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(2015.5.22 管理人 記)

2010年07月11日

星の友の会観望会

 天文科学館では星の友の会会員対象の天体観望会を行っています。2010年度は年2回を予定。その1回目が7月11日なのですが……そもそも日付の設定を間違っている気がします、こんな梅雨の最中に。夕方、雨は小降りになったものの、強風。天候回復は望むべくもなし。それでも30人弱の参加者がありました。

 プラネタリウムドームに入ると、投影機が直立しています。これが投影機の休憩体勢。いちばん負荷のかからない体勢だそうで、兵庫県南部地震もこれで乗り切ったとか。見慣れない姿の投影機に、いきなり撮影大会状態。

 観望会は雨天メニュー。
 まずは「はやぶさ」の話題ということで、大阪市立科学館の飯山学芸員が撮影した動画の紹介。関西のプラネタリウム関係者の研修会があって、その時に飯山さんの報告があったそうです。
 って、私、この日の朝一番にご本人の話を聞いてきたばかりなんですけど。想定外の展開(苦笑)。
 展示室のイトカワのコーナーには、KAGAYAさんの写真東山さんの写真が展示されています。これらは「はやぶさ」の再突入経路の北側から撮影したもの。飯山さんの動画は再突入経路の南側から撮影したものなので、オーストラリアの空でありながら、背景に見えている星が違います。
 投影機で南天の空を映して、ポインターを使って北側から見た再突入経路をおさらい。続いて南側から見た経路。大阪ではドームに映した映像を回すのですが、明石のツァイスにそんな機能はありません。「じゃあ、みなさん、みんなで向こう側の席に移動しましょう」。なんて人力なプラネタリウム。

 少人数なので、このあともやりたい放題。
 コンソールの説明をしてみたり。
 各人にポインターを渡して、北斗七星やカシオペア座から「5倍延ばすと北極星」を、実際にポインターで指してみる実演をしてみたり。難しいんです、これが。
 席を立ったまま投影機の回りに集まっての星座解説。プラネタリウムの空は投影機に近いほどゆがみが少なく見えますから、これは立ち見ながらも特等席です。
 まずは小粒な星座シリーズ「いるか座」「や座」「こぎつね座」「こうま座」。南天側に移動して「おおかみ座」「ケンタウルス座」「みなみのかんむり座」。最後に回った「へび座」「へびつかい座」「ヘルクレス座」「かんむり座」あたりがメジャーな星座に思えてくる少々濃いめの解説でした。

 あとはバックヤードツアーという展開に。
 何気なく棚の上に置いてあるディアゴスティーニの太陽系儀を動かしてみたり、展示ケースを開けて子午儀の接眼部を覗いてみたり。ちなみにこの子午儀は明石市指定重要文化財。

 時計のコーナーに移って、展示ケースを開けて、和時計の実演。
 またケースの中の「音叉時計」を取り出しての解説。「音叉時計」は、音叉の振動を元に時計を動かす画期的な精度を誇る時計で、一世を風靡したのだそうです。ところがすぐに、さらに画期的なクォーツ時計が出現したため、あっという間に駆逐されてしまったのだとか。
 時計を耳元に近づけると、子どもには音叉の音が聞こえるのですが、年齢を重ねるに連れて可聴域を外れて聞こえなくなるそうです。「モスキート音」みたいなものですね。私ですか? なんかブーンという機械音が聞こえた気がしましたが、自信はないです。気のせいだったかも。歳かも。
 この後は日時計の展示ケースを開けて、さまざまな日時計を取り出しての解説。
 時計のところは話を聞くのが面白くて、写真を撮るのを忘れていました。ま、展示物としてはいつでも見ることが出来るものですし。

 ということで、この辺りで20時半を回ったので、お開きとなりました。
 濃い一日でございました。
posted by ふくだ at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
クォーツ時計も製品として安定したのは、結晶を音叉の形にしたからだったと思います。ということで、みんなも腕に音叉時計をはめている。
Posted by 渡部義弥 at 2010年07月15日 11:42
セイコーのサイトに解説がありました。なるほど、水晶振動子を音叉型にしたのが鍵だったんですね。
http://www.seiko-watch.co.jp/technology/quarts/index.html

私の腕時計は電波時計なので、自動校正付水晶音叉時計といったところでしょうか。
Posted by ふくだ at 2010年07月16日 02:15

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