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(2015.5.22 管理人 記)

2014年09月27日

清明神社

 清明神社は平安時代の陰陽師・安倍清明(921〜1005)を祀る神社です。
 陰陽師は、役所でいうと占いや天文・時・暦を統括する陰陽寮の職員でした。占いを外すと現在の国立天文台のような役割ですが、当時は天文学と占星術をはじめとする占いは不可分で、むしろ吉凶の判断の為に天文学が育った面もあります。
 安倍清明の子孫は明治維新にいたるまで陰陽寮を統括します。のちに土御門家と家名を変えますが、江戸時代の渋川晴海(安井算哲)の改暦事業を描いた『天地明察』にも遠い子孫の土御門泰福が登場します。

 『明月記』の客星の記述は安倍清明の6代目の子孫にあたる安倍泰俊が藤原定家に送った書状を基にしています。陰陽寮か安倍氏に伝わっていたはずの観測記録は現在は失われてしまったのですが、明月記に引かれた形でその一部を垣間見れるのです。

 清明神社の五芒星の紋。
 陰陽師の家だけあって平安時代から星型なのかと思っていたのですが、日本には星を☆で表記する文化はなく、江戸時代の星図も星は○で表記されています。なので五芒星の紋がポッと平安時代に出てくるのは面白いなあと思っていたのですが、なんと。

 実はこの☆、星ではなくて桔梗の花だったのです。なんだって〜!!
 ということで清明神社の境内には桔梗が植えられています。たしかに花を正面から見ると☆です。
# しかしこれ、ブラック星博士の頭部みたい。

 境内にある清明井。水の注ぎ口をその年の恵方に向けています。

 実は清明井へ向かう通路が北斗七星ですが、みなさん気付かずに踏みしめてらっしゃいます。

 日月柱。かつて門柱に使われていた柱の天辺が日月。さすがです。
 鳥居は☆紋。昔の人は花を連想しながらこの紋をいれたのかと思うと、不思議な気がします。


posted by ふくだ at 23:46| Comment(0) | 地図と地理と遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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