2011年3月5日13時33分25秒頃、姫路市東部で国際宇宙ステーション(ISS)が太陽面を通過する現象がありました。継続時間は0.8秒、一瞬の出来事です。国際宇宙ステーションは高度約400kmの軌道を約90分で一周しています。昼側を飛んでいるときなら太陽面通過は地球のどこかで起こっているのですが、現象が見える地域の幅はわずか数km程度。通過時間は1秒未満で、狙って構えなければ見ることは出来ません。
今回は中心線から500mほど東の姫路市・小赤壁公園に遠征。
明石市立天文科学館の井上学芸員と、星の友の会の福原さんと3人のチームです。
予報の最終確認と時報の読み上げは福原さん持参のノートパソコン。撮影用鏡筒は井上さんのBORG76EDの対物レンズを拝借。現地への移動もお二方の車に同乗という、上げ膳据え膳な同行者です。


井上さんは12cm屈折で動画、福原さんは7×50双眼鏡にフィルターをつけて眼視。私は7.6cm屈折で写真を撮りながら、4cmHα屈折で眼視と二兎を追います。
通過予想時刻は13時33分25秒。
時報が20秒を刻んだところで、レリーズを押し続けて連写開始。私のニコンD5000は、最速で秒間約4コマの連写が効くので、どこかのコマには写るはずです。
21、22、23、24……
きたっ!
Hαの真っ赤な太陽像の前をトンボのようなISSの影がよぎります。
形が認識できたのは一瞬だけ、あとは何か動いていったという程度の見え具合。
福原さんも双眼鏡で、一瞬、点像が見えたとのこと。
井上さんも動画撮影に成功しました。→動画(HD推奨)・キャプチャした静止画
こちらは私の撮影したもの(クリックで等倍に拡大)。連写した中では、3コマだけ、ISSが写っていました。太陽電池パドルが広がっている様子も分かります。やった!
2011年3月5日13:33:25撮影。BORG76ED(f=500mm)+NikonD5000。ISO200、露出1/1000。アストロソーラーフィルター使用(2009年の日食時にミニボーグ60ED用に作ったフィルターを流用したので有効口径は68mmになりました)。トーンカーブ調整を行ったのち、グレースケールに変換、アンシャープマスク加工。3コマを比較暗合成。



よく撮れたね、あんな一瞬のもの。
おめでとう。
以前にも、日没前の日食写真を小赤壁公園で
撮られていたのを、見せてもらいました。
あの場所は隠れた穴場?
ありがとうございました。
多くの方々のご協力のたまものです。
撮影地からISSまでの距離は484.5km。茨城のつくばから神戸のポートタワー(高さ108m)の写真を狙うような状態です。撮っておいていうのも何ですが、よく形が分かるものです。
丸山 真市さま
いらっしゃいませ。
小赤壁公園は今回、初めて行ったのですが、南の海側の眺望はすばらしかったです。
日没前の日食は2010年1月15日のものでしょうか。私は仕事で見ていないのですが、あの場所からなら、瀬戸内に沈む欠けた太陽をとらえられたと思います。
いい公園でした。
いや、素晴らしいですね!
こんなのが姫路で見られたとは・・・
しかも休日でいい天気だったし、、、知らなかって悔しいです
色んなところにアンテナを張っておかなければなりませんね(笑)
ところで、上の方が書かれているのは僕かもしれません。
日没帯食の時、何人かにデジカメのモニターをご覧いただきましたので。。。
世間は狭いもんですね^^
ちなみに、高台の上のこの場所は「木庭山公園」と認識していますが…
「小赤壁公園」はそこの東下の海岸沿いにあります。(標識や地図表記でもそうなっています)
まあ、どちらでもいいですけど(笑)
突然の、それも大分日が経ってからの書き込み、失礼いたしました。
また、ちょくちょく覗かせていただきます。
ISSの太陽面/月面通過は、範囲こそ狭いですが、車で遠征出来る方であれば、月に何度かは行動圏内で起こっていると思います。予報サイトで確認されるとよいと思います。
http://www.calsky.com/cs.cgi/Satellites/4?
ところで「木庭山公園」の件。
カーナビの地図ではそう表記されていました。
地名というか場所の名前は「小赤壁」と認識していたので、どっちなんだろうと思ったのですが、現象開始前にたどり着けたのでよかったです。