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(2015.5.22 管理人 記)

2012年03月15日

さよなら明石市営バス

 2012年3月16日をもって、明石市営バスが61年の歴史に幕を閉じ、神姫バスと山陽バスに路線を委譲します。
 ここは天文のサイトで市営バスの動向は関係なさそうなものですが、あるのです。



 左上が「天文科学館(時計図)」、右上が「旧観光バス塗装(大橋図)」。
 左下が「時のウィーク(トンボ)」、右下が「もっとふれあい・もっとささえあい AKASHI・未来へ(国保等)」。

 いずれのラッピング車両も天文科学館や日本標準時子午線をデザインに取り入れています。子午線紹介のサイトを運営しているので、この辺りの写真はすでに押さえてあります。
 しかし、実は天文科学館ラッピング車の屋根上に「135°E」のロゴタイプが描かれていて、その写真は撮っていないままでした。いつでも撮れると後回しにしていたのですが、営業終了とあっては悠長に構えていられません。

 最後の日曜日となる3月11日、急遽、カメラを抱えてバスを追いかけることにしました。

 星ばかり撮っている一眼レフを引っ張り出し、予備のバッテリーともどもリュックに放り込みます。
 明石駅で下車して、カメラのスイッチをオン。そして出てきたメッセージ。

 「メモリーカード未挿入」

 なんじゃそりゃ〜っ!!

 帰宅して出なおすのはあまりにアホなので、コンビニで2GBのSDカードを買いました。そんな電子機器をコンビニで買えるのがすごい世の中ですが、考えてみれば、今となっては昔のフィルムみたいなものなのか。

 気を撮り直して、撮影開始。
 バスの屋根の写真を撮るには、バスを見下ろす必要があります。ところが明石駅のバスターミナル周辺、ちょうどいい場所が思い浮かびません。

 実は前日、国道2号線の歩道橋でiPhoneのカメラ片手に張り込んでいたのですが、20分待っても目当てのラッピング車両は来ないし、寒いし、雨は降ってくるしで、成果なく撤退したのでした。
 効率を考えれば、道路より、バスターミナルを狙うほうが楽です。

 駅南は雑居ビルばかりで、ターミナルに面した窓は、店舗や事務所になっています。
 駅北のショッピングモールのエスカレーターがガラス張りになっていたのを思い出し、そちらに移動。しかし目の前のバスターミナルの屋根が邪魔。最終的には駅北の駐輪場の2階で、目当ての車両が来るのを待ち構えました。

 鉄道なら時刻表がありますし、場合によってはラッピング車の運用も公開されています。しかしバスは、バス停の時刻表はあれども、どんな車両が来るかは全くの運任せ。ターミナルともなればバス停の数も多いので、いちいちチェックしていられません。
 世にバスマニアの方がいらっしゃいますが、なかなか忍耐強い趣味だと思います。
# 天文現象は時刻が秒単位で分かっているものが多いですから。例外は流星くらい。

 そして待つこと40分。
 ついにやってきた天文科学館ラッピング車。屋根上の「135°E」のロゴタイプもバッチリです。

 バスの天井狙いで写真を撮る人など、そうはいないでしょう。我ながらアホなことをしていると思います。


 あとで明石市のサイトを見たら、2011年4月1日現在の所有車両の一覧表が出ていました。
 明石市営バスは総勢37台。うち天文科学館(時計図)ラッピング車はわずかに3台。なかなか当たらないわけです。

平成23年版 明石市自動車運送事業概要」(PDF)

  この日は他に、旧観光バス塗装(大橋図)ラッピング車の屋根にも「135°E」のロゴタイプがあるのを確認しました。分かりにくい写真ですが、レタッチソフトで引き伸ばすと、この通り。

 しかし、屋根の上に子午線の数字を描いて、いったいどれだけの人が見たのでしょう。
 もちろん私は、こういう遊び心的な仕掛けは大好きです。


posted by ふくだ at 21:51| Comment(6) | 日本標準時子午線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふくださん
素晴らしいです\(^o^)/
明石市バス 無くなるのは寂しいもんですね。
Posted by 青山 at 2012年03月15日 23:03
通常塗装のバスの写真は撮っていないので、記録写真としてはどうなんだというところです。

天文科学館の時計をデザインしたラッピング車、いかにも明石らしい図案で大好きなんです。過去にはこんなものも。
http://sao.seesaa.net/article/94073941.html

神姫か山陽が引き取って継続運行してくれないものでしょうか。
# 売却先はもう決まっているでしょうけれども。
Posted by ふくだ at 2012年03月16日 01:07
海外に売却されて、しかし、塗装ラップはそのままで運行されていたら、それはそれでおもしろいですね。

タイかフィリピンで、いきなり135E
Posted by 渡部義弥 at 2012年03月16日 09:41
明石市バスの沿線に住んでいます。
バスの総数37台とか、昼間でも1時間に6〜7本が次々と
走ってくる沿線に住んでいる者としては、
「37台?そんなに少ないの?」という感じです。
市バスも見納めかと、先日出かけたときに取った市バスの写真を
調べてみたら3台写した内の1台が、時計の図案でした。
民営移管で本数は時間12本とほぼ倍増。
民営化様々です。
Posted by ウインドコール at 2012年03月17日 22:26
渡部義弥さん

それほど古い車両では無いので、まずは国内で再利用でしょうか。
でも海外へ行ったら、「昔のままで出ています」になる場合もありそうですね。

先にキュウシ、売却された「たこフェリー」は昔の塗装のまま、タイで頑張っています。
http://bit.ly/FUUlh0
http://bit.ly/wMmJ29
Posted by ふくだ at 2012年03月18日 23:25
今回の路線移譲を待たずに、気仙沼に旅立った車両もあるそうです(これを合わせても40台)。
http://www.city.akashi.hyogo.jp/seisaku/kouhou_ka/e_press/documents/20110822busjoto.PDF

明石より人口が7倍多い神戸市バスは531台持っているそうです。
http://www.city.kobe.lg.jp/life/access/transport/bus/syaryou/index.html

なにはともあれ、利用者にとって便利になるのであれば、それでいいのだろうと思います。
Posted by ふくだ at 2012年03月18日 23:55
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