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(2015.5.22 管理人 記)

2011年01月01日

鳥の博物館

 我孫子市の鳥の博物館に出かけてきました。数年前から元日に無料開館しています。
 天井からぶら下がっているのは「鳥凧」。細かい骨組に和紙の外殻。これで立派に飛ばすことができるのだそうです。しかし、昨日の今日でツルを見たら、思い出すのは小林幸子(ぉぃ)。

 3階展示室の巨大鳥。骨格模型はディアトリマ、レプリカ復元はモアという絶滅種。恐竜かと思う大きさですが、鳥です。これに襲われたら、いやだなぁ。

 昨年(2010年)6月に地球帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」ですが、こちらは名称の由来となった鳥の「ハヤブサ」。バイク寝台特急戦闘機にも名前を残していますが、元の鳥は意外に見る機会がありません。
 左が「ハヤブサ」、右が「セーカーハヤブサ」。2010年9月に大阪阿倍野で「はやぶさ」の帰還カプセル展示が行われた時、「セーカーハヤブサ」が近くの天王寺動物園で展示されていました。こういう洒落っ気は大好きです。

 こちらは宇宙ステーション補給機(HTV)「こうのとり」の由来となった鳥の「コウノトリ」。
 豊岡市で再野生化の取り組みが行われているので、兵庫県民にはおなじみの鳥です。放鳥した個体が神戸にも飛んできたことがあるそうですが、私は見たことがありません。豊岡に隣接する(というか合併された)出石の辺りでは、ちょくちょく飛来しているそうです。
 日本の宇宙機の名前になった鳥は、他にX線天文衛星の「はくちょう」、同じくX線天文衛星「すざく」があります。もっともすざく(朱雀)は想像上の鳥ですけれども。アメリカではアポロ11号の着陸船「イーグル(鷲)」とか、探せば他にもありそうです。

 「はやぶさ」はかつての寝台特急、そして新青森まで開業した東北新幹線の新愛称、「こうのとり」も大阪から豊岡へ走る在来線特急の愛称になっています。列車の愛称としては、九州新幹線の「つばめ」(左写真)、上越新幹線の「とき」(右写真)もあります。ほかに何かあったかな。
 しかしトキもコウノトリも、一度は日本から姿を消しちゃった鳥なんですよね。いずれも再野生化の取り組みが進んでいますが、絶滅に至った背景を考えるにつれ、ちょっと複雑な気分です。

 渡り鳥がどうやって方角を知るのかという解説。未解明の部分も多いのですが、太陽や星が方角を知るための役割を果たしているのではないかという実験結果が紹介されていました。人工衛星や惑星探査機の姿勢制御と一緒だよなぁ。もちろん鳥の方が大先輩なわけですが。

 このブログにもたびたびコメント頂いているなかをさん自作の太陽投影専用望遠鏡。星の手帳社の組立望遠鏡をドブソニアン式の架台にセットしたもの。聞けば聞くほどかゆい所に手が届く工夫がなされていて、感心しきり。架台の下に赤い折り鶴が置かれていますが、元日の特別企画として折り紙体験コーナーがあり、市民スタッフのみなさんが連鶴の妹背山を紹介されていました。写真はありませんが、風船を変形させたウサギも人気者。折ったものはお持ち帰り可ということで、多くの人が楽しんでいました。

 大型液晶モニタで上映されていた3Dシアターも丁寧に作りこまれていて面白かったです。隣に座っていたお客さんが「わー、きゃー」言いながら感動されてました。実はなかをさんに月面バージョンの試写も見せて頂いたのですが、こちらはそのままプラネタリウムのショート番組に使えそうな出来栄えでした。

 お土産に買ってきた湯飲み。寿司屋さんに行くと、たまに魚編の漢字を並べた湯飲みが出てくることがありますが、その鳥バージョン。や、やられました。


posted by ふくだ at 18:15| Comment(2) | TrackBack(0) | プラネ/天文台/科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すみません,今さらコメント書いています。
正月開館への御参加ありがとうございました。
鳥の博物館も小さな科学館ですから,この御時世,なかなか予算の掛かった大イベントが組めるわけも無く,ボランティアの力をたっぷり借りつつ,アットホームなイベント展開をしています。

それでも,素人の仕事みたいなものは提供出来ないので,いろいろと手間を掛けているわけなのですが…

3Dシアターは完全に私の企画&手作りです。
月の3D番組は,より高解像度の映像を科学技術館の「ユニバース」向けに作っていたのと同時進行で,鳥博向けの3D番組も作ってしまったという,いわばスピンオフ作品です。お月見シーズンに何回か館内で上映しましたが,横幅2mぐらいのスクリーンでも,けっこう感動してもらえました。

科学技術館の10mドームで上映したときのインパクトは,それ以上のものがありましたが……

月の3D映像は,鳥博以外の場所へのデリバリーも考えていますので,いずれまた……

あの太陽望遠鏡は,2009年の日食のときに,来館者に手軽に太陽像を見てもらうためにデザインして作ったものですが,雨に降られてしまったので,今は私が時々,黒点を見せるのに使っている程度です。テーブルに置いて5秒で太陽を見せることが出来るのがウリです。

鳥の湯呑の商品企画者も,言わずと知れた……

Posted by なかを at 2011年01月25日 01:32
こちらこそ楽しませていただきました。ありがとうございました。

3Dシアター、機会がありましたら関西方面でもぜひ。あれはふつうに面白いです。明石なら大型液晶スクリーンのSHiPLAで上映するとよさそうです(ひとりごと)。

鳥の湯飲みは自宅で常用させていただいてます(^_^)
Posted by ふくだ at 2011年01月30日 23:15

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