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(2015.5.22 管理人 記)

2014年12月04日

軍師官兵衛・その17

 第47回「如水謀る」、第48回「天下動乱」。

 如水と長政の親子の対話。家康に乗せられているだけのような描写をされてきた長政ですが、長政なりに次の天下は徳川と狙いを定めての行動だったことが明かされます。猪武者とばかり思っていた長政の思慮に息子の成長の足跡を感じる如水。
 この段階の豊臣政権、当主の秀頼はまだ幼く、子飼いの家臣団は武断派と文治派で割れています。行政は三成らの文治派にあり、政治の主導権は大老筆頭の家康が握っている不安定極まりない状態。いっそ家康中心にまとめ直すべきという長政の判断はそれなりに大局を見ています。
# 家康に乗せられてる描写が強いし、その面はあるんですけど。

 関ヶ原の前後に黒田長政は秀吉子飼いの大名の調略に大活躍するのですが、これは長政が幼少期に織田家への人質に出され、秀吉の元に預けられていたのが効いています。ドラマの中では北政所にかわいがられて、加藤清正や福島正則の弟分的に扱われていましたが、なるほど納得。

 「黒田の当主はお前だ、好きにしろ」という如水。これは父子の信頼があってこその言葉。如水は如水で、家康と三成を天秤にかけたら三成はありえないと判断しています。ただ如水自身は家康に与する気もない。
 「父上はどうなさる」という長政に、如水が見せる意味深な笑い。いいですねえ。主人公は少しダークな側面を見せたほうが深みが出ていいです。ここしばらくの岡田准一はいい演技します。

 家康と三成の争いに乗じて九州を制圧し、天下取りに名乗り出ようとする如水。
 家臣に策を明かそうとする機先、栗山善助・井上九朗右衛門・母里太兵衛の三人が殿の考えていることは承知していると。一年かけて積み上げてきたからこその名場面。

 最終盤に上手く山場を合わせてきた感があります。さて関ヶ原どうなりますか。


posted by ふくだ at 23:45| Comment(2) | 読書録・映画録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ダーク官兵衛は確かにいいんですが
この時期にフジが「清須会議」を放送するのは
大河への嫌がらせなんでしょうか
「ねーこっちの方がおもしろいでしょう」
と言わんばかりの番組編成(--;)

これなら再来年の真田丸は期待できますが
秀吉と官兵衛が大泉/寺島なら良いな(^^;)
多分無理だけど
Posted by 鹿角 at 2014年12月14日 15:16
鹿角さま、いらっしゃいませ。

清州会議、録画に失敗して見逃してしまいました。
原作は読んだのですが、これは活字より映像化したほうが面白そうだと思っていただけに残念です。

三谷脚本は2003年の「新選組!」が面白かったので、「真田丸」も期待しています。
配役はさすがに、うーん、どうでしょう(^^;
Posted by ふくだ at 2014年12月15日 19:51
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