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(2015.5.22 管理人 記)

2010年07月03日

はやぶさ特別投影

 7月3日の朝一番は特別投影「小惑星探査機はやぶさ 奇跡の軌跡」。はやぶさプロジェクトに参加されていた会津大学の寺薗淳也さんをお迎えして……ではなく、インターネットのテレビ電話(Skype)でつないでの講演会。

 最初のあいさつの時は音が途切れがちだったのですが、本番はまずまず回線も安定していました(関西から中京圏の中波ラジオ局の深夜放送を聞いてるくらいの音質……って分かりにくい例えかも)。

 まずは井上学芸員による今晩の星空投影。常連の子どもが来ているのか、解説を先回りされて、「今日はやりにくいなぁ」とぼやきの一言にドーム内が笑いに包まれます。

 井上さんの解説の中で、「はやぶさ」ミッションの紹介ビデオが流されます。今となっては懐かしいMUSES-C時代のもの。一通りの流れをおさらいしておいて、寺薗さん登場です。よく見ると胸にMUSES-Cの文字が入った「はやぶさ」帰還運用スタッフのジャンパー。

 今日のお客さんは一般の方が多いと踏んでか、はやぶさはどんな目的の探査機だったのか、イトカワで何をしてきたのか、どんなトラブルを乗り越えてきたのかといった基本的な内容を押さえていきます。
 最近の報道で「はやぶさ」を知った人の多くは、いろいろなエピソードは聞いていても、計画の全体像までは存じてない方も多かったでしょうから、的確な整理になったと思います。

 と、とつぜんスクリーンにリポビタンDの写真。
 タッチダウンの実況ブログに掲載されたデスクの写真に次々と増えていくリポDの空き瓶。海外のサイトでも話題になり、やがて公式飲料にまでなってしまうエピソード。
 って、これ一般向けのネタですか!?

 あげくの果てにスクリーンの向こうの寺薗さん、おもむろにリポDの瓶を取り出しては、「私が『ファイトー!!』と言いますから、みなさんは『いっぱーつ!!』をお願いします」って、まさかのリポD一気飲みを披露。飲み干した後むせてらっしゃいましたけど、大丈夫でしたか?

 プラネタリウムドームはオーストラリアの星空。
 ちょうど「はやぶさ」が帰還したときの、ケンタウルス座α星・β星と南十字星が縦一列に並んだウーメラ砂漠の感動的な空を写し出していたのですけれども、なんだか全てを寺薗さんに持って行かれた気分。

 質疑では、人工衛星の名前の付け方からリアクションホイールの調達、はたまた事業仕分けまで、硬軟取り混ぜた質問が飛び交いました。
 はやぶさ(小惑星探査)だけでなく、月探査をしたい人、天文衛星をやりたい人、いろんな計画があって、優先順位を付けながらやっている状況の説明と、これまでは政治の中で宇宙はあまり注目されていなかったけど、みんなが宇宙に興味を持ち、応援していることをJAXAや文科省や政治家の方々に伝えていくことが大切だという熱いメッセージで幕となりました。
※冒頭の写真は投影終了後に撮影したもの。
posted by ふくだ at 21:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うーわ、うまくその瞬間を撮られましたね
Posted by ふくはら at 2010年07月03日 23:32

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