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(2015.5.22 管理人 記)

2009年11月22日

武蔵の里(岡山県美作市)

 さじアストロパークの帰りに、岡山県美作市の宮本武蔵生誕地へ行ってみました。
 二刀流の剣豪として知られる武蔵ですが、生誕地は美作大原(岡山県)と播磨(兵庫県)の二説あります。
 世に知られている武蔵像は吉川英治の小説『宮本武蔵』によるところが大きく、これが美作説を採っています。播磨説では兵庫県の高砂市や太子町あたりに関連史跡があるのだとか。
 武蔵については当時の良質な史料が少なく、確定的なことが言えないというか、言った者勝ちのところもあるのかもしれません。
# 近年の大河ドラマも、漫画『バガボンド』も吉川本が原作。

 冒頭の写真は伝「宮本武蔵の生家跡」。かつての家は暴風雨で倒壊して、再建した家も昭和の初めに火事で焼けて、現在の家はその後のもの。もはや伝承のみの存在ですが、この周辺が宮本武蔵のテーマパーク状態になっています。

 生家跡前に鎮座する「武芸 武蔵地蔵尊」。お地蔵様は杖を持っているのが普通ですが、ここでは刀を前に合掌していらっしゃいます。ていうか武芸なら毘沙門天とか天部系の方がご利益ありそうなんですけど、なにゆえ地蔵菩薩。晩年の悟りきった武蔵のイメージなのでしょうか。

 周辺には、武蔵の少年時代を描いた石原正『あばれたけぞう』の各場面を埋め込んだ石碑が点在しています。順番どおりに回ると、絵本のストーリーを追えるようになっています。

 武蔵道場。いかにも道場というつくりの建物で、この日も中から稽古の音が聞こえていました。実際の生誕地かどうかはともかく、武道を受け継ぐ心が生きているのが好ましいです。

 道場の看板には「兵法二天一流鍛錬会」と墨書されていました。今も二刀流やってるのか、ふぇ〜。
 ちなみに現在の剣道でも大人(大学生以上)は公式試合の二刀流が公認されています。とはいえ、使い手は少ないので、生では見たことはありません。文化の日に行われる全日本剣道大会では、何年かに一人くらい二刀の選手が出てきます。

 道場の隣に武蔵の銅像があって、さらに奥に資料館があります。今回は道草なので端折って素通り。
 地区の奥には「武蔵神社」もあるそうですが、気づかなかったので寄りませんでした。ていうか神様になっちゃってたのか。
 周辺の最大級の建物は「宮本武蔵顕彰武蔵武道館」。天から降ってきちゃったような異様さに写真を撮るのも忘れていました。
 
 こちら最寄の、その名も「宮本武蔵駅」。完全に観光用の駅名です。
 むかし友人に、この駅の入場券をお土産でもらったことがあるのですが、行ってみたら無人駅でした。どこで売っていたのでしょう。


posted by ふくだ at 23:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 地図と地理と遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!お久しぶりです!
武蔵道場!同窓生に確認したところ、なんと、私の高校時代、夏合宿で使わせていただいた場所だったようです。
今は周辺もずいぶん整備されているのですね。
あまりに遠い記憶で、ほとんど何も覚えていないのですが、懐かしいです。。。
Posted by midori at 2009年12月09日 21:57
合宿で使われたということはmidoriさんも何か武道をされていたのでしょうか。
宮本武蔵はたびたびテレビなどに登場していますが、最近はNHKの大河ドラマになった前後に多くのお客さんがいらしていたようです。
武蔵の里一帯は、がんばりすぎて手を加えすぎちゃった所もあるのですが、のどかで静かな景色の場所でした。
Posted by ふくだ at 2009年12月11日 00:38

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