塩屋天体観測所の雑記帳はhttp://stelo.sblo.jp/に移転しました。
今後はこちらの旧サイトを更新しません。引き続き移転先でよろしくお願い致します。
(2015.5.22 管理人 記)

2012年12月01日

BORG片持ちフォーク式赤道儀修理待ち

 BORGの片持ちフォーク式赤道儀(という名の微動雲台)を10年来使ってきたのですが、動きが渋く感じたり、水平と垂直でツマミの感触が違っていたり、細かいところで不調をきたしていました。

 つい先日は、水平微動の軸を押さえている樹脂製のワッシャが劣化して脱落。垂直微動側のワッシャは残っているのですが、すでにヒビ割れていつ壊れるか分からない状態。
 このワッシャが取れると、ウォームギアの遊びが大きくなり、微動ツマミを半回転回さないと、歯車が回ってくれません。ガタは出ないので使えなくはないのですが、素直に動いてくれないので使っていて気持ちが悪い。

 11月半ばにメーカーに問い合わせたのですが、ユーザー側での調整は不可能で、修理対応は年明け以降になるとの返答。
 仕方ないのですが、うちで他に使える架台はフリーストップのテレビューF2経緯台だけ。観望にはよいのですが、撮影には微動があったほうが何かと便利。困ったものです。

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2012年11月29日

バーティノフマスク

 ピント合わせの補助具として「バーティノフマスク」という道具があります。
 対物レンズの前面に、3方向に角度をつけたスリット入りのマスクを置き、スリットによる回折像でピント位置を判断するというもの。

 京都の望遠鏡屋さん、国際光器のサイトに説明があります。
 http://www.kkohki.com/products/bahtinovmask.html

 面白そうだけど、けっこうなお値段だな。でもこれは自作できそうだ、と思って検索すると、製作例がたくさんありました。よろしい、ならば工作だ。

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2012年11月17日

miniBORG60EDナノ・トラッカー仕様

 ナノ・トラッカー赤道儀を発売直後に購入していたのですが、出番がないままでした。やっとこ重い腰を上げて、パーツを揃えて、想定していた形に組上げました。
 ナノ・トラッカーは本来、星野写真を撮るためのポータブル赤道儀ですが、BORGの片持ち式フォーク赤道儀(という名の微動雲台)を搭載し、そこにミニボーグ60EDを載せます。三脚とはアングルプレート35IIを介して接続。

 観望時はもっぱら経緯台専門の私ですが、大勢で星を見るときは、モータードライブで星を追尾できたほうが何かと楽です。とはいえ、移動は公共交通機関利用を旨としているので、重くなるとしんどい。ナノ・トラッカーが出た時、これだ!と飛びついたのでした。

 追尾精度は充分で、大まかに北の方角に合わせただけでも、80倍で5分以上視野の中央部に留まってくれます。きちんと極軸を合わせればもっと行けるはず。

 一方、ピント合わせで鏡筒に触ったり、微動のツマミを回した時の振動が収まりにくいのは欠点。低倍率なら気になりませんが、80倍かけた時は振動が収まるまでしばらくかかりました。
 鏡筒と赤道儀の重量をアングルプレート1枚で受け止めているので、振動を吸収しきれないのでしょう。
 頑丈な雲台でナノ・トラッカーを保持すれば解決すると思うのですが、軽さとトレードオフで致し方ないと割り切っています。揺れが収まってしまえば、追尾時は静かに星を追ってくれるので、待ち時間が生じる以外は観察に支障ありません。

 メリットは軽さとコンパクトさ。コーワの木製三脚とのセットで5.6kg。鏡筒回りと赤道儀の合計で2kg強なので、軽い三脚と組み合わせれば5kgを切ります。
 工具なしでここまで分解できるので、三脚を別にすればリュックに余裕で収納できます。
 いろいろ楽しみ。

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2012年11月15日

ブロアー買い換え

 レンズのお手入れに欠かせぬブロアー。このたび買い換えました。

 レンズのメンテナンスについては、ニコンのサイトの「レンズのお手入れ」が動画付きで参考になります(Flashを使っているので環境によっては表示されないかも。ぜひHTML版を作って頂きたいです)。

 手入れの手順を大まかに書くと、ブロアーでホコリを飛ばして、クリーニング液を浸したペーパーで汚れをそっと拭い取る、という流れ。
 私はクリーニング液は無水エタノール(薬局で売ってます。消毒用とは別物なので注意)、ペーパーの代わりに脱脂綿や綿棒を使っていますが、基本は同じ。

 今回買ったブロアーは、UNのジャンボハリケーンという製品で、ニコンクリーニングキットプロにセットされているのと同じもの。

 今まで使っていたブロア(左)と並べてみましたが、メーカー違いながら、寸法も吹き出す空気の強さもほとんど同じでした。
 ただ、古いものは経年劣化でゴムが硬くなり、握るのに力が要ります。消耗品ではないにせよ、それなりに交換が必要な物なのだと改めて認識した次第。
# 古いブロアーは何年使ったかなぁ。いつ買ったか覚えていないからたぶん10年くらいか。
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2012年10月30日

懐中電灯 LED LENSER P14

 夜空の星を案内するときに、懐中電灯の光束を使うことがあります。
 最近は高輝度LEDを利用した懐中電灯も登場し、より効果的に光束を飛ばすことができます。
# 夜空の光を向けるので、周囲の観望や撮影の妨げにならないよう注意が必要です。

 数年前から話題になっていたのが「LED LENSER P17」という懐中電灯。遠方を照らす長距離ビームと、広範囲を照らすサークルビームを切り替えるようになっています。星見で使うのはもちろん長距離ビーム。花北観望会に持ち込まれた方がいましたが、光束は都会の明るい空でも十分、視認できます。単一電池3本使用で、長さは315mm、電池込みの重量799g。そのまま武器になりそうな大きさと重さが難点といえば難点。

 同じく花北観望会で見せて頂いたのが、「Ultra Fire UF-007」。サイズは普通の懐中電灯並みながら、光束はLED LENSER P17に匹敵するとのこと。追記)2012年10月現在の現行モデルはUF-009とのこと。カタログ上の長さ155mm、重さ記載なし。
 難点は電池。CR123Aリチウム電池×2か、18650リチウムイオン充電池を使いますが、CR123Aを使い潰すのは高くつきますし、18650はノートパソコンなどの充電池のセルで一般には入手困難(ネットで探せば買えます)。CR123A相当の充電池もネット通販で買えますが、国内規格がなく、海外製造品となります。リチウムイオン充電池は発火事故もあるので、素性が分からない製品は個人的にちょっと怖い。
 でも荷物を小さくまとめたい時、コンパクトさは魅力になりえます。

 私が使っているのは「LED LENSER P14」。冒頭のP17の弟分で、長距離ビームとサークルビームの切り替え付。カタログ上はP17より5%ほど暗いのですが、花北観望会での実使用では遜色ありません。
 長さは205mm、電池込みの重量383.5gと、前述のUF-007/009より一回り大きいのですが、携帯には困らないサイズ。
 電池は単三電池4本なので、充電池の代名詞エネループの利用も可能。どこでも調達できる安心感はこちらのほうが上。
# 単四電池4本使用のP7というモデルもあります。こちらは全長133mm・重量192gとコンパクト。

 これらの懐中電灯、星空案内だけに使うぶんにはさほど電池が減りません。私のP14も買ってから一年経つのに未だに電池を変えてません。電池の入手のしやすさはさほど気にしなくて大丈夫かも。

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2012年10月29日

眼鏡更新

 度の強い近視持ちなので、日常生活では眼鏡常用者です。
 普段掛けの眼鏡と、星見用の遠用眼鏡を2つ持っています。星見用眼鏡は度の強いレンズをいれて遠くにピントを合わせやすいようにしています。見える星は1等級違います。この差は大きい。

 星見用眼鏡はプラスチックレンズで、10年使っている間にコーティングが剥げてきました。実は5年ほど前から剥げが始まっていたのですが、使用頻度は低いし、使用中は気にならないので、目をつぶってきたのが本当のところ(なんか変だなこの形容詞)。とはいえ、傍目にコーティング剥がれの変色が目立つようになって、そろそろ我慢も限度額。

 一方、常用眼鏡は、アスファルトの路面に落としてレンズの縁が欠けてしまいました(こちらはガラスのレンズ)。実用上は問題ないのですが、常用だけにちょっと見栄えが……3ヶ月も放置して見栄えがどうとか言える立場にないのですが、ずっと気になっていまして、合わせて作りなおしました。

 常用眼鏡はフレームごと新調。星見用眼鏡はレンズだけ交換。今回はガラスレンズにしました。
 しかし10月半ばに更新して2週間以上経つのに、誰も眼鏡が変わったことに気付かないのはなんでなんだ。
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2012年10月28日

Carl Zeiss 10×40B/GA ClassiC・その3

 見え方は前に書いたとおり、ニコン・モナーク(初代)10×42と比べると「くっきりはっきり」です。

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Carl Zeiss 10×40B/GA ClassiC・その2

 第二次大戦後のドイツ分割に伴い、カールツァイス社も東西に分断されました。創業地イエナは東独領となり東独ツァイス・イエナ社に、西側へ移った技術者達によってオーバーコッヘンに西独ツァイス社が誕生。その後、ドイツの再統合に伴い、東西ツァイス社も一つの企業体に戻ります。
 プラネタリウムでは、大阪のModel IIは戦前のツァイス製、明石のUPP23/3と旭川・岐阜のZKP-1は東独ツァイス・イエナ製、五島や名古屋のModel IVは西独ツァイス製。そして現在の旭川・名古屋・宗像の投影機は再統合後のツァイス製です。

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Carl Zeiss 10×40B/GA ClassiC(10×40B/GA T* Dialyt)

 双眼鏡が一台増えました。Carl Zeiss 10×40B/GA ClassiC(10×40B/GA T* Dialyt)。Made in West Germany。
 身分不相応ですが、実は2〜3年前に知人から譲り受けたものです。使用に耐える状態ではなく、直して使うのならどうぞ、というものでした。ワクワクしながら受け取ったのですが、なるほど。覗いてみると視野は白濁し、レンズも汚れ、左右の光軸もずれ、ピントリングが固まって回らず、つまり素人が手を出せる状態ではありません。
 そのままお蔵入り状態でしたが、先日思い立って、東京のツァイス日本法人に現品を送り、修理見積りを依頼しました。左右ともプリズムの交換が必要で、部品代込みの見積り額は税込6万円強。ちょっと迷ったのですが、思い切って修理しました。
# ちょっとじゃなくて一晩迷いました。簡単に出せる額じゃない。

 一ヶ月後、同じ双眼鏡とは思えぬ、ピカピカの姿になって戻って来ました。
 対物レンズを覗きこむと、プリズムだけでなく、光学系を全部入れ替えたのではないかというような透明感。鏡筒内部の徹底的なつや消し処理が際立ちます。
# あとで確認したら、プリズム以外もいろいろ交換して頂いたそうです。元の部品のほうが少ないんじゃないか?

 さっそく外の景色を見てみると、びっくりするくらいに明るい。これが4cm級の双眼鏡の視野!? コントラストも強く、対象物がくっきり見えます。
 手元のニコン・モナーク10×42と比較してみると、「よりくっきり、よりはっきり」という印象。覗き比べてみると、モナークで見えなけどツァイス10×40ClassiCで見えるというほどの差はありません。でも同じ対象を見る場合、ツァイスのほうが見やすい。うーむ、さすがだ。
# モナークも中級機なので、基本性能は実用上十分な水準の双眼鏡です。

 棚に飾っておく気はないので、どんどん使っていこうと思っています。
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2012年09月17日

双眼鏡あれこれ

 友人が双眼鏡を買ったというので尋ねてみたら、どうやらビクセンのニューフォレスタ8x42らしい。
 あら〜いいもの買いましたね。このクラスの中級機はまずハズレがありません。
# このクラス=2万円代後半から3万円台の口径4cm級・倍率7〜8倍のダハプリズム式双眼鏡。

 とはいえ、ニューフォレスタは覗いたことがないので、細かいことは分かりません。
 レビューを掲載しているサイトを探してみたら、昔チェックしていたサイトは、ほとんどが閉鎖か更新停止状態。あら。双眼鏡はそう何台も買うものではないので、私も情報を追わなくなって久しく、ぜんぜん気づきませんでした。
 2000年前後に双眼鏡を扱うサイトが盛り上がった時期があるのですが、双眼鏡は製品数が少ない上にサイクルが長く、レビューのネタも限りがあること、日本望遠鏡・双眼鏡ショーが2003年に終了してしまったことなどなど、いろいろ要因があるのでしょう。個人の興味を10年持ちつづけるのも大変ですし。

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posted by ふくだ at 14:34| Comment(0) | 機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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