塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2015年03月28日

D5500触ってみた

 家電量販店でD5500触ってきました。結論からいうと「これいい」です。

 ボディのサイズだけなら幅と高さはマイクロフォーサーズのOM-D並み。奥行きはOM-Dのほうが薄いのですが、D5500くらい厚みがある方が持ちやすい(これは個人差のあるところ)。
 D5300との比較だと、D5500の方が一回り小さいのですが、これは持ち比べて分かる程度。D5500は小さくなってもグリップが深いので、持ちやすさにそれほど違いはない感じ。
# D5000と比べると、D5300もD5500も小さいです。感覚的にかつてのD3000くらい。

 D5300とD5500の撮像素子は同じなので、タッチパネルの有無が一番大きな違い。
 D5500のタッチパネル、ライブビュー時に指の操作で拡大・縮小ができないようなのが残念なところ(撮影した写真を見るときは可能)。メニュー操作時にもタッチパネルが使えるのですが、これは試してくるのを忘れました。ぬかった。ただタッチパネルで設定できるのは便利なはず。

 D5300との比較だと撮像素子が同じなので、いっそ値崩れするD5300を狙うのもありだし、撮像素子が更新される(かもしれない)次の機種を待つのも良いかもしれません(タッチパネルもより洗練されるかも)。
 マイクロフォーサーズ機との比較だと、持ち易さと操作性はD5500。ただレンズを含めた全体の大きさはマイクロフォーサーズ機が圧倒的にコンパクト。D5500はキットレンズの標準ズームも小さく、一眼デジカメの中ではじゅうぶんコンパクトですが、ミラーレスには敵いません。操作性と可搬性のどちらを取るかはかなり悩ましいです。
# むかしパナソニックG1を買うつもりで、手に馴染んだニコンD5000を買ってきた前科あり。

 理想を言うと一眼デジカメは天文用にフルサイズ機、旅行用にミラーレス機の二台持ちで使い分けたいのですが、街中観望メインの身では天体写真でフルサイズ機の性能を引き出せる機会が少ないのが思案のしどころ。だったら両方そこそここなせるAPS-C機の更新でいいような。ああ。


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2015年02月26日

バーティノフマスク その後

 以前に自作したバーティノフマスク。
 望遠鏡での撮影時のピント合わせに欠かせないアイテムになっていたのですが、こともあろうに行方不明にしてしまいました。

 バーティノフマスクマスクを利用したピント合わせの様子は「ボケの形でピントを判断する」(虹色の旋律)が分かりやすいです。
 ライブビューでピントを追い込むとき、最後はピントの山の中心をカンに頼って探していましたが、バーティノフマスクマスクを使うと視覚的に中心が分かるので、劇的に歩留まりが良くなりました。
# 惜しむらくはある程度の焦点距離がないとパターンが見えにくいので、広角レンズには使えないこと。

 前に作った際の材料は余っているのでもう一度作りなおそうかとも思ったのですが、それなりに工作が大変。難しくはないのですが、きっちり平行に塩ビ板を切り抜くのが手間なのです。
 で、当時は国際光器扱いの製品(金属製・口径60mm級対応で3千円台)しかなかったのですが、現在はアストロアーツ扱いの製品(プラ製・口径60mm級対応で千円台)が出ています。費用対手間を考えると買った方が安いと判断。
# 組立望遠鏡木製架台と一緒に発注したので、送料が浮きました。

 で、届いた翌日にですね、失くしたと思っていた自作バーティノフマスクが出てきたわけです。望遠鏡を置いている棚の後ろに落ちていました。そんなところにはまっていたとは思わなんだ。
 なんであと一週間早く出てこなかったかなあ……
# ちなみに自作品が左、購入品が右。
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2015年02月24日

さよならコスモサイン(掛け時計)

 シチズン・コスモサインは星座早見盤をあしらった時計です。ただあしらったというだけではなく、実時間に合わせて星座早見が回転するという優れもの。
 1980年代後半に腕時計と掛け時計が発売されました。腕時計はモデルチェンジを繰り返しながら販売されてきたので、天文趣味の方なら目にされた方も少なくないと思います。

 掛け時計は文字盤がΦ50cmもあるような大きなサイズのものが発売されて、今でも公開天文台で動いているのを見かけることがあります。その後1994年にΦ36cmクラスに小型化した(といっても普通の掛け時計の大きさ)バージョンが登場。我が家にあるのはこのタイプです。
 最初のバージョンは星座早見の恒星がスペクトル別に色分けされていましたが、小型版は単色になった代わりに夜光塗料印刷がなされています。

 小型版といえども星の数は5.7等星以上の約3,000個を0.1等刻みで大きさを変えながら印刷しているこだわりようで、星雲・星団もメシエ天体はもちろん主なNGC天体クラスまで記載してあります。

 惜しむらくは星座早見の機能を優先したためか、針が細く、時刻を読みづらいこと。
 時計としてどうなんだそれ。とツッコみたくなりますが、それは承知の上で手に取るアイテムでしょう。

 購入後、10年くらいは動いていたのですが、やがて遅れが出始めて、電池を取り替えても直らず、最後は止まって部屋のオブジェと化してしまいました。
 部屋にエアコンを付けるまではかけっぱなしにしていたので、実働約10年に静態保存2年というところ。

 壁から下ろしたあともいつか修理に出そうとしまっていたのですが、メーカーに問い合わせたら既に部品がなくて修理不能とのお返事。残念。
 文字盤の星座早見の補正は2038年まで対応しているので、あと20年以上は「持つ」はずなのですが、機械的に壊れてしまったのではどうしようもありません。

 掛け時計のコスモサインは1994年に出たこれが最後で、残念ながら後継機がありません。
 他メーカー製で星座柄の掛け時計はあるのですが、文字盤の背景デザインとして固定されていて、星座早見の機能が付いているものはないようです。
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2015年02月09日

D5000 vs D5300 vs D5500

機種名D5000D5300D5500 D7100 (参考)E-PL7
有効画素数12.3メガピクセル2416万画素 2410万画素 1605万画素
記録画素数(ピクセル)4288×28486000×4000 6000×4000 4608×3456
ファインダー視野率約95%約95% 約100% (別売りEVF)
ファインダー倍率約0.78倍約0.82倍 約0.94倍 (別売りEVF)
連続撮影速度最高約4コマ/秒最高約5コマ/秒 最高約6コマ/秒 最高8コマ/秒
ISO感度200〜3200100〜12800100〜25600 100〜6400 200〜25600
動画1280×720/24p1920×1080/60p 1920x1080/30p
液晶モニター2.7型液晶・VA
約23万ドット
3.2型液晶・VA
約104万ドット
3.2型液晶・VA
(タッチパネル)
約104万ドット
3.2型液晶
約123万ドット
3.0型液晶・VA
(タッチパネル)
約104万ドット
大きさ(W×H×D)(mm)約127×104×80約125×98×76約124×97×70 約136×107×76 115mm×67×38
質量(本体のみ)約560g約480g約420g 約675g 約309g

 ニコンから一眼デジカメの新機種D5500が発表されました。バリアングル液晶モニタ搭載のエントリークラスで、私が使っているD5000の後継系列です。D5000は2009年に購入したので、今年で丸6年になります。そろそろ買い替えだろと思いながらも思い切りがつかずに今に至っているのですが、さて今回はどうしようかな。

 D5500は先代のD5300とカタログスペックはほとんど差がありません。一番大きな違いは液晶モニタがタッチパネルになったこと。あと大きさ・重さともひと回り小さくなっています。この違いを気にしなければ旧機種となって値下がりが期待できるD5300が狙い目。

 タッチパネルは触ってみないとわからないのが正直なところ。天体写真はライブビューでのピント合わせを多用するので、画面の一部分を拡大してみることが多く、操作性が良ければ大いに期待したいところです。

 表記していませんが、D5300・D5500・D7100・E-PL7の画像センサーはローパスフィルターレス。上位機のD7100とセンサーだけなら大差無いようですが、かつてのD90とD5000と似たような関係でしょうか。

 それにしてもD5000と比較すると小さくなったものです。モニタは大型化しているのに140gも軽くなるとは。ただコンパクトさを取るならどうやってもマイクロフォーサーズ機にはかないません。レンズ含めた大きさ・重さで比べると2/3くらいに収まるはず。

 そのうち買った人のレビューが上がってくるでしょうから、しばらく情報収集です。

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2015年01月22日

組立天体望遠鏡用木製架台

 「組立天体望遠鏡用木製架台」を購入しました。アストロアーツ扱いで、税込み2,980円(2015年1月現在)。星の手帖社の天体望遠鏡キット「組立天体望遠鏡」鏡筒用のフリーストップのフォーク式経緯台です。
 木製品なので、てっきりキットかと思い込んでいたのですが、完成品の形で届きました。

 「組立天体望遠鏡」(15倍)を取り付けるとこうなります。鏡筒の直径が架台の幅にピッタリ。また鏡筒前後のバランスも取れています。気持ちよく振り回せて、対象天体付近での微調整も難なくこなします。部屋の窓から木星を見ましたが、ささっと導入して、ピタッと停めて、ガリレオ衛星もきちんと見えました。

 最大仰角はこのくらいで天頂は向きません。ただフォーク式経緯台は天頂付近の操作が難しいのと、組立天体望遠鏡に天頂プリズムがないことを考えると実用上は問題ないと思います。

 [左写真]水平軸の台座側には敷居スベリが貼ってあります。中央のネジ部にバネが仕込んであって、自重とバネの力で上から押さえ込んでいます。バネはもう少し強いほうがよいのではないかと思ったのですが、使用した範囲では問題なかったです(まだ一日だけですけど)。抑えの力が強いと滑りが悪くなるので、調整の上なのかもしれません。
 [右写真]垂直軸は木の摩擦だけで制動。鏡筒の前後のバランスが取れていれば問題なく停まります。

 水平軸・垂直軸とも固定のクランプはなく、完全にフリーストップです。

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2014年12月21日

機材偵察

 梅田の協栄産業とヨドバシカメラへ。今回は見てくるだけ。

 まず赤道儀。ビクセンのAP赤道儀、フリーストップかつ微動付きなのは観望と相性がよく、小口径屈折の観望メインに使うのなら選択肢になりそうです。システムチャートは複雑ですが、組み上がったものを買えば煩わしいこともないはず。惜しむらくは値段が高過ぎること。GPD2赤道儀より高いのはエントリークラスのラインアップとしてはつらいところ。

 ということで私が使うのならGP2+赤経モータのセットですが、これもコントローラと三脚つけると8万円くらいになります。ただ私が赤道儀を使う機会は年に数度なので、同じ金額使うならカメラを買い足したほうが使用頻度高いよなと考えてしまったり。
# マイクロフォーサーズの新型機のレンズキットが買えてしまう。

 とりあえずアンテナ張っておくのは大切。うん。
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2014年12月18日

赤道儀検討

 天文趣味は長いのですが、現在手元にある赤道儀はポータブル赤道儀(ポタ赤)のナノ・トラッカーだけです。
 ふだんは観望中心で、写真も月や固定撮影の星野/星景なので、経緯台とポタ赤で間に合っています。

 たまに困るのは天文現象の時。
 昨年(2013年)のアイソン彗星はミニボーグをナノ・トラッカーに載せて追尾する荒業で凌ぎましたが、操作性は劣悪で歩留まりも良くありません(そもそも無茶)。
 それから月食を経緯台で連続撮影すると月の向きが変わってしまうので、あとでレタッチソフトで回転補正することになります。これはこれで面倒。

 ということで赤道儀を買い直そうかと思ってはや一年。
 載せる鏡筒はボーグ77EDIIまたはミニボーグ60。モータは赤経だけあればよい。直焦点の星雲・星団を本格的にやる気はないので追尾精度はそこそこで可。自宅から徒歩で観測地へ持ち運ぶので重量は軽いほうがよい。

 というあたりで候補を絞ると、ビクセンのGP2赤道儀が無難。GPD2はオーバースペック。
 ただGP2は操作性の面で痒いところに手が届かない感があって、慌てて買うほど切迫感もないので、棚上げしているうちに製造中止。

 新型のAP赤道儀が出るのもアナウンスされていたので、いっそ痒いところも改善されているといいなと思って待っていました。

[天文機材関連]AP赤道儀発表星のつぶやき

 AP赤道儀の評価(発売前)は上記の記事が詳細です。
 コンセプトは私の欲しいものに近いのですが、とにかく値段が。赤経モータを付けたAP-SM赤道儀セットが110,500円(税別)。三脚と極軸望遠鏡を合わせると153,000円(税別)。搭載重量などはエントリークラスの位置づけですが、なんぼなんでもこれは。
 参考までにGP2赤道儀に赤経モータ・三脚・極望をセットした協栄産業のGP2追尾撮影スターターセットが95,000円(税別)。
# GP2が安すぎたという話はあるのですけど。

 ちなみに海外製の同クラスの製品では、二軸モータ・三脚・極望をセットで6万円前後。
EQ3GOTO赤道儀シュミット
 太刀打ち出来ん。
# これはこれでGP赤道儀の設計を元にしている雰囲気を感じます。

 まあ、しばらくは様子見ですね。GP/GP2の中古を探すのも手かもしれません。
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2014年10月13日

L字アダプタ自作(1年ぶり2度目)

 コロラド・PST太陽望遠鏡は、架台固定用に下面に1/4インチのカメラネジが切ってあります。カメラ三脚には載るのですが、カメラ用の雲台は微動がついていないものが多く、太陽を追尾するにはちょっと不便です。
 一報、ポルタ経緯台やNewKDS2マウントなど、天体望遠鏡の経緯台として一般的になりつつある片持ちフォーク式経緯台は、ビクセン規格のアリガタ・アリミゾで、PST太陽望遠鏡を直接には搭載できません。

 というわけで工作です。なんか前にもつくった気がするけど、きっと気のせいだ。
 実は以前持ってた鏡筒についていたアリガタのパーツが手元に残っていたのです。せっかくなので有効活用。

 ポルタ経緯台に搭載するとこんなんなります。
 無骨ですけど、この場合、頑丈なのが第一ですから。このタイプのL字アダプタ、購入すると一万円弱しますが、今回はアリミゾを使いまわしたので、千円ちょっとで作っています。自作の余地が生きるところ。

 ついでにポルタ経緯台もデコってみました。宇宙っぽい柄のマスキングテープ巻いただけですけど。
 男子的にはこれが精一杯。
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2014年06月17日

次期デジカメ(構想段階)

 現在使っているニコンD5000は2009年7月に購入したもの。まもなく5年になります。ぼちぼち後継機を検討してもよい頃合いです。下表はこれまで使ってきたデジカメの一覧。5年使ったのは歴代最長記録です。

機種名使用開始〜終了使用期間修理回数
Canon PowerShot A702003.12〜2007.124年1ヶ月4回(保証期間内2回・リコール2回)
Canon PowerShot A650IS2007.12〜2010.12年2ヶ月2回(保証期間内1回・無償対応1回)
Nikon D50002009.7〜Now5年1回(リコール1回)
FUJI FinePix F200EXR2010.1〜2012.72年6ヶ月0回
※Apple iPhone4S2011.10〜2013.112年1ヶ月1回(無償対応1回)
※Apple iPhone5s2013.11〜Now0年7ヶ月0回
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2014年03月08日

ビクセン展示会(大阪)

 光学機器メーカー「ビクセン」の展示会が梅田センタービルで開催されました。
 天体望遠鏡の展示会はかつて日本望遠鏡工業会の主催で「日本望遠鏡・双眼鏡ショー」が行われていましたが、2003年に終了。現在はカメラを中心とした展示会の「CP+」にいくつかのメーカーが出店しています。いずれにせよ関東のイベントで、関西で一般ユーザー向けの展示会があるのは珍しいことです。

 今回面白かったのは参考出品の新型赤道儀。大きさはGP2赤道儀相当といったところ。展示用のスケルトンモデルではエネループ乾電池が見えていますが、モバイルバッテリーでの駆動も可能(ただし稼働時間は外気温によって大幅に違うので現時点では明言できないとのこと)。

 これがバラバラにバラせます。面白いのはクランプなしのフリーストップ式という仕様。同社のポルタ経緯台は既にフリーストップ式ですが、赤道儀もついに。攻めてます。
 赤道儀といえば写真撮影が前提にあるように思えますが、直焦点で星雲・星団を狙う人はSX2以上を選ぶ(ような気がする)ので、GP2クラスだと観望に振ってもよいのかもしれません。GP2/GPD2はモーターが付いた状態だと手動操作がやりにくいので(クラッチがオプションですし)、観望中心で使うならフリーストップ式はありかと思います。
 撮影にしても月・惑星ならフリーストップでも問題ないでしょうし、星雲・星団を狙うにしてもデジタル化で露出時間短く抑えられるようになりましたし。
# クラッチつけてないGP2でモーターの電池が切れると身動きとれずに泣きます。

 赤緯側のモーターユニットはオプションになりますが、電気系統も接点も本体に内蔵されているので、コントローラーへの接続ケーブルは赤経体につながっているもので事足ります。GP2/GPD2は赤経と赤緯と2つのモーターから2本ケーブルが伸びて煩雑だったので、ずいぶんすっきりします。

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posted by ふくだ at 23:46| Comment(2) | 機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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