塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2012年03月31日

2012年3月の読書

鈴木輝一郎「もしも義経にケータイがあったなら」
鈴木眞哉「戦国史の怪しい人たち 天下人から忍者まで」

 今月も軽い本しか読んでないな。
 読書ではないけど購入した本で、講談社ブルーバックスの「完全図解・宇宙手帳」は、宇宙開発のデータブックとしておすすめ。かつて丸善から出ていた「スペースガイド」の後継者的な位置づけ(「JAXANOTE」というのがあったけど、一般の書店では手に入らなかった)。


posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 読書録・映画録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月30日

ペーパークラフト遍歴(前編)

 宇宙もののペーパークラフトねぇ。いつ頃作り始めたかって。
 このブログに「ペパクラ/科学的遊具」というカテゴリがあるのですが、それを見ると
・「ペーパークラフト MUSES-C」(2004年6月7日)
というのが一番古い記事。はやぶさを作ったのか(本人覚えてません)。最初から太陽電池パドルの支持腕をピアノ線に置き換える改造をしています。素直じゃないな自分。

・「ペーパークラフト M-V」(2004年6月8日)
 翌日にM-V。こちらもJAXAのサイトからダウンロードしたもの。

・「ペーパークラフト H-IIA(3)」(2004年6月10日)
 2日後にH-IIA完成。これは、この年の5月末に筑波宇宙センターに寄った時に、売店で買ったキット(たしか千円くらい)。ペーパークラフトなんて子ども向けの玩具だろうと思っていたのですが、なんとなく気になって買ってしまったのです。
 思い出した。開封して、型紙の枚数が多くてびっくりして、練習がてらに何か作ったほうがいいと思って、はやぶさやM-Vを作ったのだ。
 実はこれが取り越し苦労で、キットのH-IIA、すごく組立やすかったのです。パーツの分割といい、工作のしやすさといい、よく考えぬかれているのが分かりました。むしろ、無料でダウンロードしたはやぶさやM-Vの方が、難しい部分があるくらい。金払わせるだけのことはあると感心。
# H-IIAはバージョンアップされたキットになっています。

・「ペーパークラフト M-3SII(試作品)」(2004年6月11日)
 翌日にオリジナルなM-3SIIの試作品をつくってます。
 H-IIAのペーパークラフトを作って、「これなら自分でもできる」と思ったのです。
 M-3SIIは小学生時代にハレー彗星探査機の打ち上げを見て以来、好きなのですが、過去の機体がJAXAのサイトで立体化されるとは思えず、だったら自分でつくるしかないと。そして、できそうだと。
# 今だと一日で型紙つくるのは無理。若さゆえの過ちとしかいいようがない。

続きを読む
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | ペパクラ/科学的遊具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月29日

花と月

 桜の蕾は、膨らみつつも、まだ固く。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月26日

金星・月・木星

 西空で競演している金星と木星。3月14日に見かけの距離が最接近となり、これからどんどん離れていくところですが、26日の夕方は素敵な割り込みが入りました。
 (写真はクリックで拡大)

 金星は27日が東方最大離角で、太陽周回軌道で地球をインから追い抜くべく、猛然と接近中。
 木星は5月14日が合。その2ヶ月弱前ですから、だいたい太陽を挟んだ向こう側にいます。
 月はずっとずっと手前。光の速さで1秒ちょっとの地球周回軌道。

 太陽系の立体感を感じることが出来るでしょうか。

 拡大した写真では、金星の更に上に、プレアデス星団が写っています。すばる-金星-月-木星のカルテットです。

続きを読む
posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月25日

ペパクラ特別展、中川氏ご来訪

 明石市立天文科学館のペーパークラフト展。今回、出展された作品の8割方は茨城県の中川義通さんの手によるものです。
 18日の(飛び入り)阪本先生、24日の私と、出展者のギャラリートークが組まれ、大トリを飾るのは中川さん。その様子はご本人のブログにて。

 私は今回の予定が決まる前に物理学会の講演会の申込を済ませていたので、本番に参加出来なかったのが残念でしたが、少し早めに天文科学館に伺い、打ち合わせに同席させて頂きました。
 中川さんが製作中の「あるもの」を見せて頂いたのですが、あまりの精巧さに大笑いしてしまいました。人間、びっくりを通り越したら笑うしかないのです。
# 驚愕の逸品はそのうち中川さんのブログに登場するはず。

 工作に使われている工具類も見せて頂きましたが、う〜ん。こだわりが私より一段上。私なら「まぁ、この辺でいいか」と妥協するところを、中川さんはしっかり工作されています。神は細部に宿る。

 一方で中川さんは型紙を作ることはないそうです。この辺りはペーパークラフトへの関わり方の違い。私も試作中の「あるもの」をお持ちしたのですが、これも一同大笑いでした。
# こっちは日の目をみることがあるのだろうか。

続きを読む
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

川口教授・安部准教授講演会

 関西学院大学で開かれた日本物理学会の市民科学講演会で、JAXAの川口淳一郎教授と安部正真准教授のお話がありました。お題は「はやぶさ物語」。

 600人収容の礼拝堂は満席。すごいなぁ。

 2006年10月に神戸で開催された日本惑星科学会での川口教授の講演に行ったことがあるのですが、250人入るホールにお客さんが実質50人。私のすぐ前の席で川口教授がノートパソコンを広げてスライドを直しているという、のどかな雰囲気でした(遠い目)。
# 150人の箱に30人くらいと記憶していたのですが、箱も客ももう少し多かったようです。

 安部准教授の講演は、前半がイトカワ近傍探査、後半がサンプル分析結果からわかってきたこと。後半の内容は2011年8月に米サイエンス誌で特集号が組まれた時に発表された範囲(だと理解しました)。
 お話の中で「日焼けみたいなもの」と説明されていた宇宙風化については、講演の後で質問にうかがいました。太陽風や微小隕石や宇宙線に晒されたら、風化どころか違う鉱物になってしまうのではないかと思ったのですが、宇宙風化層の厚みは数nmしかないそうです。でも石も砂もほとんど動かないので、数nmの風化でも色が変わって見えてくると。地球上でイメージする風化の規模とぜんぜん違う……

 川口教授の講演は一般向けに練られていて、公開中の映画の話題から聴衆のハートをがっちり掴みます。小ネタあり笑いあり、そして創造性の大切さについて言うべきことはしっかり伝える。ご自身の役割に徹していらっしゃる感じ。質疑も盛り上がりました。

 公演終了後は、サインや記念撮影を求める長蛇の列。最後まで丁寧に応じていらしたのが印象的でした。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 雑記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月24日

天体観望会「火星」(2012年3月)

 引き続き、夜は天体観望会。
 2月の観望会が終わった時点で、すでに定員いっぱいだったので、ボランティアで参加。
 昼間にギャラリートークをした日に、夜に天体観望会の担当って、前後を考えて予定入れろ自分。

 昼間は晴れたり曇ったりにわか雨が来たりと、落ち着かない天気。夕方になって雲の切れ目が広がって来ましたが、油断はできません。いつもならプラネタリウムドームでの解説が始まる前に、4F日時計広場に並べておく望遠鏡も、念のため組み立てた状態で屋内待機。

 観望会の定員は100名ですが、参加者は60名ほど(←うろ覚え)。
 昼間の天気を考えると、仕方の無いところ。

 ドームでのお話が終わって、望遠鏡の準備のため、一足早く外に出ると、思いの外、晴れ間が広がっています。やった、これならいける!

 3月にしては透明度の良い夜でしたが、3月にしては寒い夜。というか、ほとんど冬同然。
 お客さんも寒さしのぎで建物の中にいらっしゃる時間のほうが長く、外で頑張ってる少数のお客さんのリクエストにお答えするように、手頃な天体を導入してご覧になって頂きました。

 そうそう、火星。3月6日に接近したばかりとはいえ、今回は「小接近」で1億km以上の距離があります(参考:地球-太陽間が1億5000万km)。私が担当した12.8cmの屈折では、表面の薄暗い模様が十分にわかり、極冠も認識できます。風が強い割にはまずまずのシーイングでした。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ギャラリートーク

 天文科学館の特別展「宇宙のペーパークラフト展」。
 会期も折り返して残り2週間となった3月24日、講演とギャラリートークをしてきました。

 対外的な事前告知はなしで(されたら怖い)、当日の館内放送と、近くにいたお客さんへの呼びかけでの集客。こじんまりと、でも作品を見ていただくにはちょうどよい人数でのスタート。
# 明石の特別展示室だと、じっくり見て頂けるのは15人くらいまでかなぁ。

 講演はプラネのドーム。ギャラリートークだと作品が目の前にあるのですが、ドームだとどうしよう。うーん。
 ということで、展示室では見られない作品製作中の写真を用意し、該当する作品を展示室からドームに運び入れます。そして制作に使っている道具の紹介と作り方のコツをお話させて頂きました。
 ドーム内でスライト映しながら喋ると、常に首が上をむいた状態になります。ただでさえ声が小さいと言われるのに、発声しにくい事この上なし。観望会で星空案内するときは平気なのに、なんでなんだろう。

 ギャラリートークは、実物を前にお客さんの反応を見ながら。
 基本的には中川さんの精密工作の注目ポイントの解説と阪本先生の動く機能の実演、私の作品からはボトルはやぶさやビール缶こうのとりを実際に手にとって頂きました。こうした機会だからこそ、作品を身近に感じて頂けたら嬉しいです。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月21日

LiVE「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」

 はやぶさの映画の話題に触れたら、この作品も書かないといけないですね。
 「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」はプラネタリウムドームなどで上映される全天周映像として2009年4月に公開(帰還の1年1ヶ月前)。2010年11月に再突入シーン等を修正した「帰還バージョン」が公開され、2012年5月に平面スクリーン版が角川映画から配給されています。

 公開4日目に大阪市立科学館へ観に行ったのですが、その時の様子はこちら。
・「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- を見た」(2009年4月4日)

 公開直後だったのでネタバレにつながることは抑えて書いています。この時は上演後、泣き跡を隠すのに必死でハンカチを探しました。「もしはやぶさが帰って来なかったら、この番組どうするんだろう」と頭の片隅で心配したのが懐かしいです。

 もしまだ観たことのない人がいたら、お勧めです。

続きを読む
posted by ふくだ at 23:49| Comment(3) | 読書録・映画録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

松竹「おかえり、はやぶさ」

 松竹版「おかえり、はやぶさ」は2012年3月公開。
 3Dとホームドラマを打ち出した前宣伝で、あまり期待しないで観たのですが、案外、楽しめました。

 藤原竜也演じる主人公はイオンエンジンの技術者。年齢の割には性格が幼いのですが、宇宙大好きの子どもとの絡みではいいお兄さん役を演じています。

 三浦友和演じる主人公の父は、火星探査機「のぞみ」のプロジェクトマネージャーという設定。この辺りで細かいことを気にしたら負けです。もう一人の主人公的な位置づけで、存在感を発揮していました。しかし三浦友和、丸くなったなぁ。最初は誰だか分かりませんでした。

 杏が演じる理学系の研究者は主人公のパートナー的存在で、物語の軸を支える役を好演。しかし回想シーンの女子高生時代まで演じるのは、何のコスプレかと(苦笑)。

 「はやぶさ」がトラブルに巻き込まれながらも帰ってくる筋書きは変えようが無いので、話を作るなら思い切ってフィクションにするのもありだと理解。

 春休みの子どもを意識してか、感情の起伏は強調気味の演出。一方、技術的な説明は意外に多く盛り込まれています。これが映画というより教育テレビ的解説なのですけれど。

 3D上映館で見たのですが、宇宙空間や風景のシーンはともかく、人を大写しにする場面を3Dにする意味はあまり感じません。3Dを活かすカメラワークがまだ発展途上なのでしょう。
# でも臼田宇宙空間観測所の64m鏡はかっこよかった←また言ってる。

 楽しい部分とあれあれと思う部分が混在している作品。個人的にはエンドロールの臼田の場面に全てを持って行かれました。

(続きにはネタバレ含みの感想)続きを読む
posted by ふくだ at 23:48| Comment(0) | 読書録・映画録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。