夕方の西空で、金星と木星が接近中。接近といっても、地球からの見かけ上、同じ方向に見えているだけで、地球-金星間の距離は0.87天文単位、地球-木星間の距離は5.60天文単位。木星のほうがずっとずっと遠くにあります。
# 1天文単位=地球と太陽の間の距離=約1.5億km。光の早さで8分19秒。
木星は太陽の向こう側。そして金星は地球の内側の軌道を、地球を追い抜くべく、どんどん地球に近づいてきます。
星座をかたどる星は、一つ一つは太陽と同じように自力で輝く星で、光の早さで何年もかかるほど遠くにあるので、見ているうちに相互の位置が変わることはありません。天文学の言葉で「恒星」と呼びますが、この「恒」には「いつも変わらない」という意味があります。
一方、地球とともに太陽系を回る「惑星」は、日毎に位置を変えていきます。普段はあまり意識することはないのですが、今回のように明るい惑星が近くにいると、相互の位置が日単位で変わっていくのが分かります。
惑星の「惑」には「迷う」という意味があり、星座の星々の間をさまよう姿から名付けられたものです。
今回は3月14日が、金星と木星の見かけの最接近。ここしばらくは夕暮れ時の西空に注目です。
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