
月は地球を楕円軌道を描いて回っています。ですから、地球に近づくときもあれば、遠ざかることもあります。また様々な要因で、近地点や遠地点の距離が変動します。
2010年は1月30日に月が最近(地心距離35.7万km)、そしてたまたまこの日が満月。
2月13日に最遠(地心距離40.7万km)となりましたが、この時は新月近くで見ることができません。
満月近くに遠地点を通過するのが8月25日(地心距離40.6万km)。
どのくらいみかけの大きさが違うのかというと、同じ光学系で撮影した写真を並べてみれば一目瞭然。
《撮影データ》
共通:ミニボーグ 60ED(D=60mm,f=350mm)+NikonD5000 神戸市垂水区
50%縮小してトリミング
・2010年1月30日19:56 1/1000 ISO400
・2010年8月25日22:25 1/800 ISO400


昨夜の月は小粒だなぁ・・・と思っていました。
この2つの月のサイズの間に、太陽のみかけのサイズがある。
だから皆既日食と金環食があるという説明にも使えそうです。
先週末から、中天の月を肉眼で眺める機会が多かったのですが、肉眼でも明らかに「小さいなぁ」と感じるのです。
「人間には視直径に対する絶対感覚があるのか?」と思ったりもしましたが、見かけの大きさを面積的に感じると考えれば、何割も違っているので、いい加減な絶対感覚でも十分に違いが感じられるのかも、と思ったりしています。
太陽は7月初めに同じようなものを撮りました。
月の大小と太陽の大小を4つ並べてみましょうか。
http://sao.seesaa.net/article/155548927.html
かえってややこしくなったりして……
ジークさん
実は私、月の視直径の変化は肉眼では気付かないだろうという先入観がありました。
とはいえ、惑星のスケッチを続けて取っている時は、この写真の比くらいの視直径の変化は感じますので、月も気をつけて見ていると、違いが分かるものかもしれません。