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(2015.5.22 管理人 記)

2008年05月28日

科学万博のDVD

 「日本政府出展公式記録映画 つくば博 人間・居住・環境と科学技術」というDVDが発売されました。1985年に筑波研究学園都市の外れで行われた科学万博の記録映画です。
 日本政府の出展物(テーマ館・歴史館・こども広場・エキスポセンター)に絞った記録で、企業パビリオンや外国館は出てきません。全54分とお時間もコンパクト。
 相当な物好きしか買わないでしょうけど、買いましたとも。

 科学博の当時、小学生だった私。
 会場から自動車で30分ほどのところに住んでいて、しょっちゅう通っていました。もちろん親が送迎してくれるわけですが、親にとっても万博会場はこどもを安心して遊ばせておける格安(小学生の入場料700円)の遊園地のようなものだったのでしょう。半年の期間中に12回通い詰め、全てのパビリオンを見学しました。地元の強みで、人気館は平日に回ることができたため、行列で困ることはありませんでしたが、それでも富士通館とNEC館は苦労した覚えがあります。

 今さらながらに思うのは、小学生レベルの情報リテラシーでは、発信されているメッセージの半分も理解していなかったろうということ。記憶の基準が「面白かった」か、そうでなかったか、なので、正直なところ外国館やら政府出展の歴史館など、あまり印象がありません。DVDに映っている歴史館、今なら半日くらいはつぶしてしまいそうです。テーマ館も、水気耕栽培のトマトと、エレクトーンを弾くロボットしか覚えていません。当時は目玉商品だけ見て、それで良しとしていたのでしょう。

 もっとも、大人の事情に煩わされることなく、純粋に万博を楽しむことができる年頃で居合わせることができたのは、それはそれで幸せなことだったと思います。

 さて、DVD。
 展示されている深海調査船が「しんかい2000」だったり(当時現役)、ロケットが「H-I」だったり(当時開発中)、二足歩行ロボットがよちよち歩きで今にもコケそうだったり。
 エキスポセンターのインフィニウム初号機の初々しい姿(プラネドーム径は当時世界最大)や、たびたび開催されていたらしいハレー彗星歓迎イベント(中身はよく判らない)。
 20年の年月を、否応なく感じさせられます。自分のこども時代が歴史の一コマになってしまった気分。
 科学万博の話題に乗れる方がいらしたら、一緒に見ると盛り上がれそうです。

 1985年時点では、それまで自分が生きてきた年月より、21世紀までの年月の方が長くて、未来はずっと先のことだと思っていたのですが、いま、あの頃の未来を生きています。個人的には想像だにしなかった道を歩んでいますが、これもまた、よしとしましょう。


posted by ふくだ at 20:18 | TrackBack(0) | 雑記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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