星が好きな人のための新着情報で、お城の中のプラネタリウムの話が出ていました。
で、思い出したことがありました。それは20年も前の出来事です。その年の夏の家族旅行は福島県でした。
会津若松城→裏磐梯→浄土平→二本松城→三春城
(1)藤井旭『星になったチロ』を読んだ。(2)日本テレビの年末時代劇『白虎隊』を見た。(3)大河ドラマ『独眼竜政宗』を見た。
とまあ、このあたりでルート選定の理由が分かるおバカな私です。
さて、それは二本松城での出来事でした。『独眼竜政宗』では北大路欣也が二本松城主に忙殺され、『白虎隊』では二本松少年隊が散りゆく歴戦の城郭です。大手門とおぼしきあたりは石垣も修復され、立派な櫓門が復元されていました。そして山上に登ると天守閣。が、それは子ども心にも「つくりものだよ、これは」と分かる模擬天守でした。
その天守閣の最上階。天井を見上げると……丸い。ドームになっているのです。よく見ると開閉式とおぼしきスリットまで設けてあります。
ふと目の前には赤道儀を据え付けてあったとしか思えないコンクリートの土台。たしかボルトの跡か何かが残っていたかと思います。
遺構が物語ることはただ一つ。二本松城の模擬天守閣は天文台だったのです。
それでも不思議に思いました。いったいどうやってドームを回転させていたのだろう、と。だって外から見る限り、天守の最上階は普通の入母屋の屋根だったのですから。
その疑問も、後で見た写真で解消されるというか、打ちのめされました。入母屋の屋根ごと回転していたのです。
……ありえない。
手元に写真が一枚も残っていないのが残念ですが、お城巡りの余呉さんのサイトに、この二本松城天文台の記事がありました。
残念ながら!? この天文台もとい天守閣はすでに消滅したようです。
日本の珍建築の一つには違いなかったのに、もったいない!?
2007年07月01日
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