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(2015.5.22 管理人 記)

2014年12月08日

夜行バス事情2014冬

 久しぶりに関西-関東間の夜行バスを調べたら、「グランドリーム」なる車両が登場していました。なんぞそれ。
 西日本JRバスJRバス関東のプレスリリースを読むと、座席は新型クレイドルシートで、プレミアムドリームのスーパーシートよりシートピッチを40mm拡大。車内にWi-Fi設備を設置したとのこと。

 運賃は期間変動にもよりますが以下のとおり(京阪神−東京間。JRバス関東のデジタル時刻表から作成)。

シート種別/運賃ABCD
プレミアムシート(Pドリーム)13,30012,00011,50010,500
グランシート(グランドリーム)9,8009,000〜9,4008,000〜9,0007,000〜8,800
スーパーシート(Pドリーム)9,4008,600〜9,0007,600〜8,6006,700〜8,400
3列シート(ドリーム)9,2008,400〜8,8007,400〜8,4006,500〜8,200
4列シート(青春エコドリーム)6,7005,500〜6,2004,500〜5,6004,100〜5,200

シート種別/期間ABCD
プレミアムシート(Pドリーム)(上り)12/26〜30,1/2〜4
(下り)12/26〜30,1/2〜4
(上り)12/31,1/1
(下り)12/31,1/1
グランシート(グランドリーム)(上り)12/26,27,1/2,3
(下り)12/26〜30
(上り)12/28〜30,1/4
(下り)1/1,4
(下り)1/2,3(上り)12/31,1/1
(下り)12/31
スーパーシート(Pドリーム)
3列シート(ドリーム)
4列シート(青春エコドリーム)(上り)12/26,27,1/2,3
(下り)12/26〜30
(上り)12/28〜30,1/4
(下り)1/1〜4
(下り)12/31(上り)12/31,1/1

 まず運行日による運賃区分が細かくなっていてびっくり。上表は年末年始のハイシーズンなので、この期間を外すともう一段階安い区分があります。また早売5とか早売1などの事前購入割引など(割引率の高い早売5はすぐ枠が売り切れる)もあり、航空運賃的な様相を呈しています。この多様化はツアーバスへの対抗の側面もあるでしょう。

 そしてグランシート。標準3列シートから+600円、プレミアムドリームのスーパーシートからでも+200円の設定。

 JR西日本バスのサイト内にシートタイプ紹介のページがあるのですが、これを見ると

シート種別シート幅リクライニング備考
プレミアムシート(Pドリーム)60cm156度マイカーテン,フルセグ対応テレビ,AC100Vコンセント,毛布・スリッパ
グランシート(グランドリーム)46.5cm135度+チルト機能マイカーテン,AC100Vコンセント,毛布・スリッパ,ドコモWi-Fi,空気清浄器
スーパーシート(Pドリーム)52.5cm135度+チルト機能マイカーテン,AC100Vコンセント,毛布・スリッパ
3列シート(ドリーム)46.5cm135度+チルト機能毛布
4列シート(青春エコドリーム)46.5cm135度

 グランシートのシート幅はドリーム号の3列シートと同等で、スーパーシートより狭くなっています。Wi-Fi(DoCoMo限定)と空気清浄器は座席でなく車両側の設備。Wi-Fiは寝てしまったら使わないし、そもそもキャリアがDoCoMoだから他社の私には関係ない。空気清浄器の効果は、これは試してみないと分かりません。
 シートピッチを40mm拡大したとはいえ、スーパーシートより高い料金は微妙な設定。「グラン」を冠した座席は新幹線E5系・E7/W7系のグランクラスを思い浮かべますが、高速バスのグランシートにそこまでの優位性はなさそうです。

 この車両を投入する背景には、ダブルデッカー車両(2階建車両)の製造中止がありそうです。
・「三菱ふそう2階建てバス生産中止 国産で唯一」(2010.6.8共同)
 3年前のニュースですが、更新時期が来たダブルデッカー車両を一般的なハイデッカー車両で置き換える時期が来ていて、ツアーバスの低価格競争に巻き込まれないよう、車内設備の改善をアピールして価格の維持を狙っているのでしょう。
 重ねて推測ですが、将来的には廉価版の青春エコドリーム号と新標準(実質的な値上げ)のグランドリームの2段階のサービスになっていくのではないでしょうか。
 全体としての供給席数は減少しますが、ツアーバスに食われた分もあり、将来的な旅客減も見越しているのでしょう。

 しかし仮に繁忙期に9千円台が標準になると、3〜4千円の追加で新幹線でもいいんでないという選択肢も出てきます。
 え、青春18きっぷ? あれはもう無理です……



posted by ふくだ at 20:34| Comment(2) | 地図と地理と遠出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昼間の移動で,ある程度の時間的余裕があるときに,「ぷらっとこだま」のグリーン車を使ったことがあります。

東京−新大阪が所要4時間と言うのは,微妙なところですけど,高速バスや18きっぷなら9時間の行程ですから,じゅうぶんに早くて,値段もそこそこと言う感じ。
ただ,「ぷらっと」はJR東海ツアーズの旅行商品なので,乗車券が「東京都区内−大阪市内」ではなく東京と新大阪の指定で,JRCの改札を通る必要があるのが,けっこう落とし穴。
我が家の場合,東京都区内発着なら金町まで使えるので,その差は結構大きい。

まぁ,飛行機の空港アクセスを考えたら,そんなに高くはないけど。


チケットショップで回数券のバラ売りを買ってみたこともあります。
「のぞみ」が「ひかり」ぐらいの料金になる程度でした。

神戸空港利用でスカイマークで飛ぶ,と言う手もありましたね。
Posted by なかを at 2014年12月08日 23:41
「ぷらっとこだま」、何度か使ったことがあるのですが、繁忙期は旧「ひかり早得きっぷ」と差が少ないので、もっぱら「ひかり早得」を使っていました(こちらだと所要3時間)。
実は新大阪〜名古屋間だと「ぷらっとこだま」がコストパフォーマンス的にも俄然有利。停車駅も米原・岐阜羽島の2駅増えるだけで所要時間も10分強しか変わりません。

「ひかり早得」がなくなった後はエクスプレス予約を登録しています。「IC早特(タイプB)」が実質的に「ひかり早得」の後継サービス。ただ年会費が1000円かかるので帰省だけで元が取れるか微妙なところです。

神戸-羽田のスカイマークは朝一で上京するのに便利かと思うこともあります。
スカイマークはトラブった時に代替手段で詰んでしまうので使ったことはないのですけれども。
夏の帰省の帰路にANAで羽田-神戸を飛んできましたが、乗車(乗機?)時間が短いのは楽でしたが、空港に早めに着きすぎて時間を持て余しました。
# 長年使っていたカッターナイフを筆入れに入れっぱなしにして保安検査で没収されたのは忘れがたい思い出。
Posted by ふくだ at 2014年12月09日 01:15
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