塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2012年05月27日

ドラゴン補給船、ISS到着

 アメリカのスペースX社の民間宇宙船、ドラゴン補給船が国際宇宙ステーションに到着しました。
ドラゴン補給船の試験フライト C2+(JAXA)

 人員を含むISSへの輸送任務に携わる宇宙船は各種あるのですが、JAXAの呼び分けが面白い。
・ソユーズ(ロシア) ソユーズ宇宙船
・プログレス(ロシア) プログレス補給船
・ATV(ESA) 欧州補給機
・こうのとり(日本) 宇宙ステーション補給機
・ドラゴン(アメリカ) ドラゴン補給船
 有人機が「宇宙船」で、無人機が「補給機」「補給船」なのですが、「機」「船」を何で分けているのやら。

 民間機がISS往還任務を担うことも宇宙開発史上の転機ですが、アメリカとしてはスペースシャトル引退後、久々に自国のISS到達手段を確保した意味も大きいでしょう。

 スペースX社のサイトには、今後の「打上げマニフェスト」が公開されています。
 今回の打上げが最上段の「NASA COTS 2/3」ミッションで、2011年に計画されていたものが延期されて今になったもの。なので、今後も遅延や計画変更はありうるのですが、年に2〜3回のISS補給ミッションがあります。日本のHTV(こうのとり)は年1回のフライトなので、あっという間に経験値で抜かれます。
 さらにドラゴンは3年後の有人飛行を目指すとのこと。カプセルもそれを前提に開発されているので(ページ中ほどに7人乗り有人型の構想図)、多少の遅れはあるかもしれませんが、やるでしょう。
 アメリカの底力を改めて見る思いです。そしてまた地球周回軌道に民間機が当たり前に往還する時代がそう遠くないことも。

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posted by ふくだ at 14:43| Comment(0) | 宇宙開発/宇宙科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月18日

ディスカバリー・ラストフェリーフライト

 スペースシャトル・ディスカバリーのフェリーフライトが2012年4月17日(日本時間)に行われました。
 ケネディ宇宙センターから、展示先となるワシントンDCのスミソニアン航空宇宙博物館への移動です。
 NASAが公開している写真はこちら

 スペースシャトル・オービターは、ボーイング747を改造したシャトル輸送機の背中に乗せて運びます。垂直尾翼を3枚に増強しているのが外観上の差異。シャトル輸送機は2機あったのですが、うち1機はJALのお下がりでした。今回使われたのはアメリカン航空のお下がりで、こちらはエンタープライズの滑空試験にも使われた機体です。シャトルの誕生から引退まで、面倒見のいいことです。

 NASA-TVでネット中継をしていたので、ワシントンDCへの着陸はずっとパソコンの画面で見ていました。22:30には画面に映っていたのに、その後画像が途絶えて、もう降りちゃったかなと思ったら、数十分後に画像が復旧してもまだ飛んでました。ワシントンDC上空をぐるぐる凱旋飛行していたようです。
 「やだー、まだ飛ぶー!」
 と駄々をこねていたに違いありません。結局、着陸したのは24時でした。俺の時間を返せ。
 最後に滑走路上空を低空でパスしていったのはカッコ良かったですけどね。実はスペースシャトルのフェリーフライトを映像で見たのは初めてでした。
# エンタープライズの滑空試験の映像は見たことあります。

 ディスカバリーは冒頭に書いたとおり、スミソニアン航空宇宙博物館で展示されます。いつか見てみたいです。
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2011年07月21日

STS-135帰還

 最後のスペースシャトルが帰ってきました。
 アトランティスの着陸予定時刻が会議の合間の移動時間中。
 私の携帯ではNASA-TVを見ることが出来ず、ワンセグのチャンネルを切り替えながら、生中継をしている局があるか探したのですが、関西の地上波は全滅。

 帰宅してからNASA-TVのYouTubeチャンネルで改めて着陸のシーンを見ます。
Atlantis's Final Landing at Kennedy Space Center
# 6分11秒頃に衝撃波の「バンバン」という音、9分30秒頃からいよいよ着陸のシーン。

 1981年のSTS-1、スペースシャトル初飛行のコロンビアは、家庭用のビデオデッキもほとんど普及していなかった時代。21世紀の今では本家NASAの映像をオンラインで見ることが出来ます。この間、30年。少年時代の宇宙の図鑑には、必ずと言っていいほど、カーゴを客室に改装した「旅客型スペースシャトル」が未来予想図として載っていましたが、実現に至らなかったのはご承知の通り。2度の大事故もあり、厳しい評価もありますが、一時代を築いた宇宙船であることは確かです。機体のスタイル、今でも格好いいと思いますし。

 アメリカはこの後、民間のドラゴン宇宙船の飛行まで有人宇宙輸送手段を失います。過去にもアポロ-ソユーズテスト計画からコロンビア初飛行まで6年間の空白期を経験していますが、今度は民間主導でより力強く宇宙へ舞い戻って行くでしょう。
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2011年07月20日

アトランティス、まもなく帰還

 2011年7月21日(日本時間)、スペースシャトル・アトランティスが地球に帰還します。
 30年間で135回のフライトをこなしたスペースシャトル計画もいよいよ終焉です。
# 21日は夕方に会議が入っているので、NASA-TVの中継を見るのは難しそう。

 今回のSTS-135ミッションは、日本から可視の谷間に入ってしまったので、国内のほとんどの人は直に姿を見る機会がありませんでした。
# 古川宇宙飛行士がISSで出迎えたわけですが。

 宇宙へ飛んだスペースシャトルは「コロンビア」「チャレンジャー」「ディスカバリー」「アトランティス」「エンデバー」の5機。私が直に見たことがあるのは、「ディスカバリー」「アトランティス」「エンデバー」の3機です。

 最初に見たのは2000年10月のSTS-92(ディスカバリー)。若田宇宙飛行士の2度目のフライトでした。名古屋の郊外で、夕方、青みの残る空を悠々と飛んでいく姿を見上げたのを覚えています。
 1981年のコロンビアの初飛行をテレビで見たくせに、空を往くオービターを見たのはずいぶん後のような気がしますが、昔はネットで簡単にISSやシャトルの可視情報を得ることは出来なかったのです。
# 1990年の秋山宇宙飛行士のソユーズ/ミールなんて新聞で可視情報を知ったんですよ。

 デジカメを手にしてからは、何度か写真も撮っています。

・2009年11月27日 STS-129(アトランティス)
・2011年 3月 5日 STS-133(ディスカバリー) ※ドッキング中のISS太陽面通過。
・2011年 3月 8日 STS-133(ディスカバリー)

 うーん、エンデバーの写真は撮っていなかったか。同機のラストフライトは見たんですけどね。

 アトランティスの着陸予定時刻まで、すでに24時間を切っています。無事の帰還を!
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2011年07月19日

ISS内の方向表示

 スペースシャトル・アトランティスへの乗員移乗が完了した頃(日本時間7月19日0時頃)の、ISS内の様子。NASA-TVをキャプチャしたものです。
 撮影位置はハーモニー(Node 2)モジュール。正面のハッチの向こうに、与圧結合アダプタ(PMA-2)を介して、アトランティスがドッキングしています。

 正面のハッチの四方に、青地に白文字で「OVHD」「STBD」「PORT」「DECK」の文字が記されています。
 ○OVHD……overhead:頭上
 ○STBD……starboard:右舷
 ○PORT……port side:左舷
 ○DECK……deck:床
 正面がISSの進行方向で、船に倣って左右を決めています。無重力状態で、本来は上下のないISSですが、天井と床も定めています。その方が人間の感覚に合って都合がよいという話を筑波宇宙センターで聞いたことがあります。

 「DECK」の左隣に「To PMA2」の文字。これはハッチの向こう側が与圧結合アダプタ(PMA-2)に繋がっているという表示。PMA-2はスペースシャトル用のドッキング装置で、アトランティスのSTS-135ミッションが終了すると、ほぼ使われる機会がなくなります。

 日本の「こうのとり」が使用するのは「DECK」の下方にあるドッキングポートで、アメリカの「ドラゴン」も同じポートを使います。

 画面の左中程に「To JEM」の表示が見えます。「JEM」は「Japanese Experiment Module」で、「きぼう」として親しまれている日本実験棟のこと。ハーモニーの左舷側のドッキングポートに繋がっています。この先に星出宇宙飛行士が取り付けたのれんもあるはずです。

 「きぼう」の反対側の右舷には、ヨーロッパの実験棟「コロンバス」がドッキングしています。ちょうどこの場所は、日米欧の3つのモジュールが顔を合わせる、宇宙の交差点になっています。

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2011年06月07日

火星に名前を送ろう!

 2011年秋に打ち上げ予定の、NASAの火星探査機「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(Mars Science Laboratory)」のサイトで、探査機に名前を載せるキャンペーンを実施中です。
 リンク先は英語ですが、First Name(名)・Last Name(姓)を入力して、Select your Country(国名選択)で国を選ぶだけ(このサイトを読んでいる人なら、ほとんどの人はJAPANでよいはず)。

 http://marsparticipate.jpl.nasa.gov/msl/participate/sendyourname/

 マーズ・サイエンス・ラボラトリーは、火星表面を動き回る探査車(ローバ)です。登録した名前はマイクロチップに記録して探査車に搭載するとのこと。ミッション成功の暁には、あなたの名前が火星に届きます。
※締め切りは2011年6月13日です。(←6月9日追記)
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2011年03月10日

おかえり、ディスカバリー!

 3月9日夕方、日本からの最後の可視パス。
 こんな日に限って、外での会議が長引く。ぎりぎりの時間に駐車場に出て、空を仰ぐ。
 日没から30分、まだ空が青い。ビル街の谷間で方角がつかめない。

 ディスカバリーの通過予報時刻。見えない。
 続いてISSの通過予報時刻。来た。深い青い空の中、威風堂々の光点。
 そうか、ディスカバリーは見えなかったか。昨日のランデブー飛行が、見納めになった。

 ケネディ宇宙センターへの帰還予定は10日1時57分(日本時間)。
 どうする、NASA-TVを見たいけど、さすがに寝たい時間だ。

 そんな心配をよそに、帰宅して、寝落ち。
 でも、目覚ましもかけずに、着陸16分前に、目が覚めた。えらいぞ自分。

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2011年01月30日

はやぶさカプセル一般公開(神戸)

 2011年1月27日〜31日の日程で、はやぶさ帰還カプセルが神戸市立青少年科学館にやってきました。はやぶさのカプセル自体は、2010年8月の東京丸の内と、9月の大阪阿倍野で見ています。とはいえ、わざわざ神戸に来てくれるのですから、神戸市民として歓迎の意を表すのが筋というものでしょう。

 30日に開催されたJAXAタウンミーティングと合わせて、明石の友の会のメンバーで連れ立って出かけました。神戸市立青少年科学館はTwitterで随時、整理券発行状況やプラネタリウムの券売状況を流してくれていて、ありがたかったです。

 11時に三宮集合、11時半には青少年科学館に着きました。
 カプセル展示に合わせて「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 帰還バージョン」の上映も行われているのですが、なんと11:15時点で16:40までの「HAYABUSA」のチケットが完売とのこと。その次の会は19:00です。どうしようかと思いながら、とりあえず確保。これで帰宅は20時過ぎ確定。

 はやぶさカプセルは、12:00〜12:30の時間帯の整理券を入手。少し時間があるので、先に昼ごはんを済ませてしまいます。しかしIKEAのクーポンが付いてくるとは思いませんでした。整理券より立派だ。

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JAXAタウンミーティング(神戸)

 神戸市のウェブサイトでJAXAタウンミーティングの案内が出ていたので、往復はがきで申し込んでおいたら、無事に参加証が届きました。
 会場は神戸市立青少年科学館の地下のホール。200人くらい入ります。13時半スタート、16時終了の2時間半(途中10分間休憩)のプログラム。

 JAXAから来ていたのは、立川敬二理事長と的川泰宣名誉教授。王将と飛車がいっしょにやってきたような組み合わせ。それぞれ30分程度の話題提供(というかミニ講演)と、30〜40分程度の質疑応答という進行。

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2011年01月16日

山崎宇宙飛行士講演会

 1月16日、ポートアイランドで山崎直子宇宙飛行士の講演会がありました。
 当初は神戸市立青少年科学館が会場だったのですが、500人の枠に対して、応募が3700人。急遽、1700人収容のポートピアホールに会場を移して行われました。

 山崎さんはブルースーツ(訓練時に着用する制服)で登場。
 もともとNASDA(宇宙開発事業団/JAXAの前身の一つ)の職員だった山崎さん、宇宙飛行士になる前に、仕事で神戸の三菱重工に来たことががあったそうです。
 その宇宙飛行士、1回目に応募したときは書類審査で落とされて、2回目に応募した1999年の募集で1年がかりの審査の末に選出。数年後には宇宙に行けるつもりで訓練していたのが、2003年のコロンビア号事故で、結局、飛ぶまで11年かかってしまったとのこと。

 講演の前半は、山崎さんが2010年4月に登場したSTS-131ミッションのビデオを上映しながら、随時ご本人が解説を加えていく形式。
 後半はスライドを用いながら、ISSで行われている実験やJAXAの現在進行中、あるいは今後のミッションの紹介。あわせて50分くらいのお話。

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