

上野から渋谷に向かうのに時間があったので、少し遠回りして、三ノ輪橋(荒川区南千住)と早稲田(新宿区西早稲田)を結ぶ都電荒川線に乗ってみました。東京都下に残る数少ない路面電車です。
始発の三ノ輪橋は駅というよりバス停のよう。それもそのはずで、都電のそれは「駅」ではなく「停留所」。昭和っぽい雰囲気ながらも古さを感じなかったのですが、2007年にレトロ調にリニューアルしたばかり。
運賃はどこまで乗っても160円均一。終点の早稲田まで乗り通すと約1時間弱かかります。


荒川線は路面電車とはいうものの、大部分は専用軌道。道路を走る併用軌道も縁石で脇を固めて自動車が入れないようになっている区間もあります。もっとも、これが廃止を免れた一因でもありました。


右は路面電車の別称「チンチン電車」の由来となった発車時のベル。けっこう大きな音が響きます。
三ノ輪橋に入線する7500形。降車用と乗車用のホームが分かれていて、客を降ろしてから乗車用ホームに入ってきます。
熊野橋到着直前の様子。
交差点で止まっている所から加速していきますが、低いうなりを上げるモーター音が独特です。吊り掛け駆動という旧式のもの。足回りは40年以上前の電車ですから、そりゃ古いわけです。
荒川線最大のハイライト、王子駅前〜飛鳥山の併用軌道区間。
ベルを鳴らして王子駅前停留所を出発。
90度左に曲がって明治通りに入ります。ここですれ違う電車が、7500形よりさらに古い7000形。
夕日に向かって急勾配を駆け上り、途中で音無山交差点の信号に引っかかります。坂道発進から坂を登りきって、飛鳥山交差点で再度の赤信号。左レーンに停車中の自動車が軌道に寄っているため、電車の入る幅がなくて前に進めません。ここで次に続く。
信号が変わったとたんにバイクに先行され、電車はのんびり飛鳥山交差点を通り抜けます。
交差点を過ぎた所で、道路の名前は明治通りから本郷通りに変わり、そこからすぐに右へ90度の急カーブ。
ここですれ違う電車はレトロ調の新型車9000形。
カーブを曲がった所で併用軌道が終了し、専用軌道に入ります。間もなく飛鳥山停留所に到着。
この都電荒川線、片道13,820円で車両1両を貸し切りしているそうです。グループで借りれば、割とお手頃かもしれません。




札幌市営も貸切列車が可能のようですが、なにぶん一人ですので・・・。