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(2015.5.22 管理人 記)

2010年12月12日

ファッションショーで楽しむ「はやぶさ」

 12月12日の「星と音楽のプラネタリウム」は特別編。和歌山大学観光学部との共催、(株)島精機製作所の協力による「ファッションショーで楽しむ『はやぶさ』」です。
 和歌山大学の尾久土教授が「シゴセンジャーをやってるコスプレ科学館なら」と話を持ちかけたのだとか。いや、あれはコスプレじゃなくて皮膚ですから、設定では。

 ファッションショーは3部構成。それぞれの冒頭で、尾久土さんによる「はやぶさ」をはじめとする惑星探査ミッションの解説。そして和歌山大学の学生さんがモデルとなって、「はやぶさ」や天体をイメージした衣装でプラネタリウムドームを闊歩します。
# 写真は投映終了後に3階展示室で撮影したもの(投映中は撮影禁止)。

 ショーはストーリー仕立てになっていて、最初に登場するのはM-Vロケットをイメージした衣装。白のワンピースに赤のベルトとリボン。なるほど確かにそんな色合いです。腕に巻いたリボンは渦を巻くロケットの噴射炎だとか。これは説明されないとわかりません。

 大気圏を離脱したM-Vから「はやぶさ」が宇宙に解き放たれます(写真)。振袖が太陽電池パドル、帽子はハイゲインアンテナでしょうか。日本のものづくりのイメージを金襴緞子で表現したとのこと。

 登場の順番とは前後しますが、再び「はやぶさ」の衣装。右の黒の革のワンピースは、タッチダウン後の満身創痍のはやぶさのイメージ。袖がなんだかちぎれそうな雰囲気です。
 左の真っ赤なドレスは、大気圏突入時の燃え上がるはやぶさ。背中に長い長いマントをたなびかせて、流れ星のようなイメージです。

 真ん中は地球の人。日本の多くの人がはやぶさの帰還を待ちわびている様子を、金襴緞子で表現。日本=金襴緞子というお約束みたいです。青のチュールレースが地球のイメージですね。

 こちらは天体のみなさん。左が小惑星イトカワ。複雑な編み方のニットでイトカワの複雑な表面を表現しています。ショーの中ではプラネタリウム投映機の周りをくるくる公転して、最後に金襴緞子のはやぶさとハイタッチしてタッチダウン。洒落っ気のある筋書きです。
 中央は金星。そのまんま、美の女神ビーナスのイメージ。
 右は月。生地の組み合わせでクレーターを表現したとのこと。クレーターそのものというよりは、斜めのラインがティコの光条みたいな感じですね。

 はやぶさのあとを継ぐものとして「あかつき」も登場(左)。銀のドレスに薄い革を組み合わせて、革には細かい丸がたくさんカットされています。本来であれば、このショーであかつきの金星軌道投入を祝える予定でしたが、残念ながら6年後の再チャレンジを目指すことになりました。この二人は投映機の周りを11周と10周することで再会できます(ぉぃ)。

 井上学芸員が来ているのはISSの室内着。土井宇宙飛行士が着ていたのと同等品。実は今回協力いただいた島精機製なのだそうです。コットン100%のなんの変哲もないポロシャツのように見えるのですが、「寝間着に最適(井上さん談)」とのこと。縫い代がないので着心地がいいそうです。ちなみに一着数万円だとか。

 ショーのBGMが甲斐恵美子さんの「Lullaby of Muses」なのはお約束。実はこれ、尾久土さんのプロデュースしたアルバムなのです。
 尾久土さんと井上さんの掛け合いも絶好調で(時に寒いギャグも混じり)、なかなか楽しい企画でした。
 最後にアンケートを記入しましたが、どうやらこれを卒論にする学生さんがいらっしゃるそうです。がんばれ〜!
posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 明石市立天文科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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