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(2015.5.22 管理人 記)

2008年01月09日

流星電波観測あれこれ

 現在は観測休止中ですが、以前、流星電波観測(HRO)をしていた時期がありました。しし群の活動期は大いに盛り上がったHROですが、最近はちょっと落ち着いた感じです。
 HROは入門級の機材が比較的安価に手に入り、データの集計も空き時間に出来るので、私のような適当な人間でも、そこそこ続けることが出来ます。
 雰囲気としては、アマチュア無線の領域に近いところがあります。星好きで無線をやったことがある人なら、すっと入れると思います。

 Web上で手っ取り早く読むことが出来る解説は、まず簡単に、Astroartsの「流星電波観測」。
 http://www.astroarts.co.jp/special/leo2002/hro/index-j.html

 もう少し詳しい入門編として、流星電波観測プロジェクトの「流星の電波観測について」あたりがよいでしょうか。
 http://www.amro-net.jp/hro_j.htm

 観測結果を公開している方もいらっしゃいます。その一人のmasarukさんのサイト。流星電波観測のページの更新頻度は舌を巻くばかりです。これが大勢の観測者のデータとしてまとまったものが、流星電波観測プロジェクト内の「流星電波観測会報(RMOJ)」にあります。テキストファイルよりグラフを見た方が直感的かもしれません。

 冊子ではCQ出版社から2002年に刊行された「流星電波観測ガイドブック」が、絶好の入門書だったのですが、現在は絶版。入手が難しいのが残念です。現在では内容が古くなっている部分もありますが、手元に置いておいて損はない本です。

○メリット
・天候、昼夜を問わず観測可能。
・パソコンに繋いで24時間連続自動観測が可能。
・上記の点から、中学や高校の地学/天文部でも取り組みやすい。

○デメリット
・ノイズ(自然要因・人工要因)の影響を受けるので、365日24時間ベストな状態で観測できるわけではない。
 実は私が観測中段に至ったのも、自宅周囲のノイズが増えて、流星のエコーを捕らえるのが困難になったためでした。どこかアンテナ移せる場所ないかなぁ。
・集計は手動なので、さぼるとデータ画像が溜まって大変(最近は自動集計ソフトも登場したようです)。
・群流星と散在流星の区別がつかない。
・眼視やビデオなど、他の観測手段との単純な比較がしにくい。
・複数の観測点のデータを集計しないと有意な観測結果になりにくい。

 デメリットもいろいろありますが、それを補うだけのメリットがありまして、昼間の流星群のピークを捕らえる快感や、寒いふたご群もコタツの中で楽しめるお気楽さはHROならではです。


posted by ふくだ at 21:38 | TrackBack(0) | Radio/流星電波観測 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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