塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2015年03月16日

科学万博開幕30年

 1985年3月16日、国際科学技術博覧会「科学万博-つくば'85」の開会式が行われました。今から30年前のことです。
 3月16日は開会式だけで、一般公開は翌3月17日から。最初の頃は客足も伸び悩みましたが、会期の後半にはにぎわいを見せ、最終的には目標の2000万人を超える2033万人の入場者がありました。

 茨城県で生まれ育っただけに、私にとっての「万博」は、大阪でも愛知でも沖縄海洋博でも花の万博でもなく、つくばの科学万博です。ということで以前にこんなサイトを作ったことがあります。

2005年の科学万博 つくば科学博〜EXPO'85〜から20年

 科学万博から30年経ったことより自分がこういうサイトを作って10年以上過ぎてるほうがこわい。

 その後、つくばの万博記念公園はあまり変化がないと思いますが、エキスポセンターの展示物はずいぶん入れ替わりました。科学博のコーナーは縮小され、プラネタリウムのエントランスに移設されています(目に触れる機会は増えたかも)。また科学万博当初から稼働していたミノルタ製のプラネタリウム投影機「インフィニウム」も2005年に引退して保存展示されています。

 大阪万博の跡地にあったエキスポランド遊園地は2009年に閉鎖。科学万博の会場から移設されたテクノコスモス観覧車もビスタライナーも撤去されました。
 記事内で紹介している「コスモ星丸」のロボットはその後エキスポセンターに移管され、WASUBOTと並んで科学博のコーナーに展示されています。

 この時になかったものではパビリオン「芙蓉ロボットシアター」で活躍していたロボットたちがイーアスつくばのサイバーダインスタジオに展示されています。

 科学万博の当時は「つくば市」発足前で、万博会場は旧谷田部町に位置していました。エキスポセンターは旧桜村(ちなみに筑波大学は当時、国内で唯一「村」にある国立大学でした)。
 鉄道がなかった……というのはうそで、筑波鉄道が現役でしたが1987年に廃線。長らく高速バスが主要なアクセスでしたが、2005年につくばエクスプレスが開通して交通事情が一変しました。
 長らく「万博前」「万博後」が時代の区切りだったつくばも、今ではつくばエクスプレスの「開通前」「開通後」の変化のほうが大きいのではないでしょうか。


posted by ふくだ at 22:11| Comment(6) | 雑記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月15日

旧武藤山治邸

 舞子公園の旧武藤山治邸を見学してきました。中で青山大介さんの作品を展示しているのでそれに合わせて初訪問。
 武藤山治(1867〜1934)は三井財閥の実業家で、鐘紡の経営者として活躍しました。舞子公園の邸宅は1907(明治40)年)に舞子に建てられたものを、明石海峡大橋の工事にともなって狩口台に移転、のちに舞子公園内に復元されたものです。

 右の写真は狩口台にあった当時のもので、建物は真っ白に塗られていました。
 しまった、現在の建物を同じ角度で撮った写真がない。
 元は和館と洋館が並立していましたが、現在残るのは洋館のみ。同じ敷地内にあった撞球場を模した管理事務室と並んでいます。

 目を引く円形のベランダは早くに失われていたのですが、狩口台に移転する際に再建。舞子公園に復元する際により原型に近い形に改められています。
 2階のベランダは施錠されていて外に出られません。ちょっと残念ですが手すりが低いので危険防止の措置でしょうか。とはいえ窓からでも景色は十分楽しめます。

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posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 神戸のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月14日

特別ショー「投影機くん、危機一髪!?」

 プラネタリウム20000日イベントの一つとして、午前と午後の投影の合間に特別ショーが行われました。

 プラネタリウム投影機のランプの交換という、普段は客の目に触れない作業をあえて実演するのは、稼働20,000日を舞台裏で支え続けたエンジニアの仕事の一端を紹介したいという思いがあったのでしょう。
 いくらツァイスの製品が優秀とはいえ、50年以上経過している機械ですから、動いているのは常日頃の手入れが行き届いているからこそ。

 「投影機の電球が切れてしまった!」という設定の寸劇でスタート。
 「お客様の中にランプの交換が出来る方はいらっしゃいませんかぁ?」と解説の石井さん。
 「はーい!」
 (いるのかよ!、と全員が心のなかでツッコんだと思う)

 というわけで長尾館長が登場。
 投影機から取り出したのは昔なつかしツァイス製の巨大なランプ。現在は国産のハロゲン球に交換されていて、ランプの寿命も伸び星像もシャープになり、古い機械ながら少しずつバージョンアップしていることもさりげなくPR。
 ちなみに1000Wという規格で、ほとんど電気ストーブ並みの電力消費量です。排熱ファンがなく、放熱用の金網の窓が開いているだけらしいのですが、おかげで音は極めて静か。近年のプラネはメタルハライドランプを採用しているところが多く、投影機の周りは排熱ファンの音がグワングワン鳴り響いて少しうるさかったりします(もっと新しくなるとLEDになっているところもあるのですが)。

 コンデンサレンズがいっぱいの恒星投影球の中の様子も遠目に見えて(タイムスリップはしなくて済みました)、とってもお得感のある経験でした。
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2015年03月13日

プラネタリウム20,000日

 明石市立天文科学館のプラネタリウム投影機、カールツァイス・イエナUPP23/3が稼働20,000日を迎えました。稼働日数ではすでに日本一を更新し続けているので、その途上の一つの節目になります。
# 年数の区切りは思い浮かべやすいですが、日数の区切りとは考えたものです。

 20,000日を迎えた3月13日、記念イベントの一つ「プラネタリウム20,000日!語らナイト」が開催されました。
 プログラムは講演3本。進行の井上さんも最初から時間通りに終わらない雰囲気を漂わせています。

 トップバッターは大阪市立科学館の渡部義也さん。「大阪市立電気科学館の誕生日」ということで、実は日本最初のプラネタリウムだった大阪市立電気科学館の開館日が奇しくも3月13日。1937年のことですから2015年から遡ること78年前。電気科学館にプラネタリウムが入ることが決まったのはかなり後の段階で、元はスケートリンクを作る予定だったとか、建設が始まってから図面を引き直したとか、なんだそれは。1945年3月13日には大阪大空襲に遭いますが、電気科学館は奇跡的に焼け残り、1989年の閉館まで星を映し続けました。

 続いては天文科学館の館長を長らく務められた河野謙三さん。開館前に地域の天文ファンを集めて話を伺う機会を設けたとか、ツァイス・イエナの投影機は名古屋に導入される予定だったものが伊勢湾台風の影響でキャンセルされて明石にやってきたとか、入館者を増やすために学習投影を行ったとか、当時のさまざまなエピソードをご紹介いただきました。

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2015年03月10日

カノープス(今季初)

 雪の予報が幸い空振りとなり(ちらほら舞いましたが積雪には至らず)、低気圧が抜けた後に強烈な冬型の気圧配置となりました。
 実はこの冬、カノープスをまだ見ていなかったのですが、すでに黄砂も飛び交う季節。この寒気で透明度の高い空が戻り、ラストチャンスとばかりに双眼鏡を南の水平線に向けました。

 いた!

 普段なら年が変わる前に見ているのですが、今年はタイミングを逃しまくっていました。
 カノープスが0時前後に南中するのが正月ごろ。3月だと20時頃の南中になります。夕方早いほうが見やすいようですが、3月になると春霞や黄砂の影響もあり、まだ街明かりも残る時間帯なので、空の条件は厳しくなります。
# 寒い時期の夜中のほうが空の条件は良いのですが、人間が寒くてしんどい。

 いずれにせよ、少し寿命が伸びました。とはいえ日頃の不摂生で相殺しているような。
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2015年03月08日

星の友の会例会(2014年度第4回)

 明石市立天文科学館星の友の会の例会。
 宇野さんから地学オリンピックのお話。意外にのんびりしたムードらしい本大会(集合時間に誰も現れずに30分過ぎてやっとこ集まるとか)。参加チームのお国柄ぶり、本大会前のサンドアート製作などなど、参加された方ならではのたくさんのエピソード。私が高校生の頃に門が開かれていたら、チャレンジしたかったなあ。
# 全く方向性は違いますが「高校生クイズ」は参加したことがあります(予選3問目敗退……だめじゃん)。

 伊藤さんから天体写真画像処理の勉強会のお誘い。これは参加したい。

 科学館の石井さんからALMA訪問記。今回は素敵な動画付きの完全版。

 長尾館長からは「プラ『レア』リウム巡り」予告編。マジでやるんですかそれ。巡り終える気がしない……
# 「でも福田さん行くんでしょ」とか気軽に言われるのはなんでなんだぜ。
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2015年03月06日

2015年最小の満月

3月5日 16時33分:月の距離が最遠(1.057、40万6385km、視直径29.4′)
3月6日 03時05分:○満月
アストロアーツ:天文現象カレンダー
 ということで、3月5〜6日の晩は月が遠地点を通過した直後に満月を迎えます。実はこれが2015年で見かけの大きさが最小となる満月。
 宵のうちに写真を撮ろうと思っていたのですが雲が広がっていて、そのうちうっかり寝てしまって、早朝に目が覚めて慌てて撮影したのがこれ。といっても一枚だけでは大きいのか小さいのか分からないので、他の時期に同じ光学系で撮影した月と比べる必要があります。

 2015年3月6日4:38撮影。ボーグ77EDII+1.4倍テレコンバーターDG(D=77mm,f=714mm)+NikonD5000。トリミング、トーンカーブ処理済。
 クリックすると等倍切り出しの写真を表示します。

 若干、粒子が荒れ気味なのは、やはり薄雲(もや?)がかかっていたうえに低空で、超低コントラストの画像をきつめに処理したためです。本当はもう少しカリカリに硬調にしたほうが好みなのですが……

 一眼デジカメを引っ張りだしたのが1月12日にラブジョイ彗星を撮影して以来ほぼ2ヶ月ぶりで、望遠鏡を外に出してセッティングしたらカメラのバッテーリーが切れかかっていました。あわてて予備のバッテリーに交換しましたが、こちらも干上がっていて、カメラの電源が入りません(そういえば予備のバッテリーの充電したのいつだったんだ!?)。
 いやはや、焦りました。
posted by ふくだ at 05:12| Comment(0) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月03日

はやぶさ2航行段階へ

小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)小惑星1999 JU3に向けた航行段階(巡航フェーズ)へ移行(2015.3.3JAXA)

 試験航海を終えてそのまま本航海へ乗り出しました。
武運を信じ、いざ深宇宙動力航行に挑まん。両舷前進強速。進路、地球スイングバイ回廊。
 イオンエンジンの「強速」って、そんな大げさなと思ったのですが、約600時間(約25日)運転して60m/秒(216km/h)も加速するんですね。1台で1円玉1枚持ちあげるのがやっとという出力ですが、ちりも積もればを地で行くエンジンです。
posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 宇宙開発/宇宙科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦艦武蔵発見

 だそうです。今まで見つかってなかったのですね。

 改めて確認したら、武蔵が沈んだのは1944年10月24日のレイテ沖海戦。大和に比べて早くに沈んでしまった印象があったのですが、終戦の10ヶ月前まで残っていたのですね。とはいえ竣工が1942年なので洋上にあったのは3年も満たない艦でした。

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posted by ふくだ at 23:45| Comment(6) | 雑記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月02日

第5回 星なかまの集い

 記事を書くほど写真を撮っていないので、togetterのまとめを紹介です。

 第5回 星なかまの集い - Togetterまとめ

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posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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