塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2014年11月30日

飛び立て、はやぶさ2

 小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げ、2014年11月30日に予定されていましたが、当日の天候が良くない見込みで延期。12月1日に再設定されましたが、これも当日が強風見込みのため延期。11月30日夜現在で、12月3日の予定になっています。

 ロケット打ち上げは気候の制限が厳しく、例えば2008年に打ち上げられた14号機の時は以下のリンク先のような制約条件が発表されています。
H-IIAロケット14号機 打ち上げ主要制約条件(JAXA)
 今回の26号機もほぼ似たようなものかと思います。「風」「雨」「雲」「雷」それぞれに制約条件がありますが、30日は雷、1日は風に引っかかりました。

 当初は日曜日の設定だったので、多くの方が打ち上げを見ようと渡島し、また各地でパブリックビューイングが企画されていましたが、延期で涙をのんだ方も少なくないようです。ありうることだと予め分かっているとはいえ、こればかりはなかなか……

 でもまずは、無事の旅立ちを見送りたいと思います。飛び立て、はやぶさ2!


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2014年11月29日

月面X

 2014年11月29日18:48撮影。ボーグ77EDII+1.4倍テレコンバーターDG(D=77mm,f=714mm)+NikonD5000。トリミング、トーンカーブ+アンシャープマスク処理済。

 上弦近くの月で欠け際に「×」模様が見える「月面X」。天文学的に特別な意味のある現象ではないのですが、クレーターの「○」だらけの月面に「×」がある見栄えの面白さで人気があります。
 月面では夜が明けて次々にクレーター壁面の稜線に日光が当たり始めているところ。なので日光が当たった部分が広がると「×」の形が崩れてしまうため、数時間しか見ることが出来ません。
 山の残雪が模様に見える「雪形」に通じるものがあるかもしれません。
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2014年11月23日

FIRE関西限定ミルクカフェオレ

 関西限定ということで、缶に府県ごとのフレーズが印刷されています。兵庫県は「標準時子午線に立って」ということで、神戸でも姫路城でもなく何ゆえ標準時子午線なのかは謎ですが看過するわけにはまいりません。

 ということで、日本標準時子午線の上でパチリ。
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熟睡プラ寝たリウム 2014


 11月23日の勤労感謝の日、恒例となった「熟睡プラ寝たリウム」が開催されました。
 全国一斉ということで、2014年は日付を合わせて15館で開催。プラネタリウムで寝ることにこれほどの支持が集まるとは誰が予測したでしょうか。いえ、言い出さなかっただけで密かに多くの人が考えていたのかも。

 今回は「プラ寝たステージ」と称して、解説台の脇にお布団席が設けられました。こちらの席は事前公募で抽選。
 明石市立天文科学館では2014年春に座席のリニューアルが行い、その際に一部の席を取り外し可能にしています。イベントなどでの利用(コンサートで演奏者用のスペースを取るなど)を想定したものですが、まさか寝るために使うとは。
 しかし星空を眺めるならドーム中央方向に枕を起きたいですね。いや、寝るための設定だからこれでいいのか。

 熟睡プラ寝たリウム初年から恒例の「いびき席」も健在。
 私事ではありますが、ふつうの投影の時にいびきかいて係の方に起こされる経験をしたことがありまして、それはそれは気まずいのです(面が割れてるし)。堂々と気遣い無用なのはありがたいものです。


 投影終了後は「熟睡証明書」と「完徹証明書」が配布されます。寝たか起きたかは自己申告制。でも用意された枚数は「熟睡証明書」の方が見るからに多いです。寝かせる気満々の自信の表れというか。

 
全国各地で同時開催されたプラネ館のポスター類も展示。

 明石では今回、もともとソフトな語り口で「眠りやすい」という評判が(一部で)ささやかれる鈴木さんが万全を期して登板。今回はBGMなしでトークのみの投影。

 私ですか?
 寝ましたとも。
 投影中にプラネタリウム観てる夢を見ながら寝てました。東の空から太陽が昇ってきて「終わった〜」と思ったら目が覚めて、ドームにまだ夜明け前の星空が広がってたという。
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2014年11月22日

軍師官兵衛・その16

 第45回「秀吉の最期」、第46回「家康動く」でやっとこ放送回に追い付きました。

 竹中直人の秀吉は最期まで好演でした。
 秀吉は数え62歳で死にます。本能寺の変が45歳、関白就任が48歳、小田原征伐と天下統一が53歳、秀長死去と利休切腹が54歳、文禄の役が55歳、秀頼誕生が56歳、秀次切腹が59歳、慶長の役が61歳。
 天下とった途端にダークサイドまっしぐらな人生で、周囲にいた人たちも大変だったろうなと思います。
 歴史の「if」はいろいろな設定ができますが、羽柴一族に限れば、秀長が長生きするか、秀頼が生まれなければ、たやすく徳川に天下が移ることはなかったでしょう。
# 後者の場合、後継者が秀次しかいないので、信長亡き後の織田家のような家督争いは起こらなかったはず。

 劇中で北政所が「豊臣の天下は一代限り」と言いましたが、彼女にしても天下を取るまでが秀吉との共同作業で、天下を取った後の豊臣政権は半ば手の離れた存在になっていたのでしょう。

 岡田准一の演技もいいですね。
 官兵衛の若い頃は知略も才気走っていましたが、今となっては円熟味と安定感がにじみ出てます。これをきちんと表現できる役者なんですね。ジャニーズ系のアイドルなのをすっかり忘れていました。

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2014年11月19日

はやぶさ 1/25ペーパークラフト(11月16日)

 前回作ったはやぶさ2・1/25ペーパークラフトに続いて、はやぶさの1/25ペーパークラフトを作成しました。
 元にしたのは阪本成一先生作の熟練者バージョン(β版)。基本的に型紙に基づいて組んでいますが、可動部はすべて固定したのと、MLIのパターンを部分的に変更。一から設計しなおしたのはパラボナアンテナと姿勢制御用のスラスタです。
# パラボラアンテナの曲面、元の型紙では2分割ですが、今回の模型は3分割にしています。

 はやぶさのペーパークラフトはMUSES-C時代以来、6機目の製作です。現存しているのは今回のを含めて3機(あと2機は明石に展示してある1/50とバックヤードで寝ているボトルはやぶさ)。1/25は2回目なのと可動をオミットした分、比較的楽に組めました。

 完成した模型は専用コンテナ(という名の段ボール箱)に入れて、車両まるごと借りきった(というか他に客がいなかった)山陽電車で天文科学館に搬入。先のはやぶさ2と並べて展示してます。
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2014年11月18日

軍師官兵衛・その15

 一ヶ月分の録画を溜めてしまって、まとめて倍速で視聴。
 まずは第42回「太閤の野望」、第43回「如水誕生」、第44回「落ちゆく巨星」の3回分。

 石田三成のブラックぶりが容赦なく加速。官兵衛を陥れて蟄居に追い込みます。
 私は三成は優秀な官僚という印象を持っているので、仮に官兵衛とそりが合わないとしても、仕事は仕事と割りきっちゃいそうな気がするんですよね。
 ただ演じている田中圭は「戦国の政治家」「官兵衛のことを毛嫌いしているわけではない」という解釈
 この線で考えると、朝鮮での失態を官兵衛に被せたのは「官兵衛の失脚を狙ったのではなく、軍監の身を守るために官兵衛に秀吉の怒りの矛先を向けさせた」ということで、それはそれで嫌な人です。政治家というより保身に走る官僚という印象。
 豊臣政権を担う政治家を目指しながらも、他人の心が分からずに、政治家になりきれない人物として三成を描いているのなら、それはそれで納得かなぁ。
 官兵衛に対して見せる対抗心は、新しく台頭した内政派の三成が古くからの武功派にいきがっている部分と、官兵衛と秀吉の絆に対しての嫉妬心と、そのあたりが混ぜこぜになったものなのでしょう。

 秀次は三成に陥れられるのかと思ったのですが、劇中では淀の方が引き金でした。
 秀吉の後継としての秀頼の立場は確立されましたが、豊臣家にとっては数少ない身内を失ったダメージの方が大きかったはず。晩年の秀吉の暗澹とするエピソードの一つ。

 小早川隆景、死す。
 織田と毛利が戦っていた頃、「してやられた」という毛利は清水宗治を失い、織田方も配下に置いた尼子勝久・山中鹿之助主従や荒木村重を失い、戦場となった播磨は別所や小寺など多くの土豪が滅亡しました。
 それでも、ためらいがちながらも「あの頃が一番楽しかった」というのは、互いを認め合う好敵手だったからこそ。
# 実際ドラマもあの頃がいちばん面白かったもんなぁ。さて関が原はどうなるか。
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2014年11月17日

閏9月これ稀なり

 旧暦で閏9月の最中ですが、この閏9月は1843年以来171年ぶりのことです。
 閏月は約3年に1度起こるので、171年ぶりというのはずいぶん極端です。ということで調べてみました。最初は自分で計算しないといけないかと思ったのですが(その場合でも計算サイト使うつもりでした)、すでに1843年から190年間の閏月を調べられた方がいらっしゃいました。
 以下はその閏月を月ごとに並べ直したものです。
01月:
02月:1852,1909,1917,1928,1947,2004,2023
03月:1860,1879,1898,1936,1955,1966,1993,2012,2031
04月:1849,1868,1887,1906,1925,1944,1963,1974,1982,2001,2020
05月:1846,1857,1865,1876,1884,1895,1903,1914,1922,1933,1952,1971,
   1990,1998,2009,2017,2028
06月:1873,1892,1911,1930,1941,1960,1979,1987,2025
07月:1854,1881,1919,1938,1949,1968,2006
08月:1862,1900,1957,1976,1995
09月:1843,2014
10月:1870,1984
11月:
12月:1889
 なんとも明確な偏り具合。

 大雑把に言うと、閏月は太陽が黄道の1/12(=30度)を動く間に、新月が2回入るときに設定されます。
 地球の軌道が真円なら黄道の1/12は365.25日÷12で30.4日になります。月の満ち欠けの周期は平均29.5日なので、どこかのタイミングで30.4日の間に新月が2回入ることになります。
# これが17年に5回≒約3年に1度

 ただ地球は楕円軌道を回っているので、近日点では速く、遠日点ではゆっくり動きます。
 たとえば直近の近日点を含む期間では、冬至(黄経270度)2014年12月22日08時03分〜大寒(黄経300度)2015年1月20日18時43分までが、29日10時間40分。
 遠日点を含む期間では、夏至(黄経90度)2015年6月22日01時38分〜大暑(黄経120度)2015年7月23日12時30分までが、31日10時間52分。

 つまり近日点近くでは閏月が入りやすく、遠日点近くでは閏月が入りにくくなります。
 ちなみに夏至を含む期間は旧暦5月、冬至を含む期間は旧暦11月なので、これを念頭に先ほどの表を見ると、なるほど旧暦5月に閏月のピークがあります。

 閏9月が171年ぶりになったのは、こうした事情があります。

 なお閏月の設定は本来もっと細かい規定があって、このまま行くと2033年に月が決まらなくなる「旧暦2033年問題」が待ち構えています。以前なら改暦を行うところですが、現在はグレゴリオ暦が公式の暦なので、旧暦を定める機関がありません。さてどうなることやらです。
posted by ふくだ at 20:43| Comment(2) | 雑記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月13日

フィラエ、彗星に着陸

 ESAの彗星探査機「ロゼッタ」に積まれていた着陸機「フィラエ」が、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸しました。2014年11月13日未明のこと。着陸確認信号が届いたのは13日01時03分(JST)で、当初は成功と伝えられましたが、後に際どい状況にあることが明らかになってきました。

 彗星の重力は極めて弱いため(地球の10万分の1程度)、フィラエはアンカーを打って彗星表面に本体を固定する予定でしたが、これが上手くいきませんでした。アンカーを打つ間、スラスタを噴射して本体を地面に押さえつける計画でしたが、スラスタが不具合を起こして難しい挑戦になることは事前に分かっていました。
 彗星表面でバウンドしたフィラエは1kmほどバウンドし、さらに二度目のバウンドを経て着陸したのですが、落ち着いた場所はクレーターの縁の崖のようなところ。太陽電池に陽が当たらない時間が長く、電力不足が懸念されています。
 未知の世界に足を踏み入れるとはこういうことかと改めて感じます。

 とはいえ、彗星表面に軟着陸できたこと自体がまず史上初の快挙。すでに写真は届き始めていますが、これだけで興奮です。
 フィラエ自体は生きているので、これから慎重にどんな探査が出来るのかを探っていくことになります。電力不足については、今後太陽に近づいて日照が強くなるのを待つことも検討しているようです。
# 宇宙科学の関係者の粘り強さ(諦めの悪さ)は万国共通。

 ESAのみなさんはこれからが大変だと思いますが、きっと同じくらいかそれ以上にワクワクしているはず。はやぶさがイトカワの探査をしている時(2005年)のことを思い出します。

 そうそう着陸機の名称「フィラエ」は、ESAのライブストリームを見ていると「フィーリ」「フィリ」「フィーリー」と聞こえます。もともとエジブトの地名(フィラエ島・フィラエ神殿)から取っていますが、言語によって呼び方に多少の振れがあるようです。
 エジプト大使館のエジプト基本情報|世界遺産では「フィラエ島」、ユネスコ世界遺産の紹介ページでも「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」表記。
 ただ探査機を上げたのはESAなので、ヨーロッパ諸国の呼び方に習うと「フィーリ」「フィリ」「フィーリー」となります。
 どれが正しくどれが間違っているというものではないので、当面はこれまで使われていた「フィラエ」で表記します(そのうち気が変わるかもしれません)。
posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | 宇宙開発/宇宙科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月12日

ロゼッタ&フィラエ折り紙

 ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機ロゼッタと着陸機のフィラエ。
 広報用に擬人化(ゆるキャラ化?)したキャラクタが解説ビデオに出演しています。

 これ、折り紙で作れるなと思い立って、仕事帰りに生協で折り紙を買ってきました。フィラエの降下中に折ったので、ロゼッタからぶら下がった状態にしています。

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posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | ペパクラ/科学的遊具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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