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(2015.5.22 管理人 記)

2009年11月13日

街中で見る流星群

 このサイトを開設してから、自分が神戸市内の自宅近辺で流星群を見たときの記録を拾ってみました。
 太字で流星群の名前、カッコ内は1時間あたりの予想出現数。その後の箇条書きが自分が見た記録です(群流星の判別なし)。

ペルセウス座流星群(40個/時間)
・2004年08月11-12日 75分間で30個(1時間換算24)。

オリオン座流星群
(10〜15個/時間)
・2009年10月21-22日 30分で2個(1時間換算4)。

しし座流星群(5個/時間)
・2002年11月17-18日 30分で0個(1時間換算0)。
・2002年11月18-19日 40分で2個(1時間換算3)。
・2002年11月19-20日 120分で2個(1時間換算1)。
・2003年11月14-15日 30分で0個(1時間換算0)。

ふたご座流星群(50〜60個/時間)
・2004年12月13-14日 30分で2個(1時間換算4)。

 あれれ、思ったほどは記録に残していません。

 それでも大雑把に分かるのは、実際に空を眺めてみても「1時間あたりの予想出現数」ほどの流れ星は見ることは出来ないということ。

 「1時間あたりの予想出現数」は、明記されることは少ないのですが、空の条件の良い場所(6等星まで見える空)で見える流星の数と理解しておけばよいでしょう。

 私の住む神戸市垂水区では、空の条件があまり良くなく、ふだんは3等星を見るのがやっと。だから暗い流れ星は見えません。
 それから街中では建物などで視界がさえぎられて、見逃してしまう流星もあります。
 「1時間あたりの予想出現数」は根拠のある数字ですが、実際に見える数はそれより少ないものなのです。

 あとは流星群ごとの個性があって、たとえばペルセウス群は明るい流星が多いので街中でも見栄えがよいのですが、ふたご群は暗めの流星が多いので予想数の割には街中で見える数は少なかったりします。

 いま話題になっているしし座流星群は、過去に何度も大出現を起こしているので有名ですが(2001年の大出現は記憶に新しいところ)、ふだんは1時間に数個程度の出現数です。

 今回は「最大で1時間あたり200個」という数字が出ていますが、これは空の条件の良い場所で見える数ということに加えて、あくまでピーク時の出現数です。例えが適当かどうか分かりませんが、瞬間最大風速みたいなもの。
 流星物質の濃い部分に地球が遭遇したときに出現が期待されるので、数分か十数分か数十分間はたくさん出現するかもしれませんが、それが一晩続くわけではありません。

 ということで、ニュースを賑わす数字は冷静に読まないといけないのですが、実際に見てみないことにはどうなるか分からないのがこの世界。
 平日の早朝ですが、天気がよければがんばって早起きしてみようと思っています。1時間あたり200個とはいかないでしょうが、それも自分で確かめることが楽しみです。

追記:2009年のしし座流星群の情報国立天文台

※1時間あたりの出現予想数は日本流星研究会の年間に活動する主な流星群 (2009年-2010年版)からの引用です。
※「空の条件の良い場所(6等星まで見える空)で見える流星の数」と書きましたが、これに加えて月明かりの有無や放射点の高度など、本来は他にも考慮すべき条件があります。
※追記:「最大で1時間あたり200個」はZHR(天頂出現数)の値でした。ZHRは「雲が無く、6.5等級の星まで見え、流星群の放射点が天頂にある理想的な条件で一人による観測を仮定した場合の1時間あたり流星数」です。異なる条件下の観測結果を比較するときなどに使います。例えばペルセウス座流星群やふたご座流星群だと、ZHRは100を超え、街中で実際に見える流星の数よりかなり大きな数字になります。


posted by ふくだ at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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