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(2015.5.22 管理人 記)

2015年02月15日

大阪市立科学館企画展「はやぶさ帰還とイトカワの石」

 大阪市立科学館の企画展「はやぶさ帰還とイトカワの石」(〜2015.2.22)を見てきました。
 写真中央の八木アンテナはオーストラリアで帰還カプセルのビーコンを受ける方向探知用に使われた実物。
 左側のM-Vは1/10の模型で、これは常設展示です。

 微粒子の拡大模型展示。940倍とか2300倍とか、凄まじい拡大率。もとは相当小さいはずなのに複数種類の鉱物で構成されてるのが面白いです。
 カットしてないモデルも展示してあり、3Dプリンタで造形したものだとか。3Dスキャンしたデータがあればこういうものも以前よりハードル低く作ることが出来るんですね。微粒子の角が取れたり取れてなかったりで読み取れることがあるそうです。

 IHIエアロスペースが群馬県に寄贈した帰還カプセルの1/1スケールカットモデル。微粒子が目に見える砂粒ほどの大きさなのはご愛嬌。こうしないとサンプルの入る場所だって分からないですものね。

 微粒子の分析から分かったことを紹介するコーナーも。読んでみると面白いのですけど、字が小さいので目に止まりにくいのがちょっと残念。

 イトカワの微粒子を見る前に、まずは双眼実体顕微鏡で地球のカンラン石を観察。展示されているイトカワの微粒子と同じ種類の鉱物です。これは砂粒ほどの大きさで、透き通った緑色をしています。地球ではマントルに多く含まれているとされています。ちなみに「ペリドット」の名で宝石としても扱われます。

 イトカワの微粒子は撮影禁止だったので、展示コーナーの全景。望遠レンズみたいな対物レンズをつけたニコンの光学顕微鏡で観察。双眼ですが目幅は固定されていて、私は片目で観察(見るには差し支えないです)。
 解説のチラシによると微粒子の大きさは0.055mm(55μm)とのこと。これでも「大きなほう」だそうです。ほとんど透明で、言われてみれば薄緑がかっていなくもない、という色合い。

 カメラ越しでなく、光学顕微鏡で直に観察できるのはうれしいです。
 はやぶさの物語でなく成果を目の当たりに出来る2015年。そして今、はやぶさ2が未来の成果を目指して航行中です。


posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | プラネ/天文台/科学館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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