
衝は地球の外側の惑星が、地球から見て太陽の正反対に位置することです。日没と共に昇ってきて、夜中に南中し、一晩中見えているので、観測の好機です。
天体望遠鏡では意外に小さくしか見えないのですが、それでも輪をかぶった姿はしっかり確認することが出来ます。クレーターぼこぼこの月と並ぶ人気天体です。
しかーし、うちの望遠鏡で写真を撮ろうとするとこれがなかなか手強い。ちょっとボケ気味ですが、小さい望遠鏡で見る土星ってこんな雰囲気なので、見た目尊重でよしとしましょう。
2011年4月6日00:58撮影。ミニボーグ60ED(D=60mm,f=350mm)+UW6mm+NikonD5000。ISO1600、露出1/10(固定撮影)。2枚コンポジット。トーンカーブ・アンシャープマスク補正、トリミング済。
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真面目な話、高度が高いにも関わらず色ずれが見えているので、鏡筒がたわんでいる可能性大。ミニボーグ本体摺動部にミニドローチューブにM57ヘリコイドSと、3ヶ所も可動部がある上に最後尾に重たい一眼デジカメ。デジスコやってる人たちがパーツを入れ替えまくる気持ちが分かります。