塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2015年03月19日

Queen Elizabeth

 キュナード社の客船「クイーン・エリザベス」が神戸に寄港しました。2014年に続いて2年連続2回目。
 今回の神戸寄港は予定になかったのですが、サイクロンの影響で日本への到着が遅れ、横浜入港が不可能になったため代替されたもの。
# 大きな船なので干潮時しか横浜ベイブリッジの下を通過できず、今回はこのタイミングを外して横浜抜港になりました。

 「クイーン・エリザベス」は全長294m・全幅32mで90,400総トン。
 世界的には10万総トン超えの客船が増えていますが、この全長・全幅は現在のパナマ運河を通過できる最大サイズで、世界の海を制限なく航行できる最大の大きさといえます。
 近くで見ると鉄骨のマンションが建っているようにしか見えません。

 船尾に翻る旗は英国商船旗。赤地の左上にユニオンジャックをあしらっています。日本は商船旗=国旗ですが、イギリスは旗を使い分けているのを今回はじめて知りました。

 この船、船尾が角張っています。真後ろから見るとほとんど長方形。船というよりマンションが浮かんでいる感じがますます強くなります。

 先代の「クイーン・エリザベス2」が来航した時の写真と並べたもの。撮影場所はほぼ同じです(クリックで拡大)。
 「クイーン・エリザベス2」は全長294m・全幅32mで70,327総トン。全長・全幅は当代の「クイーン・エリザベス」と同じです。総トン数だけ2万も増えていますが、船の総トンは重さでなくて体積で、ティッシュボックスみたいな角ばった船型の分、かさばっていることになります。

 「クイーン・エリザベス2」はもともと北大西洋定期航路の船として就航したので、高速性も考慮した細身の船型でした。巡航速度28ノット・最大速度32ノット、といってもピンと来ないかもしれませんが、現在の日本のカーフェリーの標準が巡航23ノット・最大25ノットなのと比べるとなかなかの快速ぶりです。
 「クイーン・エリザベス」は最初からクルーズ客船として設計されたので、高速性能は考慮する必要がなく、居住空間を最大限に確保して、結果的に箱が浮かんでいるようなシルエットになっています。これは最近のクルーズ客船に共通するもの。
 個人的には昔ながらの船らしいスタイルが好きなのですが、現代には現代のニーズに合った設計があり、これはこれで求められた形と言えます。


posted by ふくだ at 23:45| Comment(0) | 神戸のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。