塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2010年06月14日

その一日

 6月13日。
 新装なった天文科学館の展示にはイトカワの模型が置いてあります。
 この日は、井上学芸員が「こんなこともあろうかと」撮影していた打ち上げ前の「はやぶさ」の写真に、Science誌のはやぶさ特集号抜き刷り、カプセル分離時刻と大気圏再突入時刻の掲示、私がつくったペーパークラフトイトカワの大きさ比較図、ボランティアの方が持ち込んだ「HAYABUSA」デザインのクリアファイルなどなどが並べられ、特設コーナー状態に。
 そして、ボランティアもふだんの持ち場でないながら、解説に張り付いています。語り口は控えめながら、これを伝えずにいられるかという気概をそれとなく感じます。

 展示室に設置された特大プラズマモニタには5つの映像が用意されていて、お客さんが選択したプログラムが上映されます。ここも今日ばかりは「祈り」短縮版(「はやぶさ」の軌跡を描いたCG動画)が繰り返し繰り返し流れていました。

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2010年06月07日

時には昔の話を

 「はやぶさ」のことを知ったのはいつなんだろう。
 って思ったので、ちょっと考えてみました。

 古いメールを見ていたら、「星の王子さまに会いに行きませんか」キャンペーンの登録確認メールが残っていました。
福田 和昭 様
登録完了メール

「星の王子さまに会いに行きませんか」ミリオンキャンペーン事務局です。
今回登録頂いたお名前と認証番号は下記の通りです。

福田和昭
0***266***101**


ご応募有難うございました。

「星の王子さまに会いに行きませんか」キャンペーンホームページ
http://www.planetary.or.jp/muses-c/pc/index.html
 この日付が2002年5月11日。キャンペーンが始まった翌日です。我ながら気の早い。天文は好きでも宇宙開発は人並みな興味しかなかったので、おそらく当時登録して間もない日本惑星協会のメールマガジンが情報源だったのでしょう。
 地球の隣の月の石ですらアメリカと旧ソ連しか持ち帰っていないのに、はるかかなたの小惑星の欠片を採って帰ってくるなんて、正直なところ、本当に出来るんだろうかと思ったのを覚えています。

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2010年05月22日

H-IIA 17号機打上げ

 「あかつき」「IKAROS」そのほか小衛星をたくさん載せたH-IIAロケット17号機の打上げ。火曜日はJAXAのネット中継を見たのですが、天候不良で延期となった21日金曜日は地上波で見ました。
 ということで、打上げ成功おめでとうございます。最近のH-IIAはけっこう安心して見ていられる気がします。衛星たちにとってはこれからが本番。これからは宵の明星を見るたびに「あかつき」があの星へ向かっているのだと思うことになるのでしょう。
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2010年05月12日

漂亮的名字

新しい東北新幹線の列車愛称等の決定について
(2010.5.11/JR東日本プレスリリース)PDFファイル

 という話題がありましたので、久しぶりに「日本の人工衛星と列車の名前」のページを更新しました。2003年頃に製作して、多くの方に情報を頂きましたが、最終的には「逢坂山から眺めた鉄道史」の「愛称付列車名検索」に依ったところが大です。

 さて「はやぶさ」。
 天文/宇宙好きには小惑星探査機/工学試験衛星MUSES-C「はやぶさ」。
 鉄道好きなら九州行きの寝台特急「はやぶさ」(今はない)。
 バイク好きの人には「SUZUKI GSX1300R Hayabusa」。1300ccって、車に積むエンジンの排気量だと思うんですけど、どんなバイクなんでしょう。これで「隼駅」へいくのが聖地巡礼だそうです。

 あと検索したら一式戦闘機とかミサイル艇とか出てきたのですが、もはや深入りできない世界なので、この辺にしておきます。

 これだけよく使われている名前にも関わらず、私、肝心の鳥のハヤブサは見たことがありません。
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2010年05月09日

「はやぶさ」打上げ7周年

 MUSES-C「はやぶさ」は、2003年5月9日13時29分(JST)に内之浦からM-Vロケットで打上げられました。ということで、今日が7周年。
 6月13日23時頃(JST)には地球に戻ってくるので、今回が最後の「誕生日」になります。
 これ↑をつくったのは2005年12月。地球との通信が途絶したままの段階で、正直なところ、かなり厳しい状況だと思っていました。よくぞここまでたどり着いたものです。
 最終的には地球の大気に還る旅路ですが、あと一ヶ月余り、どうか無事の航海を。
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2010年04月21日

STS-131帰還

 お帰りなさい! 無事のご帰還、なによりです。
 1回目の着陸予定時刻から、クルーの記者会見まで、NASA-TVを3時間半近くつけっぱなしでした。

 青空のむこう、ゆらめく大気の中に白い機体が映ったとき。
 ドンドンと2回の衝撃波。
 滑走路端の固定カメラの上空を行き過ぎる後ろ姿。
 そしてタッチダウン。

 すべてがかっこよかった!

 ずーっと分かりもしない英語を聞き続けていたので、記者会見で山崎さんの日本語を聞いたときは意味もなくホッとしました。
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2010年04月05日

Go Discovery! Go Naoko!

 打上げ成功、おめでとうございます。よい旅を!

 ここ最近のスペースシャトルの打上げの中では、いちばん安心して見ることが出来ました。いっぽう、これまでになく親近感というか、身近に感じた打上げでもありました。
 山崎大地さんが積極的に、時にはプライベートに及ぶことまで情報発信し続けて下さったことが、大きな要因です。宇宙飛行士の家族も普通の人々であること。そしてその普通の人々が、宇宙政策の変転で人生や家族の歩みを左右され、ぶつかり悩み、時にはもがき苦しみながらも自分の道を探り、進んでいく姿。

 そしてようやく迎えることが出来たこの日。

 宇宙での活動はこれからが本番。任務の成功と、無事のご帰還を願っています。
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2010年03月15日

宇宙手巻き寿司(再現版)

 野口宇宙飛行士がつくって食べた「宇宙手巻き寿司」を再現してみました。
 寿司はシャケ入りと紹介されていましたが、おそらくJAXA認定日本宇宙食の「おにぎり 鮭」を元にしたものだと思います。
 これは尾西食品が製造しているもので、乾燥したご飯にお湯や水を加えて食べるアルファ米というもの。登山の携行食として市販されているほか、災害時の備蓄食糧としても使われています。
 同社からは「白飯」「おにぎり鮭」「山菜おこわ」「赤飯」の4種が宇宙日本食の認定を受けています。
 宇宙食は市販品とほぼ同じ製法だが、宇宙では気圧の関係で、味が薄く感じられるため、「白飯」と「おにぎり鮭」では、もち米に近い「低アミロース米」を使った。
 「山菜おこわ」「赤飯」は、もち米が含まれ味も濃いため、市販品と同じものが使われた。
日本製「宇宙食」を食べてみた」asahi.com(2007年08月09日)
 ということで、若干、宇宙向けに仕様を変えているものの、基本的には市販品の延長にある品物が宇宙食として用いられています。
 アルファ米の製品は、登山用具店や旅行グッズ店の日本食売場で手に入れることが出来ます。既に地上でも広く使われている技術が宇宙の食生活につながっていると思うと、宇宙も身近になった気がします。

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2010年02月25日

アポロチョコレート

 明治製菓のチョコレート菓子「アポロ」。カスタードプリン味バージョンをコンビニで見かけて、何となく買ってしまいました。それなりに知られた話ではありますが、円錐形はアポロ宇宙船の司令船をイメージしているものです。
 円錐形の下の部分は大気圏突入の時に焦げちゃったんです、きっと。
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2010年02月20日

野口宇宙飛行士、神戸を撮る

 国際宇宙ステーションに長期滞在中の野口宇宙飛行士が、軌道上から撮影した写真をtwitterを通じて公開しています。神戸付近の写真もたびたび撮影されていらっしゃるので、勝手に紹介いたします。
http://twitpic.com/12ql4y
Night view of mid-Japan. The far left is Akashi, and the far right is Hamamatsu. 5:25 PM Feb 12th
 明石から浜松にかけての夜景。写真左端が明石になります(ぎりぎり明石が入っているかどうか)。
 Exif情報によると、撮影日時は2010年1月16日12:00:15。国際宇宙ステーション内では協定世界時(UTC)が使われているので、日本時間(JST)は+9時間の同日21:00:15。
 カメラはニコンD2Xsで、ISO800,1/15秒。レンズは50mmF1.4。この条件では星がほとんど写らないことを考えると、日本の街灯りの強力さが伺えます。
 京阪神の人口は、大阪266万人、神戸153万人、京都146万人(2010年1月の推計人口)。こうしてみると、神戸は海と山に挟まれた狭い範囲に街が凝縮しているのが分かります。とはいえ写真から外れた山中にもニュータウンがあるので一概に人口だけで比較は出来ません。

http://twitpic.com/13c69g
Kobe, Japan. Port islands, Rokko mountain, and Kobe beef :-) 12:20 PM Feb 15th
 撮影日時は2010年1月28日23:17:50(UTC)/1月29日8:17:50(JST)。
 朝の神戸市域で、野口さんによると神戸牛も写っているそうです(^_^)。写真上が南東。中央の人工島がポートアイランドで、その沖合が神戸空港。写真左下の山塊が六甲山系で、この範囲では摩耶別山(717m)が最高峰。山と市街地が一直線に分かたれているのは諏訪山断層の断層崖。
 山と海に挟まれた細長い市街地と港湾地域、埋め立てによって都市開発を進めてきた様子を読みとれる、地理の教科書に使えそうな一枚です。

http://twitpic.com/142zmu
Akashi Strait Bridge. The longest Suspention bridge of the world! Total length is 3,991m. Look at the shadow on 4:54 PM Feb 19th
 撮影日時は2010年2月17日23:07:14(UTC)/2月18日8:07:14(JST)。
 画面中央に明石海峡大橋。橋の横から日光が当たっているので、影がみごとに海面に投射されています。橋桁の中央が高くなっているのがよく分かります。橋の名前は明石海峡大橋ですが、本州側の起点は神戸市垂水区。画面上方が本州で、ほぼ中央を境に、左側が明石市、右側が神戸市垂水区になります。
 左上方の森に囲まれた四角い区画が明石城跡の県立明石公園。その少し右側に明石市立天文科学館の建物が白く輝いているのですが、こちらは場所を知っている人でないと区別しにくいかもしれません。
 この写真、元のサイズで欲しいです。野口さんお願いします!ください!
posted by ふくだ at 20:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 宇宙開発/宇宙科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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