味はないのですが、天平時代と鎌倉時代の仏像は好きです。両方とも写実的な表現が特徴……って、結局、分かりやすいということか。その天平彫刻の傑作の一つが東大寺戒壇院の四天王像。気分によって好きになる像が違うのですが、今回は広目天。静かな中にも憤怒天を突きそうな顔つき。怖いです。あと多聞天に踏みつけられてる邪鬼のふてくされた表情。

 二月堂からの奈良盆地遠景。東大寺でいちばん、人の業を感じる場所です。

 隣の三月堂は現在、2013年3月までの長期修理中。本尊の不空羂索観音立像と、日光・月光菩薩は東大寺ミュージアムに移されていますが、また次回。日光・月光菩薩は三月堂には戻らず、東大寺ミュージアムが安住の地となります。

 そうそう、正倉院。
 平日だけ間近に寄ることの出来た正倉院ですが、こちらも屋根の修理で、見学中止になっています。垣の外から伺う校倉造も、しばらく見納めになりそうです。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(2) | 地図と地理と遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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