塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2015年04月15日

ロケットの名前と星座名

 備忘録。使う機会があるかどうか分かりませんが。

ESA(欧州宇宙機構)
[アリアンスペース]

アリアン(Ariane)=クレタ島の王女アリアドネ(Ariadne)の仏語読み。かんむり座の冠の持ち主。衛星打ち上げロケット。
ベガ(Vega)=こと座α星。小型衛星打ち上げロケット。

アメリカ
[ULA]

アトラス(Atrus)=ティーターン神(ヘルクレス座・りゅう座の神話)。衛星打ち上げロケット。
セントール(Centaur)=半人半馬ケンタウルスの英語読み。アトラスロケットの上段ロケット。

[オービタルATK]
ペガサス(Pegasus)=小型衛星打ち上げ用の空中発射ロケット。
ミノトール(Minotaur)=牛頭人身の怪物ミノタウルスの英語読み(かんむり座の神話)。小型衛星打ち上げロケット。
トーラス(Taurus)=おうし座の英語読み。小型衛星打ち上げロケット。
シグナス補給船(Cygnus)=はくちょう座の英語読み。ISSの無人補給船
アンタレス(Antares)=さそり座α星アンタレス。シグナス補給船の打ち上げ用ロケット。
キャスター(Castor)=ふたご座α星カストルの英語読み。デルタIIやトーラスで使用される固体ロケットブースタ。

[ロッキード・マーチン]
オライオン宇宙船(Orion)=オリオンの英語読み。開発中(試験機のみ飛行)の宇宙船。

 オリオンが英語読みでオライオンになるのは知っていましたが、キャスターがカストルなのはびっくりでした。ついつい台車の小さい車輪のキャスターを思い浮かべていましたが、車輪の方は"Caster"なので、綴りが違うのでした。


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2015年03月03日

はやぶさ2航行段階へ

小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)小惑星1999 JU3に向けた航行段階(巡航フェーズ)へ移行(2015.3.3JAXA)

 試験航海を終えてそのまま本航海へ乗り出しました。
武運を信じ、いざ深宇宙動力航行に挑まん。両舷前進強速。進路、地球スイングバイ回廊。
 イオンエンジンの「強速」って、そんな大げさなと思ったのですが、約600時間(約25日)運転して60m/秒(216km/h)も加速するんですね。1台で1円玉1枚持ちあげるのがやっとという出力ですが、ちりも積もればを地で行くエンジンです。
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2014年12月09日

Delta IV Heavy ひだるま

 12月5日に打ち上げられたオリオン宇宙船の第一回試験飛行(Orion’s Exploration Flight Test-1 (EFT-1))です。
 オリオン宇宙船はNASAの有人宇宙船で、スペースシャトルの舞台が地球の低軌道だったのに対し、将来の月・火星・小惑星ミッションを見据えたものです。

 今回は無人機の試験で、地球を2周して戻ってきました。2周めには高度約5,800kmまで上昇。これはISSの高度350kmに比べてはるかに高く、月や惑星からの帰還をシミュレートするものです。NASA-TVの中継を見ていましたが、驚くばかりの精度で着水しました。

 さてオリオン試験機の打ち上げに使われたのがデルタIVヘビーロケット。デルタIVの第一段を3本並べた、現在のアメリカ最大級のロケット。

 で、本題はデルタIVロケットの打ち上げ時の華々しい炎。カウントダウン残り5秒前後でロケット全体が紅蓮の炎に包まれます。タンクに注入している液体水素が端から蒸発してロケットの周りに漂っていて、それに火が回るのです。知らなかったら大爆発かと思うような勢い。

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2014年12月03日

はやぶさ2、出航!

 打ち上げはネット中継で見てました。
 遅めの昼休みで、食事に出た先でスマホで視聴。
 打ち上げ2秒前に回線が落ちて、再接続した時には空を飛んでました。そんなこともあるさ(汗)。
# なので自主PVやるときは複数回線用意するんですよね。今回は自分一人でしたが、MBSで中継あるのを知っていたので、以前使ってたガラケーのワンセグを用意していました(イヤホン忘れて音声なしになっちゃいました)。

 二度の延期に加え、今回も天気予報は曇りでしたが、打ち上げ時の射点周辺は青空が見えていて、中継ではSRB-A分離まで見えていました。よい打ち上げでした。

 地球を一周して第二段エンジン二度目の燃焼で地球周回軌道を離脱。
 H-IIAの第二段がこれほど長時間のミッションに使われるのは初めてのことで、今回の打ち上げでいちばんハードルの高いと思われたポイントでしたが、無事にクリア。はやぶさ2と相乗り衛星3機を惑星間軌道に投入・分離して今回の打ち上げは成功裏に終わりました。
# はやぶさ2も太陽電池パドルの展開を確認、正常に動作したことが夕方の記者会見で発表されました。

 順調な経過で何よりですが、6年に及ぶ航海のほんの第一歩に過ぎません。
 がんばれ、はやぶさ2!
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2014年11月30日

飛び立て、はやぶさ2

 小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げ、2014年11月30日に予定されていましたが、当日の天候が良くない見込みで延期。12月1日に再設定されましたが、これも当日が強風見込みのため延期。11月30日夜現在で、12月3日の予定になっています。

 ロケット打ち上げは気候の制限が厳しく、例えば2008年に打ち上げられた14号機の時は以下のリンク先のような制約条件が発表されています。
H-IIAロケット14号機 打ち上げ主要制約条件(JAXA)
 今回の26号機もほぼ似たようなものかと思います。「風」「雨」「雲」「雷」それぞれに制約条件がありますが、30日は雷、1日は風に引っかかりました。

 当初は日曜日の設定だったので、多くの方が打ち上げを見ようと渡島し、また各地でパブリックビューイングが企画されていましたが、延期で涙をのんだ方も少なくないようです。ありうることだと予め分かっているとはいえ、こればかりはなかなか……

 でもまずは、無事の旅立ちを見送りたいと思います。飛び立て、はやぶさ2!
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2014年11月13日

フィラエ、彗星に着陸

 ESAの彗星探査機「ロゼッタ」に積まれていた着陸機「フィラエ」が、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸しました。2014年11月13日未明のこと。着陸確認信号が届いたのは13日01時03分(JST)で、当初は成功と伝えられましたが、後に際どい状況にあることが明らかになってきました。

 彗星の重力は極めて弱いため(地球の10万分の1程度)、フィラエはアンカーを打って彗星表面に本体を固定する予定でしたが、これが上手くいきませんでした。アンカーを打つ間、スラスタを噴射して本体を地面に押さえつける計画でしたが、スラスタが不具合を起こして難しい挑戦になることは事前に分かっていました。
 彗星表面でバウンドしたフィラエは1kmほどバウンドし、さらに二度目のバウンドを経て着陸したのですが、落ち着いた場所はクレーターの縁の崖のようなところ。太陽電池に陽が当たらない時間が長く、電力不足が懸念されています。
 未知の世界に足を踏み入れるとはこういうことかと改めて感じます。

 とはいえ、彗星表面に軟着陸できたこと自体がまず史上初の快挙。すでに写真は届き始めていますが、これだけで興奮です。
 フィラエ自体は生きているので、これから慎重にどんな探査が出来るのかを探っていくことになります。電力不足については、今後太陽に近づいて日照が強くなるのを待つことも検討しているようです。
# 宇宙科学の関係者の粘り強さ(諦めの悪さ)は万国共通。

 ESAのみなさんはこれからが大変だと思いますが、きっと同じくらいかそれ以上にワクワクしているはず。はやぶさがイトカワの探査をしている時(2005年)のことを思い出します。

 そうそう着陸機の名称「フィラエ」は、ESAのライブストリームを見ていると「フィーリ」「フィリ」「フィーリー」と聞こえます。もともとエジブトの地名(フィラエ島・フィラエ神殿)から取っていますが、言語によって呼び方に多少の振れがあるようです。
 エジプト大使館のエジプト基本情報|世界遺産では「フィラエ島」、ユネスコ世界遺産の紹介ページでも「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」表記。
 ただ探査機を上げたのはESAなので、ヨーロッパ諸国の呼び方に習うと「フィーリ」「フィリ」「フィーリー」となります。
 どれが正しくどれが間違っているというものではないので、当面はこれまで使われていた「フィラエ」で表記します(そのうち気が変わるかもしれません)。
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2014年07月23日

翔べ、はやぶさ2

 小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げ予定が年内に迫っています(12月予定)。
 JAXAのサイトでは3ヶ所で紹介があるのですが(JAXA はやぶさ2プロジェクト小惑星探査機「はやぶさ2」/JSpEC、小惑星探査機「はやぶさ2」/人工衛星・探査機による貢献)、情報が分散している上に更新頻度も高くなく、いまいち全体像がつかみにくい。

 ということで、外部の人が書いた紹介のほうがわかりやすかったりするので、2点ご紹介。

小惑星探査機「はやぶさ2」の挑戦(日経テクノロジーオンライン)
 ノンフィクション作家/科学技術ジャーナリストの松浦晋也さんの連載。宇宙開発の取材では第一人者の一人だけあって、分かりやすく、安心して読めます。手っ取り早く「はやぶさ」との違いを押さえたい方は「第6回:はやぶさとはやぶさ2」がおすすめ。
# 日経テクノロジーオンラインは要会員登録(無料)。

小惑星探査機「はやぶさ2」はやぶさ2搭載機器&ミッション解説(六畳半宇宙センター)
 @TOMO_NYANさん作成の「はやぶさ2」図解。イラストに詳細な解説をつけて「はやぶさ2」の搭載機器とそれぞれの目的が一目瞭然のよい図解です。
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2014年07月17日

ロゼッタの夏

 ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」が、目的地のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に近づきつつあります。
 「ロゼッタ」が地球を旅だったのは2004年3月2日。日本の小惑星探査機「はやぶさ」の10ヶ月後です。「はやぶさ」は往復5年の予定が延びて7年の旅になりましたが、「ロゼッタ」は打ち上げ当初から片道10年の旅を計画しています。
 この8月に目的地のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(何回書いても覚えられそうにない)に到着する予定ですが、7月14日に撮影された写真が公開されました。

Rotating view of comet on 14 July 2014(space in images | ESA)

 撮影時の距離は1万2,000km。静止軌道上にある気象衛星「ひまわり」の高度が3万6,000kmですから、その1/3まで近づいています。
 近づいたといえ、例えば地表の写真を撮る地球観測衛星「だいち」は高度700kmですから、それに比べるとまだまだ距離があります。一見、解像度が荒く感じるのはそのせい。彗星本体は小さな天体で、長辺でも5kmに足りないくらいです。
# はやぶさが探査したイトカワは長辺でも500mくらいなので、さらに小さな天体でした。

 それにしても2つの塊をくっつけたような形は予想外。

 「ロゼッタ」はこのあとさらに彗星本体に近づいて探査を継続、11月には着陸機「フィラエ」を投下。史上初の彗星着陸を目指します。それにしてもこの変な形の彗星のどこに降りるのでしょう。面白そうな天体に研究者チームは大喜び、運用チームは頭を抱えているのではないでしょうか。
# 小惑星着陸はNASAの「ニア・シューメーカー」、JAXAの「はやぶさ」の2例あります。

 ESAの関係者は、これから「ロゼッタ」が送ってくるデータに日々興奮の日々を送るのでしょう。うらやましいぞ。
 そして宇宙に思いを馳せる人々にとっても楽しみな夏となります。
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2014年06月02日

スペースニュース・ダイジェスト SP・特集インデックス(海賊版)

 「スペースニュース・ダイジェスト」は@seisakusho_F_Aさんを局長として、映画会社の地下ならぬ山梨県の山中から配信されているポッドキャストで、宇宙開発を中心に、宇宙に関する話題を取り扱っています。→番組サイト

 基本はニュース番組で配信時の直近の出来事を取り上げているのですが、スペシャル(SP)や特集としてテーマを設定した回もあります。普段の回も面白いのですが、スペシャルや特集の回は後から聞いても参考になる情報が多くて、たまに聞き直したりしています。番組サイトでは過去の配信がぜんぶ時系列で並んでいて、ピックアップするのが大変なので、スペシャルや特集の回のインデックスを勝手に作ってみました。

 特集タイトルは短くまとめたものもあります。正しくはリンク先の番組サイトをご参照ください。またこのインデックスに誤りがある場合は私に責があります。

(最終更新:2014.11.24)

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2014年05月30日

大きな栗の木の下で 2014 その1

 近所の栗の木が花をつけました。通りすがりに写真をとっているのでご紹介。
 5月10日、枝の先から何やら葉と違うものが伸びているのに気付きました。これはツボミかな。

 5月23日、開花です。
 栗は雄花と雌花があるのですが、これは雄花でしょう。右写真はもう少し開花が進んでいますが、しかしなんだか毛虫みたいな見栄えです。
 5月30日。だんだん盛大になってきました。匂いも漂ってきて、いよいよという感じです。しかし雌花はどこに付いているのでしょう。
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