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(2015.5.22 管理人 記)

2014年07月07日

七夕あれこれ

 7月7日は七夕です。
 毎年のように書いていますが、七夕は本来旧暦の行事。現在の暦の7月7日は日本の多くの地域が梅雨の最中で、なかなか星空を眺めることが出来ません。

 2014年の旧暦の七夕は8月2日。国立天文台では「伝統的七夕」という呼称を使っていて、将来のぶんまで換算した日付を計算しています
# 現行法上「旧暦」という呼称はないので、「伝統的七夕」という言葉を使っています。

 さて七夕。織女と牽牛(彦星)の一年に一度の逢瀬の日、ですが、織女星のベガと彦星のアルタイルは現実の世界では15光年弱離れています。光の速さで片道15年弱ですから、とても一年に一度とはまいりません。電話で「もしもし」「はいはい」のやりとりにすら約30年弱かかってしまいます。

 ところで星の一生は人の一生に比べると桁違いに長いもの。太陽の場合で100億年。
 星の寿命は質量が大きいほど明るく輝いて燃料を消費して短くなるため、太陽質量の2.5〜2.6倍のベガの場合、約6億年。いきなり短くなってびっくりですが、さしずめ美人薄命といったところでしょうか。それでも人間の寿命と比べると桁違いには変わりありません。

 先ほどの光の速さで往復30年も、6億年のスケールで考えると様相が違ってきます。
 仮に人間の寿命を80年として換算すると、往復126秒で2分強。携帯でメールをやりとりするような感覚です。
 あれ、けっこう普通かも。

 ちなみに6億年の間に毎年1回合うとすると、人間の寿命換算では4.2秒に1回合ってる計算になります。
 それベタベタくっつきすぎですから。天帝が二人を引き離したのも分かります。
 ていうか、引き離してこれなのか。その前どんだけイチャついていたんだ。

 ええと、そんなわけで七夕です。星好きとしては現在の7月7日も大切にしつつ、伝統的七夕の日にも夜空に思いを馳せて楽しみたいです。

※年に一度の逢瀬を人間の寿命に換算するネタは昔々の天文ガイドの柳家小ゑん師匠のコラムから。改めて計算したら数字が少し違いましたけど、天文学的に誤差範囲のはず。


posted by ふくだ at 00:01| Comment(2) | 星空観望 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大学の天文部の恒例行事に「七夕コンパ」と言うのがありました。

当時,私の通っていた大学は,7/6〜9/5が夏休みで,9月後半に前期試験と言う日程でした。

だから,夏休みに入って2日目。

それでも,部員はみんな集まりました(笑)

雨が降っても……

もちろん,晴れたら,二次会は観望会。
Posted by なかを at 2014年07月07日 17:52
私の学生時代のサークル(体育会系)でも「七夕コンパ」やってました。
もちろん単なる飲み会でした。

そういえば小学生の頃は毎年、学校で笹飾りを作っていました。体育館に全クラスの笹を並べるので賑やかでした。
新暦の七夕は夏休み前なので、学校行事として扱いやすいのでしょうね。
Posted by ふくだ at 2014年07月07日 22:56
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