塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2014年04月27日

情報通信研究機構 鹿島宇宙技術センター

 鹿島といえばパラボラです。
 情報通信研究機構(NICT)の鹿島宇宙技術センターには、国内3位の口径を持つ34mパラボラアンテナがあります。
# ちなみに1位は臼田の64m、2位は野辺山の45m。4位は32mでこれは多数あります。

 34m鏡は敷地からポツリと離れた住宅地の中に立っています。いいなぁ、パラボラアンテナが見える生活。
 このパラボラ、センターの敷地の中にあるものだとばかり思っていて、見当たらないので探しまわってしまいました。車を止めて後ろを見たら「いた」という次第。
 このアンテナは主に超長基線電波干渉法(VLBI)の技術研究に供されています。VLBIは電波天文学に欠かせない技術ですが、測量でも2点間の距離を正確に測るために用いられ、つくばの国土地理院の構内にも32m鏡があります。もともと鹿島で研究してきたものを技術移転してつくばで実用化したという流れ。
 鹿島ではさらに先の技術を目指す研究が行われています。

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2014年03月01日

山崎直子宇宙飛行士講演会(2月16日)

 山崎直子宇宙飛行士の講演会が明石で開催されました。
 会場は明石市民会館の大ホール(1,280人収容)。天文科学館のプラネタリウムの4倍近い定員数ですが、応募はさらにその数倍あったとか。

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2013年12月17日

嫦娥3号の着陸地点

 昨夜撮影した月の写真に、嫦娥3号の着陸地点を記してみました。
 「虹の入江」と報道されていますが、公開されている地図を見ると、入江の外側の「雨の海」です。もともと虹の入江にかかる細長い区画を「虹湾着陸区」と名づけた着陸想定域にしていて、それがそのまま使われているようです。雨の海の虹の入江沖、ということなら許容範囲でしょうか。
# 嫦娥3号、月面軟着陸に成功 中国の探査機が初めて地球外天体に着陸(2013.12.15新華社新華網)

 参考までにアポロ11号の着陸地点と日本の月探査機「かぐや」の落下地点を記しました。
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2013年12月15日

各国の月・惑星探査状況

水星 金星 火星 木星 土星 天王星 海王星 小惑星 彗星
フライバイ
(通過)





衝突
突入体


周回軌道
近傍探査




軟着陸

衛星タイタン※1
ローバー
(探査車)

サンプルリターン ※2
有人探査

※1 ESAのタイタン着陸機「ホイヘンス」は、NASA/ESAの土星探査機「カッシーニ」の相乗り。
※2 NASAの彗星探査機「スターダスト」は彗星の尾からサンプルを採取。

 中国の嫦娥3号が12月14日に月面への軟着陸に成功しました。旧ソ連・米国に次ぐ快挙です。

 ここで各国の月・惑星探査状況をまとめてみました。以前、JAXAの川口淳一郎教授の講演会でこのような表を見せていただいたことがあるのですが、改めて作りました。ソースはWikipediaの宇宙探査機の一覧です。

 表をシンプルにするために、いくつか制約をかけています。(1)旧ソ連時代の成果はロシアとして表示。(2)国際協力プロジェクトは探査機の打ち上げ国の成果として表示(NASA/ESAの「カッシーニ」は米国で表示)。(3)失敗した探査は原則として含んでいません(日本の火星探査機「のぞみ」は周回軌道投入に失敗してフライバイになりましたが掲載せず)。

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2013年11月07日

若田光一宇宙飛行士、宇宙へ!

 2013年11月7日13時14分(JST)、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地からソユーズTMA-11Mに搭乗した若田光一宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて旅立ちました。

 で、この記事を書いてる今はもう到着しています。19時27分にISSにドッキング、ハッチを開けたのが21時44分。
 ソユーズ宇宙船、以前は2日ほどかけて徐々にISSとの距離を詰めていったのですが、2013年3月に打ち上げられたソユーズTMA-08Mより短時間で到着するコースを取るようになりました。6時間ちょいでISSに着くということは、塩屋から私の茨城の田舎まで新幹線で帰るのと大して変わりません(←うちの帰省先が田舎すぎ)。

 日本人宇宙飛行士としては5回目、若田さんとしては2回めのISS長期滞在。滞在期間の後半はISSのコマンダーを務めます。日本では「船長」と訳されていますが、ISSを宇宙基地とすれば「司令官」の方が合っているような気もします。ステーションだから「駅長」だという方もいらっしゃいますが、さて。
# 2011年の春に日本のHTV、米国のスペースシャトル、欧州のATV、ロシアのソユーズ・プログレスが一堂に介したときは、宇宙の駅だなあと思ったものです。

 ISS、15日頃まで明け方の空で見えています。復活したJAXAの予報サイトで詳しい情報をチェックできます。
 http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/kobe/index.html
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2013年07月14日

「はやぶさ2」お名前同乗受付中(7月16日まで→延長:8月9日まで)

 2014年末に打ち上げが予定されている小惑星探査機「はやぶさ2」。
 JAXAでは探査機に名前を刻んで、一緒に宇宙の旅に出るキャンペーンを行なっています。

JAXA「はやぶさ2」星の王子さまに会いにいきませんかミリオンキャンペーン2

 ネットから簡単に登録出来ます。登録無料。
 (郵送も可能ですが、さすがに間に合わなさそう)

 メッセージを考えるのが面倒なら、名前だけでも登録出来ます。

 さあ、みんなで(名前だけでも)宇宙へ旅立とう!
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2013年06月20日

イプシロンロケット応援メッセージ

 2013年8月に試験機が打ち上げられるイプシロンロケット。
 JAXAではロケットに書き込む応援メッセージを募集していたのですが(募集は終了)、このたび、掲載するメッセージが発表されました。

 私が応募したメッセージは、「G」ブロックに掲載されることになりました。
 水色に反転した部分がそれですが……左の全体像ではよくわかりません。一部拡大した画像が右側。実際は一ブロックが数十cm角になると思われるのでロケット本体の近くに寄れば十分読めるはずですが、一般観客席は3km以上離れているので、双眼鏡や望遠鏡でも判読は難しいでしょう。
 ブロックのエリア分けは、A〜Gが日本語で、Hが英語など海外からのメッセージのようです。

 メッセージが書き込まれるのは、イプシロンロケットの第1段。
 イプシロンの第1段は、打ち上げ後1分52秒で燃焼を終了し、2分41秒で切り離されます。切り離し時の高度は162km。一般的に高度100km以上が宇宙空間とされていますから、宇宙の縁を少しだけ覗くことになります。着水地点は伊豆諸島の南西沖。そのまま太平洋の底に沈むので、宇宙空間から深海まで、ド派手なダイビングで旅に幕を下ろします。
 もちろんフライトの主役は、2段・3段の上に乗った人工衛星「SPRINT-A」で、こちらは打ち上げ後1時間1分40秒後に軌道投入予定。
# 平成25年度ロケット打上げ計画書 惑星分光観測衛星(SPRINT-A)/イプシロンロケット試験機(ε-1)(PDF)

 いってらっしゃい。無事の旅路を!
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2013年06月13日

はやぶさ帰還から3年

 小惑星探査機「はやぶさ」の帰還から3年が過ぎました。
 実はtwitterのTLを見るまで忘れてました。6月なのは覚えていましたが、日付までは……

 私が「はやぶさ」で一番ワクワクしたのは帰還ではなく、2005年の9月から11月にかけて小惑星イトカワの探査を行なっていた時期でした。次々と公表される未知の星の写真にどれだけ心躍らせたことか。特にイトカワの表面にはやぶさの影が落ちた写真は、「ああ、ほんとに小惑星に探査機が着いたんだ」と感慨深いものでした。
 当時はまだtwitterがなく、松浦晋也さんのブログが主要な情報源でした。JAXAの発表もあったのですが、記者会見のやり取りや、専門的な話を噛み砕いて伝えてくれる松浦さんの存在はありがたかったです。
 松浦さんのサイトを始めとする日本語の解説記事は、海外向けに有志が翻訳していたそうです。
 ・はやぶさ翻訳5th_star管理人_日記
 ・The Yakumo Project による「はやぶさ」情報翻訳を振り返るいろいろ@はてな
 広報の成功例として語られる「はやぶさ」ですが、まだまだ改善の余地はたくさんある段階でした。

 人間ドラマも面白いのですが、やはり宇宙に乗り出すからには、未知の天体の姿、あるいは知られた天体の知られざる側面を見たいのです。
 現在、深宇宙で活動している日本の宇宙機は、遠回りしながら金星へ向かっている「あかつき」と、すでに延長ミッションも終えて冬眠中の「IKAROS」だけ(IKAROSもチームは解散してます)。
 「はやぶさ2」は2014年度末に飛び立つことが決まっていますが、予算が付くの付かないので長いこと揉めて、ニュースを追うのに疲れた感があります。

 もう日本にこだわらなくていいじゃん。宇宙科学は人類の成果なんだから、NASAでもロシアでもESAでも海外の面白いプロジェクトを応援したらいいよ。そう考えたほうが楽。
 て思っちゃうくらいでしたが、飛び立つことが決まったからには、応援したいです。

 「はやぶさ」には打ち上げ前に公募された88万人の名前が積まれていきましたが、現在「はやぶさ2」でも探査機に載せる名前を募集中です(〜2013年7月16日)。
 ・星の王子さまに会いにいきませんかミリオンキャンペーン2
 オンラインで簡単に登録出来ますので、みなさんもぜひ。

 それにしても、「はやぶさ」の打ち上げが2003年で、イトカワ探査が2005年。
 「はやぶさ2」の打ち上げが2014年で、目標の小惑星1999 JU3の探査が2018年。
 10年以上間が空いてしまうのは何とかならないものか。蓄積した経験を活かすにも、継承するだけでも大変なのではないかと思います。「はやぶさ2」も「はやぶさ」が帰って来なければ予算がついたかどうか……
 いやいや、飛び立つことが決まったからには、応援するって書いたばっかりでした。

 いざゆかん、太陽系の大海原へ!
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2012年09月20日

星出さんのオールナイトニッポン

 9月20日1時20分頃から約20分間、ニッポン放送系列の名物深夜放送「オールナイトニッポン」に星出彰彦宇宙飛行士が生出演しました。
 中高生の頃はラジオっ子だった私ですが、その年頃はAMラジオを聞いている人、少ないのです。深夜放送なんか聞いてるだけでラジオの向こうの人たちと連帯感を感じるのです。そんなところに宇宙飛行士が軌道上から生出演ですよ。やっぱり21世紀だわ。
# 携帯もネットもない時代なので、リスナーのメッセージははがきです>当時
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2012年07月22日

HTV3(こうのとり3号機)

 7月21日午前、HTV3(こうのとり3号機)が無事に打ち上がりました。
 JAXAのインターネット中継もあり、土曜日のお昼前という見やすい時間帯だったのですが、仕事。
 悪天候の打上げだったようで、離昇後すぐに雲の中に消えていったようです。

 22日午前3時過ぎに、ISSとこうのとり3号機が相次いで日本海上を南西から北東へ向けて通過していくパスがありました。今回、ドッキング前に見える可能性がある唯一のパスです。

 頑張って起きていたのですが、あえなく曇り。ISSもこうのとりも見えませんでした。
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